最近ではご家庭でも中華鍋を使う人が増えてきているのだとか・・・!?
調理の幅の広さと、手入れの簡単さ。
使い込むほどに油馴染みが良くなって、焦げ付かなくなっていきます。
それになんと言っても寿命も長いので、テフロンフライパンよりもいいなんて言う声も!?
多種多様に利用できとても使い勝手の良い中華鍋なのですが、実は新品の中華鍋は一つ手を加える必要があります。
今回はその理由と方法を説明していきます。
中華鍋の使い始めには空焼きをしよう!
他のフライパンや調理器具とは違って中華鍋には、製造工程で錆止めの薬品が塗ってあるからです。
実は非常に錆びやすいという特徴もあり、店頭に並んでいる間に錆びてしまうことがないように、錆止めの薬品を塗り込んであるのです。
「それなら食器用洗剤をつけて洗えば良いのでは?」
と思うかもしれません。
もちろん洗う事は必要なのですが、この錆止めの薬品というのは油なのです。
錆止めが配合された油と言った方がわかりやすいかもしれません。
その油をまず空焼きによって溶かして落としやすくしなければいけないのです。
洗うのであれば空焼きをして油を落としやすくしたあとにスポンジで洗うと良いでしょう。
空焼きの方法とは?
①中華鍋を煙が出るまで火にかけます。
②中華鍋の底が白くなるまで、空焼きをする。
③中華鍋の側面も動かしながら同じように、空焼きをする。
④鍋の底と側面の空焼きが終わったら、熱が冷めるまで放置する。
⑤熱が冷めたら、お湯を利用し洗剤をつけてスポンジで洗う
⑥油を慣らして終了です。
やることは至って簡単ですよね!
ただただ中華鍋をあぶればいいだけですから・・・。
中華鍋を使い終わった後は?
空焼きが終わって最初の調理に取り掛かった後の洗い方ですが、使い終わったら洗剤のついていないスポンジで洗うだけで十分です。
食器用洗剤をつけゴシゴシと鍋をこすっては、せっかく中華鍋になじんだ油も剥がれてしまいます。
次使うときにこげついたいたり鍋の底に食材がひっついたりしやすくなるので注意して下さいね。
また、保管時する際も完全に水気はふき取るなり火にかけるなりし水気はない状態にするのが掟です。
我が家では使い終わった後は暖かいうちにタワシで洗い、スグに火にかけて完全に水気を取ってます。
最後に必ず油を薄く延ばしてから保存してくださいね!
そうしないとすぐに錆が発生しますから・・・。
少し手を加えると中華鍋もプロの調理器具になる?!
ほんの少しの手を加える事で、中華鍋は一生使える調理器具になるでしょう。
ぜひ覚えておきたいポイントをおさえてご紹介致します。
まず空焼きについてですが空焼きにも一つ手を加えるとより一層使いやすいアイテムになります。
先ほどもご説明しましたが、プロの料理人は、その後に「油返し」を行います。
油返しとは、薬品がついた油をふきとってから次の料理の為に油をなじませる事を指します。
油返しをすることで中華鍋に油がなじみ、料理もしやすくなるという事です。
油返しの方法としては、油を火にかけるだけ!
一回使ってしまえば、次からはツルツルの中華鍋の完成です!
中華鍋にもし焦げがついてしまったら?
時には食材を焦がしてしまったり鍋の底に焦げついたりしてしまう事もあると思います。
そんな時は、気づいた時(中華鍋がまだ温かいうちに)にすぐお湯で焦げを落とすようにしましょう。
焦げを落とす時に使うのは「竹さら」の利用をお勧めします。
ここで注意なのは、焦げてしまったと慌ててゴシゴシこする事です。
もともと中華鍋に油をなじませているので、お湯で洗う事により大抵の焦げは落としやすいはずです。
それでも落ちない場合は、中華鍋で一度お湯を沸騰させて、捨てた後にタワシでこすってください。
ツルンと落ちますよ!
中華鍋で決してしてはいけない事は?
汚れはそのままにしない事です。
汚れをそのまま放置し時間経ってから、いざ洗おうとしても汚れが取りづらくなる場合があります。
その為、中華鍋で料理した後すぐに汚れを落とす事を心がけましょう。
すぐに洗う事によりゴシゴシする必要もないので大体の汚れは十分取れます。
また、中華鍋にとって一番してはいけない事は余った料理を中華鍋に入れっぱなしにしない事です。
料理を入れっぱなしにしてしまうだけで錆の発生につながります。
料理にはたくさんの水分が含まれていますから、それが原因で錆を発生させます。
もし中華鍋で沢山作りすぎてしまった場合は、他の容器に移しかえてスグに洗って下さいね。
中華鍋も使い方次第で万能アイテムに変身
中華鍋は購入してからの手間や使い終わってからの手間、保管場所に気を配るなど手間が多い調理器具です。
しかし慣れてしまえば中華鍋の使いやすさにきっと愛着がわくはずです。
手間がかかる分、大切にしたいと感じる調理器具になるのでぜひ参考にしてみて下さいね。
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