今や歯槽膿漏は現代病ともよばれる歯の病気の一つです。
歯槽膿漏は生活習慣によって進行する事もある、
凄く恐ろしい病気とも知られていますよね。
「聞いたことはあるけどよく知らない・・・」
なんて方も多いのではないでしょうか?
もしかしたら、あなたはすでに歯槽膿漏になっているかもしれませんよ!?
しかも、周りの人に、
「この人・・・口がクサイ!!」
なんて思われてるかも!?
一刻も早く歯槽膿漏の臭いを発していないか確認してくださいね!
歯槽膿漏の臭いを自覚する方法
「口が臭い人・・・」
なんてレッテルを貼られるのは嫌ですからね。
その為にも自分自身の口臭をしっかりと確認する事も大人としてのエチケットです。
ここで、いくつか口臭を確認できる方法をご紹介致します。
口の前を自分の手で覆って息を確認
この方法は、多くの方が行っている方法かと思います。
道具は何も必要ないので簡単で場所を選ばない方法でもあります。
ただ自分の臭いに慣れてしまう人もいるので少し確実性に欠けます。
特に歯槽膿漏になっている人は、自分の口臭に疎い可能性があります。
確実に確認したい方はデータとして口臭を数値化するグッズを試してみてくださいね!
口臭を確認できる道具「口臭チェッカー」
タニタ ブレスチェッカー HC-150M PK |
ブレスチェッカーや口臭チェッカーは薬局や雑貨屋、インターネットなどで購入できます。
色んなメーカーから発売されていますので、いろいろと検討してみてくださいね。
臭いレベルを数字で確認できる道具ですが、メーカーによって反応レベルも様々ですので・・・。
中でもタニタのブレスチェッカーは6段階の数値で判別するわかりやすさが人気ですよ。
ちなみに、ブレスチェッカーは上限回数や使用年数が決められているので、説明書に従って使用してくださいね!
人に嗅いでもらう
これが一番確実な方法です。
結局、人に嗅いでもらって臭いを判定してもらえれば、すべて解決しますので…。
ただ、なかなかそういった相手がいない場合も多いですよね・・・。
そういう場合は次の方法を試してみてくださいね!
自分の腕を舐めて臭いをかぐ
これはある程度、経験が必要になってきます。
歯槽膿漏じゃない場合でも、自分の腕を舐めて臭いをかぐとクサイですよね・・・。
でも、正常な場合の臭いって唾の臭いなんです。
ぬかのような臭いがするはずです。
でも、歯槽膿漏の場合は、腐った腐敗臭がするので、臭いの系統が違ってくるのです。
これによって自分が口臭を発しているかどうかの判別ができます。
ただ・・・。
唾液も結構クサイので慣れないうちは勘違いしやすい方法ですけどね(笑)
そもそも歯槽膿漏とはどんな症状?
一言で簡単にご説明すると、歯茎の腫れや炎症が原因で歯茎がやせ細り、歯がむき出し状態になる症状のことです。
歯周病という言葉は歯磨き粉のCMなどでよく使われているのでご存知の方も多いのではないでしょうか?
その歯周病が悪化したのが歯槽膿漏というわけです。
歯槽膿漏になると歯がぐらぐらしたり、口臭がきつくなります。
さらに歯ぐきからの出血・腫れ。
その他には痛みを感じたりもします。
悪化すると痛みがひどくて日常生活が送れないレベルになります。
成人の約8割は歯槽膿漏にかかっているとも言われるのですが、歯の磨き方や生活習慣でも大きく変わります。
歯槽膿漏の状態を悪化させるのも良くするのも自分次第でどうにでもできる歯の病気なんです。
歯槽膿漏ってどんな臭い?
歯槽膿漏が悪化すると・・・
「腐った玉ねぎ」
「生ごみ」
このような匂いを放ちます。
簡単に言っちゃうと、
「腐敗臭」
ということです。
人間がもっとも生理的に嫌う臭いですね。
そんな臭いが会話している自分の口から漏れ出ていたら・・・。
考えるだけでもゾッとしますよね?
