リンゴ飴や焼きそば、くじにお面屋、わたあめに射的など、お祭りの屋台はどれもわくわくして、子供の頃は大好きでした。
そんな屋台の中でも、子供が大好きなものと言えば「金魚すくい」ですよね!
きれいな金魚を家に持ち帰り、小さな鉢で飼い始めたけれど弱ってすぐに死んでしまった・・、という悲しい経験をした方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、そんな弱りやすいお祭りの金魚を長生きさせるための方法をご紹介したいと思います!
金魚すくいの金魚を長生きさせる方法!
ストレスを与えない
金魚は環境の変化にストレスを感じるため、ストレスが重なるとどんどん弱っていってしまいます。
特にすくった直後は、お祭りに来るまでの移動や水の変化などですでに多くのストレスが溜まっている状態です。
そのため、家に持ち帰ってからいきなり水道水の入った鉢や水槽に移すのではなく、時間をかけて環境にならし、ストレスをかけないようにしましょう。
詳しい飼い方については、後述しますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。
餌を与え過ぎない
パクパクと餌を食べる姿が可愛くて、ついつい餌を与え過ぎてしまうという方も多いと思います。
ですが、上記でも書いたように金魚は環境の変化が非常に苦手です。
水に慣れないうちから餌を与えてしまうと、金魚にとってはストレスになってしまいます。
飼い始めの1~2日は餌を与えるのを我慢して、その後はすぐに食べ切れるくらいの、少量だけを与えるようにしてください。
あまり多く与えてしまうと、食べきれなかった餌が水を汚し、水槽が早く汚れてしまいます。
また、金魚にとっても食べすぎはよくないので、金魚のためを思ってあげたい気持ちをぐっと我慢しましょう。
飼う環境を整える
金魚が長生きするためには、ストレスを与えない環境づくりが重要となってきます。
水槽は、できれば30cmくらいのものを用意しましょう。
この水槽で、大体5匹前後の金魚を一緒に飼うことができます。
水温の変化や酸素不足、水の汚れなどは金魚を弱らせる原因となります。
水温を一定に保つためのヒーターや、酸素を補給するためのエアーポンプ、水質を保つためのろ過装置などを用意しておく良いでしょう。
また、ろ過装置があると水が汚れにくくなるため、水替えを頻繁に行う必要がなくなります。
手間を省く意味でも、これらの物を買い揃えるのをおすすめします。
金魚すくいの金魚を長生きさせたいならやってはいけない飼い方!
金魚を長生きさせるためには、正しい方法で飼うことが大切です。
間違ったやり方を続けてしまうと、金魚を弱らせる原因となってしまいます。
やってはいけない飼い方と、正しい方法について詳しく説明していきますので、これから飼い始める方はぜひ参考にしてみてください。
水道水の入った水槽にそのまま移す
金魚を家に持ち帰ってすぐに、水道水を入れた水槽に移すのはNGです!
それをやってしまうと、金魚は水質や水温の変化、苦手なカルキなどの影響でストレスを感じ弱ってしまいます。
予めカルキ抜きを行った水を用意しておき、持ち帰った金魚はまず「水合わせ」を行うようにしましょう。
水合わせの方法ですが、まずカルキを抜いた水をバケツに入れ金魚が入った袋をそのまま浮かべます。
そうすると、袋の中とバケツの水温が段々同じになってきます。
そのまま30分ほど放置したら、金魚の入った袋の口を開けておきます。
すると袋とバケツの水が自然と混ざるため、金魚のストレスも少なく水に慣れることができます。
また水替えを行う際にも、水質と水温、カルキには十分注意するようにしましょう。
餌をたっぷりとあげる
大きく元気に育ってほしいからといって、餌をたくさん与えるのはかえって金魚によくありません。
上記の長生きさせる方法でもありましたが、餌を与え過ぎると金魚が太りすぎてしまい、短命の原因となります。
また食べ切れなかった餌が水を汚すので、水替えも大変になってしまいます。
餌は必ず、すぐ食べ切れる量だけを与えましょう。
狭い水槽でたくさん飼う
小さな水槽にたくさんの金魚を入れてしまうと、酸素が足りなくなったり水が早く汚れてしまったりと、金魚を弱らせる原因となってしまいます。
水槽は飼う金魚の量に合わせて、なるべく大きなものを選ぶようにしましょう。
ですがあまりに大きすぎると、水替えが大変になってしまうため、水槽選びは慎重に行ってくださいね。
まとめ
どんなに小さな物でも、生き物を飼うということは大変なことです。
初めは色々買い揃えたり、飼うための環境を整えたりと面倒に感じることもあるかもしれません。
ですが、きっと飼いつづけていくうちに愛情がわき、もっともっと長生きしてほしいと思うはずです。
金魚は長いものだと、15年以上生きるものもいるそうです。
ストレスの少ない環境を整え、大切にお世話をして少しでも金魚を長生きさせてあげましょう。