季節とともに気持ちも明るくなってくる夏、レジャーや海水浴、バーベキュー…
楽しいイベントが盛りだくさんですが、とっても厄介なこともあります…
そう、日焼けです!
うっかり日焼け対策を忘れてしまったり、ケアをしていてもそれ以上の紫外線に晒されてしまったりで、気がついたら顔がヒリヒリ…
そんな日焼けの対策、どうすれば効果的なんでしょうか?
顔の日焼けを治すためのケアって?
日焼け、というものは、そもそも紫外線や太陽熱による皮膚のヤケドなんです。
日焼けがヒリヒリするのは、お肌がヤケドにより炎症をおこしているから。
ヤケド、なんて言葉を聞くとますます日焼けをちゃんとケアしなきゃって気分になっちゃいますね…
日焼けのケアはヤケド状態の皮膚を労わって、修復してあげるのがポイントです!
炎症を抑えるために水で冷やす
ヤケド状態の皮膚のヒリヒリとした炎症を抑えるには、まず冷やすことが大切です。
まずは皮膚に汗や、化粧、日焼けどめなどが付着している場合、低刺激の石けんや、低刺激のクレンジングなどで落としましょう。
ヒリヒリしていて熱さも感じるので、ついついうんと冷たい水でガッツリ冷やしたくなってしまいますが、それはNG!
冷たい水はお肌の血行を悪くしてしまうので避けましょう。
お肌を冷やす時は、ぬるめの水で優しく冷やすのが重要です。
化粧水でパックする
こちらもなるべく低刺激の化粧水を使ってください。
弱っているお肌によくないので、パッティングはせず、パックでじんわり化粧水をしみこませます。
自宅に低刺激のパックがないという場合は、コットンパックなどでもOKです!
保湿をきちんとする
こちらの刺激の少ない、日焼け用の保湿剤を使用してください。
ワセリンなんかがおすすめです!
これらを手に取り、手の中で充分にゆるませてから、いつもより2、3倍の多めの量をゆっくりとお肌になじませてください。
これにより、先ほどの化粧水を保湿剤でカバーして、化粧水の蒸発を防ぎ、より効果的にお肌に潤いを与えることができます。
体内の水分もきちんと補う
汗をかいてしまった体は水分を失ってカラカラ…
外からの保湿だけでなく、内側の水分を補うことも重要です。
水やスポーツドリンクなどをきちんと飲んで、体の中からも潤いを与えましょう。
ただし、冷たすぎるのは体によくありませんので、常温のものを摂取するのがおすすめです。
顔の日焼けを早くきれいに治すための注意って?
日焼けには、とにかく保湿とケア!が重要なんですね…
でもひとつ大事なことがあります。
日焼けのケアは72時間以内がカギ!
日焼けをしてから72時間以内に、先ほどのケアをすることがとっても重要なんです。
紫外線により作られたメラニン色素が、肌組織に定着するまでにかかる時間が72時間だと言われています。
つまり、72時間経つとメラニン色素が肌に定着して手遅れになり、いずれそれらがシミや肌トラブルの原因になってしまうということ…
逆に考えると、72時間以内にケアすれば日焼けのトラブルを軽減できるということです。
この先のお肌のためにも、72時間以内にきっちり、ケアをしましょう!
また、日焼けをしちゃうと、すぐに美白対策の化粧品に手を伸ばしてしまいがちです。
だけどこれがまた落とし穴のひとつ…!
美白対策の化粧品は、お肌に対して刺激の強いものが多いのです。
ヤケド状態のお肌に刺激の強い美白対策の化粧品は効果が望めないばかりか、逆にお肌を傷めてしまい、お肌が荒れてしまう原因にもなります。
美白対策の化粧品は日焼け後すぐには使わず、肌からピリピリした痛みがなくなった頃(=赤みが取れてから)使ったほうがいいでしょう。
もうひとつ、昔からアロエが日焼けに効く!と言われていますが、あれは果たして本当なんでしょうか?
アロエには、ムコ多糖類、酵素、アミノ酸などの成分が含まれていて、それらは日焼けには効果があるようです。
ただ、アロエの葉そのものに雑菌が付着している可能性がありますので、直接お肌に使うのはとっても危険!
熱湯消毒など適切な処理をしてから使用するといいみたいです。
(とはいえ、アロエ成分の入っている保湿剤などもありますので、そのものを熱湯消毒して使うよりはそちらを使うほうが断然おすすめです…)
まとめ
いかがだったでしょうか?
日焼けには「冷やす」「保湿する」「水分を補う」「72時間以内にケアをする」ことが、とっても大事です。
また、皮膚が弱っているので、全てのケアを優しくゆっくり、お肌をいたわりながらしてあげることもポイントのひとつ。
楽しい夏がすぎると、ゆっくり過ごせる穏やかな秋がきます。
夏の後悔を残さず、秋を楽しめるように、お肌をいたわり、日焼けのケアをしっかりしていきたいですね!