お盆の季節が近づいてきました。
地域によって決まりが違うこともあり、お盆はなかなか面倒、かつ気を使う…と言う方も多いのではないでしょうか。
中でも、お供え物は特別気を使いますよね。
一体何を送れば失礼にならないのか、どうせ送るなら喜んでもらえるものの方が良い…などなど、悩みの尽きないお盆のお供えものについて、まとめてみました!
喜ばれるお供え物あれこれ!
お供え物は、お線香、お花、蝋燭などの灯明、浄水、飲料といった、「五供(ごく)」という精神のもとに成り立っているそうです。
また、「お供え物を送るほど生活にゆとりがあり、そのゆとりをもたらす周囲に感謝をする」という仏教の教えも、お供え物の中には含まれています。
つまり、お線香、お花、蝋燭、浄水、飲料などを基本とし、かつ感謝を表し喜んでもらえるもの、というのが正しい「お供え物」というわけです。
…と、理屈が分かったところで、五供にのっとり、喜ばれるお供え物をご紹介します!
焼き菓子
老若男女、間違いなく喜ばれるのが焼き菓子のセットです!
日持ちがして、小分けにできるというお供え物の条件をクリアーしていて、かつ小さい子供も喜んでくれるので、まさにマストバイ!
果物
お供え物の定番、果物です!
喜ばれることも多いですが、夏場は傷みやすいので、賞味期限などしっかり確認してから購入しましょう。
水ようかんやゼリー
夏に喜ばれる水菓子は、見た目も涼しげで好感度大です!
ゼリーを選ぶ場合は、色が派手すぎないものを選ぶように気をつけてくださいね。
カステラ
お供え物の中でも定番!
切っていないカステラもありますので、お供え物に選ぶときは、分けやすい小包装のものを購入するのがオススメです。
かりんとう
お年寄りが喜んでくれる上、子供も食べられて、かつ小分け包装というかりんとうも人気のお供え物です。
最近はちょっと変わった味のついたものも発売されているので、一度さがしてみてください♪
落雁
優しい色合い、可愛い形でお供えするには抜群の落雁。
味はただただ甘いだけ…というイメージですが、最近は驚く程美味しいものがたくさんあります。
お下がりをみんなで食べながら、落雁なのに美味しい!と感動を分かち合うのもいいかも?
お線香
食べ物は賞味期限や、好みが難しくてなかなか決められない…と言う方におすすめなのがお線香のお供えです。
普段はあまり使わないような、高級なものを送ってみると、案外喜ばれることが多いようです。
「小包装」「分けやすい」「日持ちがする」という三つのポイントを守れば、喜んでもらえるお供え物が絞りやすくなるのではないでしょうか。
逆に、お供え物としてNGなキーワードもありますのでご紹介します。
★肉や魚など
★トゲや毒のある花
★生もの
★昆布や鰹節など
肉や魚は殺生に関わるもの、殺生をイメージさせるものであるため、お供え物としては相応しくありません。
トゲや毒のあるお花もお供え物には不向きです。
生ものは、夏の時期であるため避けたほうがいいでしょう。
そして、昆布や鰹節などは慶事に通じるイメージがあるため、故人を偲ぶお盆には不適切です。
お供え物の相場は幾らぐらい?
さて、人気のお供え物がわかったところで、最も気になるのが「お供え物の相場」ですよね。
お盆のお供え物の相場は、3000円から5000円くらいです。
のしは郵送の場合は内のしにしましょう。
のし紙に記入する表書きは「御供」「御供物」とするのが一般的です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ただの手土産ではなく、お盆というデリケートな場でのお供え物は、失敗してしまったら…という気持ちが強くてつい身構えがちです。
ですが、喜ばれる三つのポイントと、NGポイントさえしっかり抑えておけば、あとは「これならみんな喜んでもらえそう!」という気持ちで選んでしまっても大丈夫!
みんなで揃って故人を偲ぶお盆。
一生懸命選んだお供え物で、故人も、みんなも喜んでもらえると嬉しいですね♪