年に一度だけ、織姫と彦星が出逢うことができるという七夕の日。
飾り付けをしたり、短冊に願い事を書いたり。
特にお子さんのいるご家庭では、このイベントを楽しむことが多いのではないでしょうか。
今回はそんな七夕の日に役に立つ「子どもも簡単に作れる七夕飾りの作り方」について紹介していきましょう。
みなさんもぜひ、作ってみてくださいね!!
幼児でも作れる七夕飾り工作のアイディア!
一般的に七夕の日は7月7日とされることが多く、日本ではこの日に短冊に願い事を書いて飾るという風習があります。
七夕は、離れ離れになってしまった「織姫」と「彦星」が年に一度だけ「天の川」を通って出逢えるという神話が由来の行事ですが、七夕のお祝いは、子どもの成長を願う端午の節句や桃の節句と同じ節句の一つとされています。
七夕については、北海道などの北側の地方では旧暦の8月7日としている地方もあり、地域によっていろんな特色があります。
最も有名な七夕のお祭りといえば、8月7日の仙台七夕祭りでしょう。
仙台市内に約3,000本もの笹飾りが描く夏の風物詩です。
そんな七夕の日に、仙台七夕祭りほどの飾りをする必要はなくとも、自宅でちょっとした飾り付けをして、子どもの願い事を書いた短冊を飾ったり、七夕飾りを一緒に手作りしたりと、季節のイベントを楽しみながら日本の文化を教えていきたいと思うことはありませんか?
そこで、子どもも作れる簡単な七夕飾りの作り方を、いくつか紹介していこうと思います。
折り紙で簡単!笹の葉と短冊
自宅で本物の笹の葉を用意して飾るのは、ちょっと大変ですよね。
そんなときは、笹の葉も短冊も折り紙で作ってしまいましょう!!
<用意するもの>
緑や黄緑の折り紙(計3枚)
短冊用の折り紙(1枚で3冊分できます)
<作り方>
まずは笹の葉部分として、折り紙を縦に半分に折り、もう一度縦に半分に折ります。
これを二つ用意し、笹の葉の茎部分に見立てます。
残りの一枚の折り紙は、葉の形に切り取り、茎にバランス良くなるように数枚作ります。
次に短冊用として、折り紙を三分の一幅に折り、その折り線で切ります。
ひもを通す穴をあけたい場合は、上を少し折り二重にしてから穴をあけるとひもで穴が避けることもなくいいと思います。
これで、自宅の壁やコルクボードなどに貼り付けるだけの、とても簡単な笹の葉と短冊の完成です。
これなら幼稚園に入ったばかりの小さな子どもでも作れますし、はさみを使う部分だけ、お父さんやお母さんが代わりにやってあげても良いですね。
折り紙で一緒に作れる「ささつづり」
そもそも「ささつづり」とはなんでしょうか。
文章で説明するよりも、目で確認した方がわかりやすいので、ささつづりの折り方を紹介している動画サイトで確認してみましょう。
切ったものを貼るだけよりは少し難易度は上がりますが、折り紙を折れるお子さんと一緒に作るにはちょうどいいと思います。
小さい折り紙で作るのはまた難易度が上がりますので、お母さんは小さい折り紙で作り、お子さんは大きい折り紙で作れば、サイズの違うささつづりができるので、飾ったときのバランスが良くなりそうですね。
折り紙で簡単に表現できる「天の川(あみかざり)」
七夕の飾りの中に、びよ~んと伸びるものを見たことはありませんか?
天の川をイメージした感じのものです。
作り方は下の動画サイトで確認してみてください。
これがあるといっきに七夕の雰囲気が出ますね。
しかもとっても簡単!!
