3月ぐらいに入ると、よくお墓のCMが流れますよね。
「お彼岸セール」なんて聞きますが、実際にお彼岸の日ってどれくらいあるのでしょうか?
それに1年に2回もお彼岸があるけど違いはあるの?
など疑問に答えていきます!
春のお彼岸はいつからいつまで?
春のお彼岸の時期は、春分の日を真ん中にして前後3日間を合わせた7日間です。
結構長いんですね。
同じように、秋のお彼岸も前後3日間を合わせた7日間。
ちなみに、春分の日って毎年違う日付なのはご存知でしたか?
2015年は3月21日、2016年と2017年は3月20日、2018年は3月21日となっています。
3月20日か21日という感じですね。
春分の日が毎年違うことを知っている人って意外と少ないんですよね。
私なんかは
『3月の祝日は1日だけか。土日とくっついて連休にならないかなぁ』
ぐらいしか考えていないです。
春分の日というのは、毎年2月1日に国立天文台が国と相談して決めています。
決して「この日休みたいから休日にしよう」という悪い決め方ではないので安心してください。
さて、その春分の日の決め方ですが、天球や黄道、天の赤道が関係しています。
細かく言うとあれこれ小難しい理科の話になるので簡単に説明しますね。
地球の周りをぐるぐる回る天球と太陽の通り道の黄道、そして地球の赤道の延長線上がいい感じに交わった日が春分の日です。
そしてその反対側にあるのは秋分の日です。
とてもざっくり説明してみました。
天文学が苦手な方は簡単に春分の日がわかる計算式もあります。
Excelに『=INT(20.8431+0.242194*(年-1980))-INT((年-1980)/4)』を打ち込んでみてください。
そうすると簡単に答えが出てきますよ。
「ちょっと想像がつかない」「もっと詳しく知りたい」という場合は、国立天文台のホームページに詳しく載っていますので見てみてくださいね。
また、なぜ春分の日が毎年違っているのかというと、それは1年の長さが影響しています。
1年=365日というのが当たり前なんですが、実は正確には1年=365日以上366日未満なんです。
365日のほかに数時間ほど余る感じなんですね。
でも、毎年毎年その数時間をずらしていくのは大変です。
そのずれを調整すべく登場するのが…4年に一度の『うるう年』。
この年に今までずれた時間を調整して、うまく1年=365日を守っているわけなんです。
国立天文台ってすごいですね。
春のお彼岸と秋のお彼岸の違いって何?
お彼岸になるとお墓参りをするという人が多いですよね。
春分の日と秋分の日の祝日を利用して行っている方が多い気がします。
春も秋も共通して行う墓参りですが、違いなんてあるのでしょうか?
唯一違いがあるとしたら、お供え物です。
春のお彼岸にはぼたもち、秋のお彼岸にはおはぎをお供えしますよね。
春には収穫をもたらしてもらう為にぼたもちを、秋には収穫を祝い感謝しておはぎを作ってお供えするようになったと言われています。
ちなみに、ぼたもちとおはぎの違いってご存知ですか?
あんこが、こしあんなのか粒あんなのかの違いだけです!
意外とあっさりした違いですね。
私は恥ずかしながら大人になるまで違いがわかりませんでした…。
餅の上にあんこが乗っているもの=あんこもち(ぼたもちとおはぎは一緒)っていう認識です。
意外とそういう人って多いですよね?
どちらも私は好きなのですが、最近だとあまり気にせずにぼたもちやおはぎをお供えしている人も多いようですね。
違いをあまり気にしない人が多くなったからだと思われます。
また、お店でも同じものを売っているところも増えましたよね。
ちなみにお墓参りのお線香の上げ方をきちんと知らない人ってかなり多いので、こちらの記事もぜひ参考にしてくださいね!
⇒お墓参りのお線香のあげ方!本数や束は!?知っておきたい豆知識!
まとめ
いかがでしたか?
春分の日は天体の影響で日付が変わることがわかりましたね。
また、春のお彼岸と秋のお彼岸もそんなに違いがありませんでした!
お彼岸の日は、お墓参りをしてきちんとお供え物をしましょうね。