さらに歯槽膿漏の臭いと言うのは
自分ではなかなか気づけない口臭です。
なので、しっかりと原因を理解して日頃から対策することが重要ですね。
歯槽膿漏の臭いの原因
歯槽膿漏の物質
歯槽膿漏の親となる物質は強烈な匂いを放つ物質。
「メチルメルカプタン」と「硫化水素」という物質です。
このメチルメルカプタンがとても強い匂いを発症させ、匂いの親玉とも言われています。
さらに硫化水素は歯周病菌がえさを分解しているときに発生する臭いと言われています。
歯周ポケット
やせ細った歯茎と歯の間に磨き残したもの等が原因で雑菌がたまり、雑菌を繁殖させる事により匂いを発生させます。
先ほどご説明したメチルメルカプタンは、歯周ポケットの奥にひそんでいると言われているんです。
歯の下の膿
歯槽膿漏が進行し続けると歯を支える骨がとけてしまい、歯茎全体までもを攻撃しその攻撃によって出てくる膿がかなりの強烈な臭いを放ちます。
歯周病は舌にも増殖
歯周ポケットで増殖した歯周病菌は、舌の表面にも移り住みます。
そして舌の表面でも臭いを放つ物質を形成します。
ご自分の舌をみて白くなっている場合は要注意です!
歯槽膿漏の臭いを対策しないと!?
ただの歯の病気と軽く考えてはいけません。
歯槽膿漏が進行する事によって歯がボロボロになってしまう上に、様々な体内部の病気にも密着な関係性がある事も覚えておいて下さい。
①呼吸器
喘息や肺炎の発症や悪化する可能性があると言われています。
②心臓や血管
心臓発作や脳梗塞などの発症リスクが約3倍ほど上がる可能性があると言われています
③子宮
妊婦さんは特に注意が必要な早産リスクが約8倍ほどあがる可能性があると言われています。
④糖尿病の悪化
歯周病があると血糖値のコントロールが、難しくなると言われています。
結果的に糖尿病になるリスクが上がる可能性があると言われています。
主に4つ程を例にあげましたが他にも多く症例もあります。
歯槽膿漏の物質や雑菌が弱った歯茎の中に入り込み血液と共に心臓やその他の臓器へ雑菌が送られてきます。
こんな恐ろしい歯槽膿漏を悪化させない為にも予防と対処をしっかり行いましょう。
歯槽膿漏の臭いの対策法は?
歯槽膿漏は悪臭を放つだけではなく、体内全体にかかわることがわかりました。
それも毎日歯磨きを正しく行っていれば、歯槽膿漏になるリスクもかなり下がります。
①毎日歯磨きをする事
毎日必ず歯を磨くことが重要です。
歯槽膿漏は歯周ポケットが大きな起因でもありますのでその歯周ポケットに雑菌の住みにくい環境づくりが大切です。
②歯磨きはゴシゴシしない
せっかく丁寧に歯を磨いていても、強めに磨いたり歯の毛先が固めの場合には注意が必要です。
歯の毛先で歯茎を傷つけ炎症を起こす可能性もあります。
場合によっては逆に歯槽膿漏の悪化の原因にもなります。
③歯医者さんで歯のクリーニングや歯石をとってもらう
丁寧に歯を磨いていても歯ブラシだけでは取り切れない汚れは必ずあります。
歯医者さんで最低でも3ヶ月に1度は検査も含めクリーニングをする事が重要です。
本格的なクリーニングや歯石除去で、歯周ポケットにある雑菌や臭いの元を取り除けます。
まとめ
歯槽膿漏は現代病です。
歯磨きなどの歯のケアだけではなく、ストレス、アルコール、喫煙、食べ物なども、歯槽膿漏の原因になるのです。
しっかりと歯磨きをして、生活環境や健康バランスを改善することで、歯槽膿漏とは無縁の生活を送りましょうね!
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