初節句は喜ばしいもので、みんなでお祝いすることも多いでしょう。
しかし、ここで良く問題になるのが、兜などやこいのぼり、五月人形などの五月飾りを誰が買うかということです。
直前でもめるとごたごたしてしまい、お祝いどころじゃなくなってしまいますので、早めに決めておいた方がのちのちの後悔や溝にならずに済みます。
そうならないためにも、どうするのか夫婦間で方針を決めて、両家のご両親に伝えるようにしましょう。
こどもの日の兜は誰が買うの?地域によって違う!?
実は、五月飾りや雛人形などを用意する人は地域によって違うため、お互いの地域が違うと前提にある常識も変わってきますので注意しましょう。
一般的には、五月飾りや雛人形を用意するのは、母方の祖父母のようですが、地域によっては逆のところもあります。
北海道・東北・関東
・男の子の初節句は父方の実家が用意する
・女の子の初節句は母方の実家が用意する
関西・四国・九州
・男の子の初節句は母方の実家が用意する
・女の子の初節句は母方の実家が用意する
大まかに分けるとこのような違いがありますが、住んでいる地域によって細かく違うのが現実のようです。
どちらかの風習に合わせるか、どちらも頼らずに自分たちで用意するのが多いようです。
こどもの日の兜を誰が買うかでもめるケースも!?
この節句の飾りで意外と良く聞くトラブルが、誰がお金を出すかでもめるということです。
初節句はお祝い事なので、もめて後味が悪くなってしまっては、記憶の残り方として残念です。
ではもめたときにどうしたらよいのか、ケースごとに見ていきましょう。
両家の実家に買い手を申し出てもらえたとき
とってもありがたいことですので、お言葉に甘えてしまいましょう!
みんなで買いに行って、両家に折半して頂いてもいいですし、兜とこいのぼりで分けて負担して頂くのでもいいですね。
その他にも、夫婦で好きなものを買って、その代金を折半していただくという方法もあります。
片方の実家のみ申し出てもらえてとき
この場合もお言葉に甘えさせていただくのが一番ですが、それによって両家の不満や溝にならないように注意しましょう。
自分たちで好きなものを買いたいとき
買っていただく場合、やはりある程度はお金を出す側の意向を汲み取る必要がありますが、デザインやサイズなどを自分たちの好きに選びたいときは、やんわりと申し出を断る方がスマートです。
自分たちで目星をつけたものがあることを先に伝え、こどもに自分たちで贈るつもりであると意思表示をしておく方がもめずに済むでしょう。
お下がりを譲り受けるとき
父親や兄弟などのおさがりを譲り受けるときももめやすいので注意しましょう。
夫婦のどちらもお下がりが気にならないようなら、ありがたく頂戴しましょう。
サイズなどの確認も先にしておくと、実際にいただいた時の置き場や収納場所に慌てずにすみます。
逆に、お下がりが気になる場合は、どうやって断るか考える必要があります。
ストレートに「お下がりはちょっと気になるので、自分たちで購入します」というのもありですが、断りにくいときは、「壊したら大変だから」とか「置いたり収納したりするスペースがないから」と少しオブラートに包んで、「実家で飾っていただければ嬉しいです」というように伝えましょう。
まとめ
端午の節句も桃の節句も、根っこにあるのは「子どもの健やかな成長を祈る」ことだと思います。
鎧もお雛様も用意するのが一般的ですが、単なる風習ですので、一番大事なのはその気持ちだと思います。
みんなで集まって、これからの成長を楽しみしながらお祝いするのが理想です。
そのために、誰が用意するかでもめないようにしましょう。
大切なハレの日に水を差さないように、先に夫婦で話っておき両家に伝えるのがおすすめですよ。