出来上がりのびよ~んとした感触も楽しいので子どもも喜びそうですね。
折り紙で風を表現する「吹き流し」
仙台の七夕祭りの飾りの中でもこの吹き流しが風に揺られて、暑い夏に「涼」を感じさせてくれます。
折り紙で作るのもとても簡単で、そういえば私も小学生の頃、小学校の七夕祭り用の飾りとして作っていたことを思い出しました。
簡単に出来上がるので、動画を見ながらお子さんに教えてあげてください。
色合いで雰囲気も変わる「輪っか飾り」
これは作ったことがあるという方も多いのではないでしょうか。
<用意するもの>
好きな色の折り紙を好きな枚数
糊やセロハンテープ
<作り方>
縦に1.5~2センチ幅に細長くなるように切ります。
それぞれを好きな色合いになるように、輪っかを交差させながら糊で貼っていきます。
長さは、笹の高さなどに合わせてちょうど良いところで止めてください。
といった感じで、たったこれだけの作業ですが、子どもと一緒に作ると意外と夢中になって楽しいですよ。
くっつけるアイテムも糊だけでなく、ステープラーやセロハンテープなどなんでも良いです。
小さなお子さんの場合はお父さんお母さんが輪っかを交差させながらくっつけていく役割をし、お子さんに次の色を選んでもらうと、とても楽しく、一緒に作ることができますね。
また、この輪っか飾りの応用として次の動画のような素敵なものも作れるんです!!
今年は普段と違う飾りにしたいぞ!というときにオススメですよ。
紙皿で簡単な織姫と彦星!
七夕の主役といえば織姫さまと彦星さまですね。
簡単なので、ぜひ作ってみましょう!!
<用意するもの>
紙皿2枚
肌色の折り紙1枚
クレヨン
<作り方>
まずは織姫さまと彦星さまの体となる部分として、と紙皿を2枚とも半分に山折りにします。
次に、顔を作ります。肌色の折り紙を顔の形に2枚切り取り、織姫さまと彦星さまの体に貼ります。
最後にそれぞれの顔の中に目や口などを描き、紙皿に模様を描いたり、色を塗ることで素敵な着物を着た状態にして仕上げましょう。
紙皿でできているおかげで、それぞれが自立することができますし、接地面が扇形になっているので、なかなか倒れず、笹に飾るだけでなく、棚の上に飾ることもできますね。
顔や模様次第で、オリジナリティーあふれる作品が仕上がります。
お子さんがどのような色を選んで描くかというのも楽しみですね。
七夕飾りの工作素材をダウンロードできるサイトをご紹介!
さて、これまでは折り紙や紙皿など自宅にあるもので簡単にできる工作を紹介してきました。
次は、少しクオリティの高いものを作りたいという人向けに、工作の素材をダウンロードできるサイトを紹介します。
すでに可愛い模様が描かれているもののほか、作り方が親切に書いてあったり、折り線などが分かりやすく表記されていたりするので、簡単でありながらクオリティの高いものが出来上がります。
ダウンロード&プリントアウトして使ってみてください。
<ちびむすドリル:七夕飾りの折り紙(素材型紙)>
http://happylilac.net/tanabatakazari.html
こちらのサイトでは、短冊はもちろんのこと、ちょうちんや、吹き流し、あみ飾りなどの素材が用意されています。
折り線や切り取り線はもちろんのこと、可愛い柄がついているものもありますので、ぜひみなさん活用してみてくださいね。
<Canon:Creative Parkペーパークラフト「天の川かざりセット>
http://cp.c-ij.com/jp/contents/CNT-0010292/index.html
こちらは、天の川のかざりをベースに、織姫さまや彦星さまなどがゆらゆら動く飾りを作ることができるペーパークラフトの素材ダウンロードができるサイトです。
本格的に笹を用意しての七夕飾りをすることができないというご家庭も多いでしょう。
そんなときは、このような飾りを室内に下げておくだけでぐんと雰囲気が出ますよね。
これは早速私もチャレンジしてみようと思っています♪
まとめ
7月(地域によっては8月)の代表的なイベントであり、夏の風物詩でもある七夕に、願い事と合わせて素敵な飾りを作ってみようかな、という気持ちになれたでしょうか?
子どもだけで好きなように七夕飾りを作っても楽しいでしょう。
また、お父さんお母さんと一緒に作るのも素敵な思い出になること間違いなしです。
今年の子どもの願い事を書いた短冊を保管しておしておけば、来年の七夕の願い事と見比べて、子どもの成長を感じることができそうですし、思い出話をすることもできますね。
ちなみに、我が子が年少時に短冊に書いた願い事は
「しましまのくつしたがみつかりますように」
でした。笑
失くした靴下の片方を必死で探していときと七夕の時期が重なったんですね。
その純粋さに心がほっこりしたという思い出があります。
あれから数年、今年の七夕の願い事はどのようなものになるでしょうか。
楽しみです。
みなさんもぜひ、年に一度の七夕を家族全員で楽しみ、夜空を見上げて天の川を探してみてください!!