皆さんは立ちくらみやイライラしやすいなど感じたことはありませんか?
「最近とても頭痛が激しくてよく眠れない。」
「顔色が悪いって上司に言われる。」
このような経験がある方はもしかすると“貧血”が原因かもしれません。
今回は、貧血症状で起こりやすい吐き気の原因についてお話ししていきます。
貧血症状で起こる吐き気の原因とは?
そもそも貧血とは、酸素を供給する血液内のヘモグロビンという物質が減少することで酸素が循環しない現象のことを言います。
また口で呼吸した酸素が循環しないことで、脳や各器官に酸素が行き渡らず、正常にそれぞれの機能を低下させてしまうことになります。
この現象が貧血で症状が出る構造なのです。
貧血の症状の中でひどいものの例に「吐き気」が挙げられます。
吐き気は基本的に2つの原因から症状が出ると言われています。
一つは酸素が行き渡らないこと、2つ目は鉄分が不足していることです。
酸素が行き渡らないことでは、全身の器官が酸素不足になり体温を下げてしまいます。
体温が下がってしまうことで、身体は最低限の活動しか動けなくなってしまうことにつながってしまうのです。
そして鉄分の不足では、酸素を血液内で運んでくれるヘモグロビンが増えず、効率よく酸素を供給してくれません。
このように鉄分の不足とそれに伴う酸素供給が減少してしまうことから、貧血になってしまい、「吐き気」につながってしまうということができます。
貧血症状で起こる吐き気の改善策は?
ではこの貧血を改善する方法はないのでしょうか?
実は決してそんなことはありません。
実は主に三つの方法を活用することで貧血からの吐き気を改善することができるんです。
改善策その1
貧血の吐き気を改善する案の一つ目は、鉄分を十分に摂取することです。
普段の食事や料理に鉄分の多い食材を意識的に取り入れるだけで、改善につなげることができます。
鉄分の多い食材には、ほうれん草やレバーなどがあります。
「でもなかなか鉄分の多い食材を買うのは面倒だし。」
このように感じた方もいらっしゃるかもしれません。
その場合はサプリメントなどを活用するのも一つの方法でしょう。
改善策その2
貧血の吐き気を改善する案の2つ目は、運動をすることです。
運動を定期的に取り入れることで、体温を上げることができます。
また有酸素運動は定期的に酸素を体内に取り入れるので、貧血の原因である酸素不足を解決することができます。
「運動が大事なのはわかるけど、なかなか運動する時間を取れないしな。」
このように感じた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、通勤や通学など普段の生活内で身体をなるべく動かす努力でも改善されることがあります。
改善案その3
貧血の吐き気を改善する案の三つ目は、入浴することです。
入浴する時間を長く取ることで、体温を上昇することができます。
「時間もなくてシャワーに入るのが面倒だな。」
このように感じた方も多いかもしれません。
しかしながら、体温を上昇させリラックスできる環境を確保することが大切です。
なるべく意識的に湯船に浸かるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
貧血による吐き気の原因について知ることができたのではないでしょうか?
普段なかなか症状を感じにくい貧血ですが、放っておくと疾患を患ってしまうこともあります。
定期的な運動や食事を改善することは貧血だけではなく、そのほかの生活習慣病を改善するきっかけにもなります。
ぜひこの記事を参考に貧血改善に向けて取り組んでみてください。
そして最後に症状がひどい場合は、病院へ行って診断を受けることを忘れないようにしましょう。