子供の歯科検診で塗るフッ素は危険なの?
フッ素については、賛否両論ですが、本当に危険なのでしょうか?
気になっている人の多いので徹底的に解説します!
子供のフッ素塗布は危険?
これは、歯に塗ると葉の表面が科学反応で硬くなり、歯が溶けにくくなります。
つまり虫歯になりにくくなるという事です。
ちなみにフッ素の効果は子供で60%以上と言われています。
さて、フッ素が危険と言われていますが、それは科学的な物質の組み合わせで有毒物質
にもなるからです。
例えば、ナトリウムや塩素は、単独だと有害物質ですが、この二つを組み合わせると
塩に変化します。
塩は、普段皆さんが使われているもので、取りすぎなければ害にはなりませんね。
フッ素を使用していて死亡例を聞いたことがあるでしょうか?
おそらくないですよね?
つまり適量なら人体への影響もほとんどないという事です。
さらに歯に塗布するのは厳密にいえば、フッ化物です。
フッ化物はフッ素ほどの毒性はありませんし、これも使い方を間違えなければ人体への影響はありません。
幼児にフッ素を塗る必要性
フッ素は、今では、虫歯の予防に良いと言われ市販の歯磨き粉にも添加されるようになりましたね。
歯科医でも予防のために使用されるようになりました。
フッ素には、歯の表面を酸から守り溶けにくくする性質にして、乳児の柔らかい歯を強化してくれる効果があります。
では、子供に使用する量は一体どのくらいなのでしょうか?
1歳から3歳までは、1日0.7mgが適正で1日の摂取量は1.3mgを越えないように
気をつければ大丈夫です。
<年齢別の使用量>
6か月から2歳・・・3mm
3歳から5歳・・・・6mm以下
6歳から14歳・・・ 1cm
15歳以上・・・・・ 2cm
以上の様に年齢別で摂取量がちがうので、年齢に合わせた適正量を覚えておくと安心です。
子供の歯科検診のタイミングはいつから?
一昔前は、<口移し>や<大人が使った箸等で食べ物をあげていた>光景を目にしていました。子供の虫歯の原因は、実は上記のような行為によるものが多かったのです。
子供の口腔内の免疫がつくのは2歳からと言われてます。
免疫がつく前にこの様な行為をすると、虫歯の原因となる菌が繁殖してしまい、結果
子供の虫歯の原因となってしまいます。
虫歯にならないためには、歯磨きはもちろんですが、定期的に検診に行くことで虫歯を
予防することができます。
歯科検診の無料で診察してもらえるのが、1歳6か月と3歳検診です。
自治体によっては無料でフッ素を塗布してもらえる所もあるので、最寄りの自治体に問い合わせても良いでしょう。
歯科検診に行くタイミング
乳歯が生えてきた時期
歯の生え始めはエナメル質が弱い為、虫歯になりやすいのでブラッシングの指導が大切です。
又この頃は、歯磨きに慣れさせる時期でもあります。
上下の歯が生えそろった時期
乳幼児健診がありますが、それだけでは心配な場合は歯科医に受診しましょう。
この頃になると、歯間に食べ物のカスがたまりやすいので、毎日しっかりと歯磨きをしましょう。
生え替わりの時期
歯並びや、生え替わりの為歯の凹凸などで、カスがたまりやすくなり、虫歯になりやすいので、定期的に検診に行きましょう。
また、虫歯になる前には、くすんだ白に変色するので兆候が見えたら早めに受信することをお勧めします。
虫歯以外では、歯並びやフッ素を塗布してもらうのもおすすめします。
まとめ
子供の歯は大人と違い柔らかいので、力任せに磨くと歯を痛めてしまうので注意が必要です。
自宅での予防は、1日1回歯磨き粉をつけてしっかり磨き、仕上げに大人が磨きましょう。
自宅でフッ素いりの歯磨き粉で磨くことも歯を丈夫にし、虫歯予防にもなります。
また、虫歯を作る環境をつくらないように気をつけましょう。
例えば、お菓子などではなく甘味の少ない食べ物を食べる。
ダラダラと食べないように気をつける!
この場合、口腔内が酸性になり虫歯になりやすいからです。
このように、定期的に歯科検診を受診して、フッ素配合の歯磨き粉を適正量で毎日磨くことで
フッ素は安全で虫歯予防や歯の強化になるということなのです。
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