人間は起きている間に体を動かすことで歪みを治します。
そして、眠っている間には寝返りを打つことで治すのだそうです。
小さな赤ちゃんでさえ、寝返りをうつことで体が楽になるのです。
とはいえ、寝返りでは布団からはみ出ることはなくても、寝返り返りとなると、いよいよ布団からはみ出たり、近くのものにぶつかることがあります。
頭をあちこちにぶつける赤ちゃんを見て「本当に大丈夫なの!?」と心配になることもあるでしょう。
そこで今回は、寝返り返りについて気になることをまとめていきましょう!!
寝返り返りで頭をぶつけるのはどこまで大丈夫なの?
赤ちゃんは寝返り返りで頭をぶつけて火が付いたように泣くことがあります。
でも頭をぶつけて痛くて泣いているというよりも、思っていたような動きができなかったもどかしさや、思わず頭をゴツンとしてしまって驚いたことにより泣いていることの方が多いようです。
寝返りは新しい視界が開けて楽しかったのに、また回ってみたら思っていたのと違う!!といった感じでしょうか。
または、回る気はあまりなかったのに頭が重い上に支える力もまだ弱いので、気づいたら回転してしまい、更には頭をゴツン・・・そりゃ泣きますね。汗
まだまだ思い通りに動くことができない赤ちゃん。
手はかかりますが、かわいいですね♪
寝返り返りで危険なことは?
寝返り返りで危険なのは、むしろ高い場所からの落下やストーブなど熱いものとの接触、または家具など固いものや尖った角に激突することの方がはるかに危険だとの回答が目立ちました。
寝返り返りをする場所の近くに固いもの、例えば机の脚や柱などがある場合は、そのような場所自体が赤ちゃんにとっては危険な場所なので、充分な注意が必要ですね。
寝返りができるようになってきた赤ちゃんを寝かせる場所の周りは広めに安全にしてあげましょう。
寝返り返りの危険から守る方法!!
いくら少々頭を打ったくらいなら大丈夫!と聞いても、あまりに頻繁に頭を打つようであれば、さすがに親としてもヒヤヒヤです。
できるだけ危険から遠ざける方法についてまとめていきましょう!!
赤ちゃんを寝かせる場所や環境に注意する
赤ちゃんを寝かせる場所に注意!!
柱やテーブルや机、タンスなどには角があるので危険です。
これらが近くにない場所に、布団やマットを広めに敷いておけば安心です。
また、ベッドで寝かせる場合は、万が一の落下に備えて柵をつけたり、下にふかふかの羽毛布団やクッションなどを置いておきましょう。
赤ちゃんを寝かせる環境に注意!!
寝返り返りができるようになったら、すぐにクルクルと回りながら移動するコツをつかんでしまいます。移動できるようになった赤ちゃんにとっては目にするものすべてが新鮮ですぐに口に入れて確認をしようとします。
床の上に口の中に入ってしまったら危険だという大きさのものは置かないように注意しましょう。
また、寝返りや寝返り返りをした先に赤ちゃんでも簡単に持ち上げられてしまうような軽い布やタオルのようなものがあると、顔の上にかぶさってしまうことがあります。
窒息の原因となってしまうので、このようなものにも気をつけましょう。
赤ちゃんや子どもが寝返りを頻繁にするのは大丈夫なの?
