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餅で喉に違和感を感じた時の対処法|喉に詰まりにくい・つまらない餅の作り方

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正月

皆さんは、お餅は普段食べていますか?

それとも、お正月やお祝いの時のみ食べますか?

 

 

“良く噛んでから飲み込みなさい” 

 

と言いますが、お餅は噛み切れない、飲み込みづらい等若くても感じる人もいるのではないでしょうか?

 

年齢と共に飲み込む力が衰えてきます。

もし、食べた時に違和感があったら・・・

 

この記事を参考にしてください。

 

餅を食べてどんな違和感が出るか

  • 喉に異物が詰まった感じ
  • 喉にはりつく感じ
  • イガイガする感じ
  • 呼吸の息苦しさ
  • 食べ物や飲み物等が飲み込みづらい

喉に違和感があり、その症状が改善されなければ病院へ行きましょう。

 

もしかすると、異物ではなくストレス等で喉の中の神経が痙攣をおこしている場合もあります。

中には、アレルギーを起こし喉に違和感をもつ人もいます。

 

又、気道の近くにポケットのような空間があり、そこに物が詰り違和感がでます。

 

しかし、若い人はそこに溜まる前に飲み込むので問題はないですが、高齢者は、溜まっても飲み込まない人が多く、「詰込み食い」のような状態になってしまいます。

 

これが、溜まると気道を塞いでしまい呼吸が出来なくなります。

いわゆる、「喉に詰まる」 と言うことなのです。

 

喉に違和感が出たときの対処法

 

アレルギーやストレス等の場合は病院で薬を処方してもらうのが一番です。

お餅をたべて、違和感が出た場合、

 

 唾や水を飲む。

 咳をだすようにする。

 

このような対処方法で解決します。

高齢者は、唾液が十分出ず、又歯が悪くよく噛めないことから喉に詰まりやすい要因になります。

 

先ずは、お餅を食べる前に食べても大丈夫かどうかの判断が必要となります。

 

喉に詰まらせないために

お餅は、40~30度の温度が一番くっつきやすく、口の中で噛んで飲み込むときがくっつきやすい温度になります。

 

良く噛み唾液と混ぜながら食べるとくっつきにくくなります。

 

また、飲み込む力の低下、気道に入りそうな時のせき込む反射が弱くなり、喉に違和感をもたらせてしまいます。

 

先ず、お餅を食べる前に気をつけて頂きたいのが、

 

 ・ゆっくり噛んで、唾液とよく混ぜる

 ・食べやすい大きさに切る

 ・しっかり飲み込む

 ・食べる前に、お茶や水を飲んで喉を湿らせる

 ・食べながらおしゃべりをしない

 ・姿勢を正しく足は床につけて体が揺れないように安定させる

 ・軽く顎を引く

 

喉を湿らせるとくっつきにくくなり、おしゃべりをすることで気道がひらき何かの拍子に気道を塞いでしまう危険性もあります。

 

姿勢が悪いと、顎があがり食べ物が気道に入りやすくなったり、飲み込みにくくなります。

 

体の安定がなければ、首も不安定になり、首の筋肉がうまく動かせず飲み込む力が低下してしまいます。

 

以上のことから、「しっかり噛んで、しっかりと飲み込むこと」こそが大事です。

 

喉に詰まった時の対処方法

意識がある場合

首をおさえ、顔色が変わり口を大きく開けて空気を吸おうとします。

このような時は、呼吸困難の状態なので周りの人に即座に応急処置をしてもらいましょう。

 

 

応急処置

頭を低くして、背中を叩きましょう。

それでも出てこない場合は、口の中をのぞき指で取れるようなら、指でかきだしましょう。

 

意識が無い場合

完全に詰まってしまい呼吸が出来ない状態で緊急を要します。

119番をして、待つ間に処置をしましょう。

 

応急処置

ハイムリック法などの応急処置を施せるのであれば、応急処置をして異物を除去しましょう。

次に応急処置の方法を解説します。

ハイムリック法、腹部突き上げ法(ふくぶつきあげほう)

1.救助者は、患者の後ろ側に立つ

2.両手を患者に腹部に回す

3.片手は拳を握り、もう片方の手は、握った拳を握る

4.横隔膜を突き上げるように圧迫する

 

患者が起き上がることができない場合は患者の背後から体をまたぎ、2~4の突き上げ法を行うこともできます。

 

ハイムリック法は、肺を圧迫し、空気圧で気管内の餅を取り除く方法です。

人工的に、患者に咳をさせるのと同じような理屈になります。

また患者の体格により、力の加減が必要になりますので、注意して行う必要があります。

 

