晴れて新入社員となった皆さま、おめでとうございます。
新入社員として、最も気を付けなければいけないことは言葉遣いです。
言葉遣いが良くないと、どれだけ仕事を頑張っても良い評価は得られないかもしれません。
新入社員として入社したなら、全ての人が目上です。きれいな言葉遣いをしましょう。
そこで今回は、言葉遣いについて紹介します。
イラつく新入社員の言葉遣いとは?
あるアンケートでも、新入社員の言葉遣いに不快を感じたという人が50パーセント以上もいます。
友達に話しかけるような言葉遣いは社会では厳禁です。
・「はあ」「はあ?」
・「え?」
・「まあ」
・「そうですねえ」
・「マジ」
・「やばい」
などといった言葉はどれも相手を不快にさせてしまいます。
使わないように注意してください。
社会にでる以上、きちんとした敬語を学びましょう。
敬語にもいくつか種類があります。
「行く」というキーワードを使って紹介します。
✔尊敬語
「いらっしゃる」「行かれる」
相手の物や状況に応じて使われます。
「お客様がいらっしゃいました」
のように、相手に敬意を表す言葉として使われます。
✔謙譲語
「参る」「伺う」
自身や身内のものや状況に応じて使われます。
「私が伺います」
のように、自分のことを表す言葉として使われます。
また、違う会社の人を相手にしたときに、
自分が勤める会社の人はすべて謙譲語が主体になります。
✔丁寧語
「行きます」
名前の通り、丁寧な言い方を意味します。
最後を「です・ます」調にするのが特徴です。
「見る」をキーワードにすると
尊敬語では相手の方が「ご覧になる」
謙譲語では自分が「拝見する」
丁寧語では「見ます」
と言います。
自分の勤める会社のことは「弊社」、
相手の会社のことは「御社・貴社」です。
使うことが多いと思うのでしっかり覚えておきましょう。
「聞く」「会う」「伝える」「思う」「待つ」
など社会で必要になる言葉はたくさんあります。
「聞く」
尊敬語では相手の方が「お聞きになる」
謙譲語では自分が「うかがう」
丁寧語では「聞きます」
「会う」
尊敬語では相手の方が「お会いになる」
謙譲語では自分が「お目にかかる」
丁寧語では「会います」
「伝える」
尊敬語では相手の方が「お伝えになる」
謙譲語では自分が「申し伝える」
丁寧語では「伝えます」
「思う」
尊敬語では相手の方が「お思いになる」
謙譲語では自分が「存じる」
丁寧語では「思います」
「待つ」
尊敬語では相手の方が「お待ちになる」
謙譲語では自分が「お待ちする」
丁寧語では「待ちます」
きちんとした言い方を覚えておくとよいでしょう。
正直敬語が苦手だという人もいると思います。
でも覚える気があれば仕事をしながら徐々に身についていくと思いますし努力している姿勢は伝わります。
きちんとした敬語はまだ苦手でも上司や同僚との関係は良好に保ちたいですよね。
いい印象を持ってもらうためにまずは最低限、相手の目を見て挨拶することが重要です。
当たり前のように感じる人もいるでしょうが、
この挨拶ができていない人が圧倒的に多いという結果でした。
挨拶は上司だけでなく、同僚や後輩にも必要なことです。
地声ではなく、少し高めの声で明るく挨拶しましょう。
日ごろから生活の中に取り入れることで、自然に身についてくるはずです。
しっかりと挨拶をする事で頭もきっちりと仕事だと切り替えができ気持ちよく仕事ができますよ。
新入社員が勘違いしやすい敬語とは?
皆さんは正しい言葉遣いをしていますか?
会社でよく使う言葉を参考に紹介していきます。
・ご苦労様
これは目上の人が使う言葉なのでNGです。
正しくは、お疲れ様です。
・了解
これは学生の中では通用していたかもしれませんが、会社では不適切です。
正しくは、かしこまりました。
・すいません
すいませんという言葉はありません。
正しくは、すみません。
・ごめんなさい
謝る言葉としては間違ってないですが、
会社では不適切と言えます。
正しくは、失礼しました。
すみませんとよく似ていますが、
すみませんは謝る意味として使われるよりも
お伺いを立てるときに使われます。
「すみません。~を教えてください。」
のような状況です。
次に言い回しを紹介します。
「~になります」
ではなく、「~です」と簡潔に伝えましょう。
例としては、「お茶になります」ではなく「お茶です」
が正解ですね。
つぎに、
「~でよろしかったでしょうか」
というのは、そもそも日本語が変です。
「~でよろしいでしょうか」に変えましょう。
今まさに伝えられたことに「よろしかった」という言葉は過去形です。
「よろしい」に置き換えてください。
まとめ
言葉はコミュニケーションなので、必ず必要になります。
新入社員だからと言って、言葉遣いにまで
「仕方ないか」と思ってくれる人はそうそういません。
今からでも正しい日本語を勉強して、会社で役立てて下さい。