子どもが寝返りをたくさんする、つまり寝相が悪い理由について少しお話をしていきましょう。
子どもの寝相が悪いのには次の理由があります。
・脳がしっかりと休んでいる証拠
・暑さで発汗が増え、睡眠中の環境を無意識のうちに調整している証拠
どちらの理由も、深い眠りの状態にあるからこそ、発生しているのだそうです。
大脳がしっかり休んでいると、姿勢を保つことができなくなるからです。
また、大脳がしっかりと休んでいると、汗をかいて体温を休息に下げようする働きが発生するので、布団の蒸れやこもった熱から逃れようと無意識に動いてしまうのです。
つまり、寝相が悪いということは、しっかりと睡眠がとれている証拠でもあるので、何度も何度も寝返っているから眠りが浅いのではないか?と心配する必要はないということがわかりましたね。
赤ちゃんの寝返り開始時期と寝返り返りの開始時期について
では、赤ちゃんはどのくらいから寝返りをするようになるのでしょうか。
寝返りとは、仰向けの姿勢から自力でうつぶせの状態に返ることをいいます。
一般的には生後5ヶ月頃からと言われていますが、3~4ヶ月で始める赤ちゃんもいますし、もう少しのんびりと始める赤ちゃんもいるようです。
児童館や健診など、子どもがたくさん集まる場所にいくと
「体が大きくてお尻が重いからこの子はなかなかひっくり返らないのよ」
なんて、笑いながら気長に構えているお母さんを見かけます。
私も第1子の成長過程については焦りや不安でいっぱいだったのですが、このように気長なお母さんを素敵だなぁと思っていました。
小児科の先生や保健師さんが何も言わない限りは、自己判断で焦る必要はありませんからね。
では、寝返りをした状態から元に戻る、つまりうつぶせになった状態から仰向けの状態に戻る寝返り返りは、一般的には生後6~7ヶ月の間にできるようになることが多いようです。
ですが、こちらもまた、平均ではないからと焦る必要もないことですね。
それよりも、寝返りができるようになったときには、うつぶせによる窒息がないかの心配を、寝返り返りができるようになったときには、落下や頭をぶつけることの心配をすることの方が先決です。
正しい寝返り返りの練習でストレスを回避する
さて、寝返り返りは赤ちゃんが自分の体を楽な状態にするために行うものなので、うまく出来ないままだと赤ちゃんのストレスがたまり、夜泣きやぐずりの原因にもなりかねません。
寝返りだけして戻れないと苦しくて泣く・・・でも何度戻してもまた楽しいから寝返りをする。そしてまた泣く・・・。
寝返りを覚えたばかりの赤ちゃんとママのエンドレスな戦いは続きます。
戻れない状態が続く途と赤ちゃんもストレスですが実はママも大変なんですよね。
どうしても寝返り返りがうまく出来ない赤ちゃんには、ママが、ちょっとだけお手伝いすることで、きちんとマスターさせてあげましょう。
寝返り返りの練習方法
- まずは周囲の小さなものを片付け、柔らかすぎない清潔な布団を用意して赤ちゃんをうつぶせに寝かせます。
- 赤ちゃんがもじもじと動き出したら、頭を右か左のどちらかに向かって最大限にそらした時を狙い、そらした方向に静かに押してあげます。
この時、赤ちゃんの腕はまっすぐな状態を保って下さい。曲がった状態だと、そこで動きが止まって寝返り返りがうまく行きません。
- さらに積極的な訓練を行いたい場合は、同じようにうつぶせ状態で寝かせた赤ちゃんの腰のあたりに手をやり、左右にゆっくりと揺らしてあげます。
やがて赤ちゃんが最大限に体をそらした時に、赤ちゃんが体をそらした方向に、静かに倒すように押してあげます。
この練習をするときのポイントは、力を入れず、あくまで赤ちゃんの動きの補助として手をそえる感じで行うと、赤ちゃんが怪我をする心配もありませんね。
赤ちゃんは、自分が産まれてきたこの世界で、とても短い間で本当にたくさんのことを覚えなければいけません。
けれど、そうやって覚えながらいろいろなことが出来るようになれば、さらに赤ちゃんの世界は広がり、成長していくのです。
だから、赤ちゃんのママも、そんな赤ちゃんを優しく見守りながら、どうしてもうまく出来ないことには、そっと手助けをしてあげて欲しいものです。
まとめ
昔は、カメラで撮った写真を分厚いアルバムに収納しておくのが、子どもの成長の記録でした。
やがてホームビデオが登場し、画像だけでなく動画も保存できるようになりました。
さらに現在は、スマホで簡単に写真や動画を撮ることができるようになったので、いつでもどこでもすかさず激写することができます。
また、そんな画像や動画は、インターネットを使えば世界中どこにいても配信できるので、離れて暮らしている家族や親戚にもすぐに見せることができます。
はじめての寝返りの瞬間や立つ瞬間、歩く瞬間などを激写することができるような時代にはなりましたが、撮ることに夢中になっていると、周りの危険に気が付かなくなってしまうことがあります。
子どもの成長を楽しみながらも、常に潜んでいる危険も予測して、かわいい子どもたちを守っていきましょうね!!
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