背部叩打法(はいぶこうだほう)

1.患者の後方に立つ
2.片手を患者の胸又は下あごを支え、うつむかせる
3.もう片方の手の付け根で、患者の肩甲骨と肩甲骨の間を強く叩く
4.餅が取れるまで繰り返し叩き続ける

 

背部叩打法は、頭を体よりも低くさせ、手で強く叩いて餅を取り除く方法です。

注意する点は、頭の方に向けてたたくこと。

また、気道を一直線に確保するため、下あごを支えることも大切です。

 

胸郭圧迫法(きょうかくあっぱくほう)

1.患者を仰向けにする
2.親指を開いて、患者の胸に当てる
3.乳房の下あたりの下部胸郭に親指を当て、下内側に胸郭を押す
4.3cmくらいの深さになるように、強く押す

 

餅を喉に詰まらせたのが子供の場合は?

小さな子供にハイムリック法を行う際は注意が必要です。

特に意識のない子供だと、内臓損傷や気道圧迫の危険が伴います。

 

また、餅が逆流して気道を塞ぎ呼吸できなくなる恐れもあります。

子供が餅を詰まらせて場合は、背部叩打法を行いましょう。

 

子供に行う背部叩打法

1.子供を救助者の腕か太ももに乗せる
2.子供の頭が胴体よりも下になっていることを確認する
3.左右の肩甲骨の間を手の付け根で強めに叩く

 

このとき、さする程度の強さで叩いても効果は少ないです。
かわいそうですが、しっかり叩いてあげましょう。

餅を喉の詰まらせたときの掃除機による吸引の効果は?

のどに詰まった餅を取り除くには、掃除機を使うという話を聞いたことがあると思います。

 

しかし、掃除機による吸引は危険が伴うことをご存知でしたか?

確かに、掃除機による吸引がうまくいって助かったという報告もあります。

 

ですが、掃除機の吸引力やノズルの角度などの調節が難しく舌を巻きこんでしまったり、口の中を傷つけてしまったりしてかえって状態が悪化することもあります。

 

またノズルを喉に入れた際、餅を奥に押し込んでしまう可能性もあります。

やむを得ず掃除機による吸引をするのであれば、のどに入れてからスイッチをいれるなど、十分に注意して行ってください。

 

喉に詰まりにくい餅がある?

介護の業界でも話題になっている、普通の餅よりも喉につまりにくい仕上がりの餅が販売されているんです。

 

やわらかマザーフードもち

お年寄りや小さい子供でも食べやすいよう、箸でも切れやすいほど柔らかい餅です。

口に入れると、もともちとした食感と、餅の風味をしっかり味わうことができます。

 

一方伸びやすさや粘りは抑えられているので、飲み込みやすいんです。

また市販の餅より、冷めても硬くなりにくいことも人気のようです。

 

【うにまん屋】のどに詰まりにくい餅

もち米に、食べる米を少し混ぜているため、伸びにくい仕上がりになっています。

「たわら餅」「おたふく」などと呼ばれ喉に詰まりにくく食べやすいと、高齢者にも評判がいい商品です。

 

水だけあれば餅(水もどり餅)

その名の通り、水をかけるだけであっという間にお餅が出来上がります。

水だけあれば餅は、防災用の非常食として販売されている商品なんです。

 

水をかけるだけで、お年寄りでも喉につまらないほど柔らかく作られているんですよ。

あんこ餅・きなこ餅・しょうゆ餅・抹茶餅など、色んな味を楽しめます。

 

もち米に豆腐を入れたら伸びにくくなる

喉に詰まりにくい餅を作ってみましょう。

 

材料
・もち米200g
・豆腐50g

作り方
・豆腐を水切りする

 

水切りの仕方は色々あるので、やりやすい方法で切ってください。

 

今回は、豆腐をキッチンペーパーでくるんで、重し用にお皿をのせかなり熱くなるまで、電子レンジでチンしてみました。

 

・ボールとすりこ木を用意する

・ボールにチンした豆腐と、もち米を入れる

・すりこ木で、餅になるまでついたら完成です

 

できた餅は、豆腐の味やニオイは感じにくく、柔らかい仕上がりです。

ただし柔らかい分伸びにくいので、ちょっぴり残念に思う方もいるかもしれません。

しかし、安全でおいしい餅が自宅でつくれるなんて、嬉しいですね。

 

まとめ

 

 

最近は、若い人にも多く「噛まない、詰め込む」と言った背景がみられます。

 

お餅を食べるときは、最新の注意を払いながら食べることで事故がなくなると思います。

そして、決して一人では食べない事が大切な事だといえます。

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