夏になると、浴衣姿で友だちと一緒に夏祭りに行く機会もありますよね。
ところで、会場の入り口に「納涼祭」や「夏祭り」などと書いてあるのを見たことはないですか?
「納涼祭」と「夏祭り」、いったいなにが違うのでしょうか?
今回はそんな疑問を徹底解明します!!
納涼祭は「涼しさ」を演出すること!具体的には?
夏祭りと言えば、出店や屋台がなどが立ち並び、くじ引きや射的、金魚すくいなど、夏にしかない楽しいイベントを思い浮かべますね。
では、納涼祭とはなんなのでしょう。
「納涼」という言葉には、夏の暑さを吹き飛ばし、涼むという意味があります。
ヒンヤリとしたかき氷を食べたり、肝試しや心霊話などをしたりすると、一時的ではありますが暑さを忘れることができますね。
また、甚平や浴衣など、涼しく過ごしやすい服装をするのも、夏の暑さを忘れる方法のひとつです。
このように、「納涼」を目的とした催し物が「納涼祭」です。
出店や屋台で冷たい飲み物や食べ物を味わうだけでなく、家族や友だちと花火を見たり、盆踊りをしたりすることで、さわやかな気分になることができます。
また、納涼祭には「暑さを忘れ涼む」という目的があることから、開催時期が決まっています。
基本的に、7月中旬から8月中旬、お盆時期までの暑い時期に行われます。
ので、すでに涼しいお盆時期後に行われるのは「納涼祭」の趣旨からはちょっと外れるかも?
暑い夏の夕方から夜の時間にかけて、みんなでワイワイと集まりながら楽しいひとときを過ごしてみましょう。
出店や屋台を食べ歩きするだけでなく、みんなで集まってバーベキューや焼き肉をするのも良いですね。
お好み焼き、たこ焼きなどの熱い食べ物を食べた後も、一時的に体温が下がることで、涼しさを感じることができます。
炎天下では、暑さのあまり動くのもおっくうになりがちですが、少しでも暑さを忘れて、みんなで楽しむことができる納涼祭、とても素敵ですね。
納涼祭と夏祭り、意味の違いはこういう点!
「納涼祭」の意味と目的はわかりましたが、さて「夏祭り」とはなにが違うのでしょうか。
夏にみんなで盆踊りや花火を見たり、出店や屋台を楽しんだりする点では、夏祭りと同じですよね。
それは「開催される場所」と「開催する目的」です。
納涼祭は「暑さを忘れ涼む」という目的で、場所は公園や河川敷など、さまざまです。
それに比べ「夏祭り」は、場所と目的が決まっています。
「祭」という言葉自体、神社やお寺でご先祖様を供養したり、神仏を崇めたりするために行われる儀式を指します。
夏祭りはその目的のために大勢が訪れる場所に、出店や屋台が立ち並ぶわけですね。
「夏のお祭り」という意味では、納涼祭と夏祭りとは同じようなものと捉えがちですが、「夏祭り」と呼ぶものには、神仏の儀式も含まれると考えましょう。
本来はそれぞれ別の意味があるということです。
神社やお寺で開かれる夏祭りに出かける際には、出店や屋台だけを楽しむのではなく、きちんとお参りをするのも忘れないようにしましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
夏祭りや納涼祭は、老若男女問わず楽しめる夏の一大イベントですよね。
夏の暑苦しさを少しでも忘れ、楽しむことができる貴重な時間だと思います。
ですが、夏祭りと納涼祭にはそれぞれ意味があるということを、覚えておくと役に立つかも?
みなさんも夏祭りや納涼祭で、友だちや家族との楽しいひとときをお過ごしくださいね。