きらびやかな衣装を着て稚児行列に参加している子供たちをみると、「うちの子にもやらせてあげたい」と思う方も多いようです。
しかし参加する際の詳しい詳細や、マナーなど知らないし、申し込みの仕方がよくわからないからと躊躇されてる方もいらっしゃると思います。
そこで今回は「稚児行列とは!?」と「親の服装や知っておくべきマナー」をご紹介します。
稚児行列とは!?
そもそも稚児とは、幼児や乳児のことであり、「ちのみご」が由来しています。
その後、6歳くらいまでの幼児に拡大されたといわれています。
また、「平安時代にお寺に預けられた子供たちのこと」ともいわれています。
仏様に仕えた子供たちが無病息災を祈りながら町中を練り歩く稚児行列。
化粧を施し、赤や緑の色鮮やかな衣装を着た子供たちを「お稚児さん」と呼び、全国各地
で稚児行列は行われています。
敷居の高いイメージのある稚児行列ですが、最近では気軽に参加できるイベントの1つとして人気があります。
子供の健康を願いながら、思いで作りとして参加する方も多いようです。
稚児行列についてわかったところで、次は参加するために情報を集めてみましょう。
稚児行列参加募集を見つけるためには、広報誌や新聞、観光協会などのホームページを見たり、経験者さんの口コミを探したりする方法があります。
何年かに1度しか開催しないところもあるので、過去の稚児行列開催情報を見つけ、主催した寺院や自治体に直接問い合わせることもできます。
稚児行列の参加募集は、開催の1か月くらい前から開始することが多いです。
ホームページ内のフォームで申し込んだり、電話のみ受け付け申し込み可能なところもあれば、申し込み用紙の郵送を求められることもあります。
参加条件や締め切りなどの確認を忘れず、余裕をもって申し込みしましょう。
参加人数がオーバーしてしまい参加できないこともあるので、早めに申し込んでおくと安心ですね。
稚児行列の親の服装や知っておくべきマナー
子供は稚児行列に参加する衣装を貸出てもらえる場合がほとんどですが、付き添う親の服装はどうしたらいいのでしょうか。
子供たちが主役の稚児行列ですが、小さい子供の場合は親も付き添いますので、歩きやすい服装が良いですね。
しかし稚児行列とは神聖な儀式ですので、いくら歩きやすい恰好が良いとは言っても、デニムパンツにスニーカーでは、あまりふさわしくないですね。
また、露出の多い服装も好ましくはありません。
ママはフォーマルなスーツやワンピースにジャケット、足元はヒールの高いものではなくぺったんこのパンプス。
パパはジャケットにパンツや、普段のスーツで良いのですが、派手派手なネクタイは避けましょう。
服装のマナーも大事ですが、神聖な儀式だということも忘れずに、ふるまいも気を付けたいところです。
お化粧を施して着物をまとった可愛い我が子の姿を記念におさめたいのはわかります。
ですが、歩きスマホはもってのほかですし、撮影に夢中になって他の人に接触して思わぬ事故につながったら大変です。
写真撮影や、参拝の方法など、主催者側が決めたルールに従って行動しましょう。
また、慣れない着物や化粧に驚き、お子さんがぐずってしまうことも十分あり得ます。
どうしてもぐずって無理そうな場合は、無理やり行列に参加させずに、少し離れたところから参加させるのも一つの方法です。
なんとか記念に残したい、経験させたい気持ちはわかりますが、子供の健康、無病息災を願う気持ちが大切です。
まとめ
日本の伝統に触れながら子供の成長を祈願する稚児行列は、子供が小さいうちしか参加することができません。
しかも、3回参加すると幸せが訪れるといわれているようです。
機会に恵まれたら、是非参加したいですね。