毎日汗水たらして・・・いるかどうかはわかりませんが、頑張って働いて、給料をもらってくる旦那さま。
感謝しなければなりませんね。
とはいえ、実際には旦那さんの給料が低すぎて生活が苦しいという主婦の悩み相談は非常に多いのです。
そして悲しいことに、こんなに苦しいのに何にもしてくれない旦那さんのことを、今は憎くて仕方がないと愚痴を言う主婦のみなさんがいるということも事実です。
確かに、生きていく為にはお金が必要です。
衣・食・住のどれをとっても、お金があるに越したことはありません。
それゆえに、お金が原因で、愛し合って結婚したはずの夫婦のケンカが耐えなかったりいがみ合う姿があるというのは悲しいものですね。
そこで今回は旦那の給料について、そしてこの先、今のままの旦那さんの給料でやりくりしていくことが本当に可能なのかどうかについて考えていきましょう!!
旦那の給料の平均はどのくらい?
つまり、世の中の男性の給料の平均はどのくらいなのか知りたいと思いませんか?
国税庁の調査によると平成27年度の平均年収は、例えば30代前半の男性は438万円、後半なら499万円となっています。
この中には賞与も含まれているため、この平均年収÷12がイコール「平均月給」というわけではありません。
ですが、わかりやすく考える為に単純に12で割ると、30代前半の平均月収はおよそ36万5千円、30代後半の平均月収は41万6千円となりますね。
実際は、賞与を考慮するので、もうちょっと少なく考えてもいいかもしれません。
ただし、この平均値には2つの落とし穴があるので注意してください。
1つは、平均はあくまで「平均」であり、言ってしまえば最高額と最低額の中間値であるという事。
当然ですが平均額に行っていないからと言ってダメという訳ではなく、高給をもらっている人がけた違いの給料をもらっている可能性もあります。
そうなると、平均額はガンガン上がっていってしまいますので、大勢の方が平均額より下回るというのが現状です。
なので、この平均値だけを単純に考えて安易に「あなたの給料って平均以下じゃないの!!」
なんて旦那さんに言わないようにしてくださいね。
平均以上をもらっている人の方が少ないのですから・・・。
そして、もう一つ。
この年収から税金や保険など様々な控除が容赦なく行われた末に、ようやく実質賃金と呼ばれる、物品の購入や生活に必要な経費など各々が自由に使える金額が現れるということです。
この税金がけっこう生活を圧迫しているんですよね・・・
通常、会社員なら年収の約30%程度の税金を収めることになります。
例え400万円を稼いでいても、実際に手元に残る金額としては、300万円を下回るぐらいの年収になってしまいます。
ただ、それは日本で会社員をしていれば当たり前のことです。
職種、賃金形態、住んでいる地域など諸々の条件は各家庭によって違うでしょうが、1つ確かなことは、あなたの旦那さんの給料はこの国を運営していく資金を提供した結果です。
ときには本当にその税金は必要か?本当に税金を正しく使っているのか?と疑問に思うこともあるでしょう。
ですが、最初から相当の金額が目減りしているということは国家が存続していくためにはしょうがないことなのですね。
みんなどうやってやりくりしている?
旦那さんの給料が一般的には多い方なのか少ないほうなのか、それは生活に関する価値観や環境にもよるので、平均値からどのくらい離れていたら高い方だとか低い方だとかの明確な答えは出せません。
住宅ローンや賃貸料が家計の多くを占めてしまう家庭、親と同居または社宅などの理由で「住」に関する費用があまりかからない家庭、料理が苦手で外食やお惣菜が多い家庭などなど、同じ給与金額でも足りている足りていないという結果は変わってきますからね。
では、旦那さんの給料だけでは満足できない、足りていない、ギリギリだ・・・というご家庭の場合、どうやってやりくりして過ごしているのでしょうか。
消極的な手段とはなりますが、まずが家計の見直し、洗い出しがあるでしょう
家計簿をしっかりと作成して無駄の洗い出しをしてください。
家計簿をつけてもお金が増えないと思う人もいるかもしれませんが、家計簿には無駄を洗い出すだけではなく、次のような効果もあります。
・お金を使うことに対する計画性を養うことができる
・貯金の意識が生まれる
何にどれだけ使ってその項目はなんなのか?これを知るだけでもかなり変わってきます。
最近はスマホのアプリでも家計簿アプリが増えているので、お金を使ったらすぐに家計簿として記録することもできます。
給料だけでのやりくりに限界を感じている人は、ぜひ家計簿をつけてみてくださいね!

「もちろん家計簿はつけている!でもやりくりが上手くいかない!」と嘆きたくなる人は、ただつけているだけではなく、解決策を考えているかどうか、何か目標を設置してがんばっているかどうか、今一度見直してみてください。
次に、家計簿での家計の見直しも努力もしている、もっとどうにかやりくりが楽にならないか・・・と悩んでいる場合です。
極論を言ってしまうと旦那さんにもっと稼げる職業に転職してもらうという方法や、 あるいは副業で稼いでもらうというものもあります。
ただ、これにはかなり慎重な判断が必要になります。
万が一、転職してもうまく行かなかったり、降格させられたりしたら・・・。
今よりもひどい状況を生むかもしれません。
副業については会社の就業規則で禁止されているところも多いです。
しかし、現在の風潮として副業を容認する動きも活発化しています。
ただ、本業と副業で働くというのは想像を絶するしんどさであるという事は忘れないようにしてくださいね。
もちろん、水道光熱費の無駄遣いや、食費、保険費用、車や衣服、趣味などの贅沢品への投資額などなど、日々の生活の見直しは必須です。
これも実行していないのに「旦那の給料が低い」と嘆いてばかりいては、毎日働く旦那さんも報われません。気をつけましょう。
ちなみに、私の周囲を見回すと、家庭持ちの友人の中で旦那さんの収入だけで生活しているというような専業主婦の人はあまり多くはありません。
そして、みんなが例外なく「旦那の給料だけではやっていけない」と言っています。
もちろん、生活のためだけではなく、自分のやりがいのためにも働き続けているという人もいます。素敵なことです。
ですが、生活のために働いているという主婦のみなさんは、家事と仕事の両立の疲れからかイライラが募り、ついには旦那さんの給料が低いと嘆いたりケンカになったりしているようです。
このような場合は、旦那さんに家計の現状をしっかりと伝え、話し合い、奥さんが働かなければならない理由をしっかりと把握してもらいましょう。
そうすれば、少しは家事を手伝ってくれるかもしれませんし、自分自身もひとりで抱え込んで悩む日々から解放されることもあります。
お金のことでイライラするのは、せっかくの人生、なんだか損しているような気がしますよ!!
まとめ
いかがだったでしょうか?
旦那さんの給料でやりくりできていない理由は、給料の低さからか、家計の見直し不足か・・・原因はわかりましたか?
人生とは何が起こるかわかりません。
また、いつ急な出費があるかも予測できないので、少しづつ貯金を心がけて備えておきたいものですね。
そして、例えどんな事態に陥ろうとも挫けず、自分が選んだ大事な人と共に生きていくだけの強さは欲しいものです。
お金のせいで、かつて愛し合って結婚したはずの伴侶と離縁してしまう・・・そんな悲しい結末だけは避けてくださいね!!