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除夜の鐘ってどこでつくのが正解なの!?神社orお寺?

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雑学・雑記

大晦日といえば、除夜の鐘。

あの低く響く音に、心が穏やかになるような感覚。

 

今年も終わるんだな・・・色々あったな・・・

そんな想いが、穏やかに心に広がるものです。

 

 

ところで、除夜の鐘をついた事が、ある人はいますか?

実はわたし、一度も無いんです。

 

一生に一度でいいから、除夜の鐘をついてみたい!

 

でも・・・あれ?

 

除夜の鐘って、神社とお寺、どっち?

 

わたし、今まで考えたこともありませんでした。

そこで早速、調べてみました。

 

 

 

除夜の鐘ってどこでつくの?

 

遠くから響いてくる、除夜の鐘に耳を傾けて、

夜空を眺めながら、静かに聴き入ると、

心が浄化されていくような、そんな感覚になりますよね。

 

 

音だけでも神々しいというか。

でも、一体どこでついているんだろう?

 

意外と疑問に感じている人も、いるのではないでしょうか。

 

 

 除夜の鐘は、一体どこで?

実は、本来の神社には「鐘」って無いんです。

 

○○○神社、といった名前でも、実はお寺という事も。

 

そのため、除夜の鐘も「お寺」で行っているんです。

 

 

 

除夜の鐘って一体なんなの!?

 

今更ながら、一体どういったものなのか、

よく分からない人も、多いのではないでしょうか。

 

私もその中のひとりです。

 

 

子供の頃から、大晦日には必ずと言っていいほど、

除夜の鐘の音で、年越しをしてきたというのに。

 

この年齢まで、何も知らずにいました。

 

 

このままでは、恥ずかしい・・・

 

こうなったら、調べるぞ!と思い立ち、調べてみました。

 

 

 

 除夜の鐘の由来

 

除夜の鐘は、大晦日の夜から、日付が元日に変わる夜にかけて

お寺で突く鐘のことです。

 

大晦日の夜、夜半に突かれる鐘には、

人が持つ、煩悩を救うために行われます。

 

 

煩悩というのは、「自分を苦しめている心」とのこと。

 

 

「あれが欲しい、でもお金が無いから買えない。」

「自分がこんなに辛いのは、仕事のせいだ!」

「こんな子供を持ったから、私は苦しめられているんだ。」

「こんな厄介な病気だから、自分は何も出来ないじゃないか!」

 

・・・そのような心も、自分を苦しめている煩悩になります。

 

 

元々、神社は神道、お寺は仏教です。

 

仏教はインドから伝わったものですが、

除夜の鐘という「儀式」を行うのは、日本だけなんです。

 

 

 数に決まりがあるって本当?

 

除夜の鐘には、108回という数の決まりがあります。

 

なんで、そんなハンパな数なの?なんて思いますよね。

 

これは仏教の教えを、元にしています。

 

人間ひとりにある「煩悩」は108個あるとのこと。

 

自分を苦しめているのは、周囲でも環境でもなく、

自分自身の心の中にこそあるもの、と自分の内側を見つめるんです。

 

 

大晦日の除夜の鐘の数である、108回というのは、

ひとりひとりの中にある、

自分自身を苦しめる、108個の煩悩から解放され、

来年は、煩悩に苦しめられない年になるように、

との願いを込めて、お寺で108回の鐘を突くんです。

 

 

 煩悩って、よく理解できないんだけど・・・

 

仏教用語なので、確かによく分かりませんよね。

 

108個の「煩悩」の中でも、3大煩悩というものがあります。

 

「貪欲(とんよく)」・「瞋恚(しんい)」・「愚痴(ぐち)」

 

この3つが、3大煩悩。

 

 

  • 「貪欲(とんよく)」とは?

 

欲しい、愛されたい、認められたい、ラクがしたい・・・

 

生きている限り、心に抱く「欲求」を指しています。

 

 

ひとつの欲求が満たされても、欲求は尽きないもの。

 

要は無限に続いていくんです。

 

無限に続く欲求が、満たされなければ、

 

ストレスになったり、怒りに変わったりと形を変えます。

 

 

  • 「瞋恚(しんい)」とは?

 

「怒り」の心や、イライラする心の事を、指しています。

 

 

遅刻寸前で急いでいるのに、赤信号ばかりでイライラする。

 

職場の同僚のせいで、自分の立場が悪くなった、腹が立つ。

 

メールやLINE送ってるのに、返信がない!むかつく!

 

 

怒りの心は、炎のようなもの。

 

思うがままに、その怒りをあちこちにぶつけていると、

 

落ち着いて、気がついたときには、

 

全て怒りの炎が燃やし尽くしてしまい、手遅れになる事も。

 

そうなってしまい、後悔してももう遅いのですよね。

 

 

様々なものも、人間関係までも、全て燃やし尽くしてしまうんです。

 

 

  • 「愚痴(ぐち)」とは?

 

愚痴とは、うらみ、ねたみの心。

 

3大煩悩の中では、一番分かりやすい気がします。

 

日常生活の中でも、愚痴という言葉はよく聞きますよね。

 

 

あの人と話すと、愚痴ばかりでつまらない。

 

実は、その言葉も「愚痴」なんです。

 

 

 そう聞くと、煩悩って意外と普通にあるじゃない?

 

はい。実はその通りなんです。

 

人間って、煩悩100%の純度高い代物なんです。

 

雪だるまから雪をとったら、何が残るかといえば、何も残りません。

 

同じように、人間から煩悩を取ったら、何も残らないんです。

 

 

だからこそ、除夜の鐘を突き、

 

一年間に溜まった煩悩から、解放するのですね。

 

だって、また新たに、始まっていくのですから。

 

 

なんで「除夜」っていうの?

 

除夜の鐘の「除」には、

古いものを捨てて、新しいものを迎える、という意味があります。

 

大晦日の夜は、一年の最後の日。

 

別名で「除日(じょにち)」と呼ばれているそうです。

 

 

古いものには「煩悩」も含まれます。

 

そのため、お寺の鐘についている、

突起した丸い小さな模様は、108個あるのだとか。

 

除夜の鐘の回数は?

ほとんどの方が知っているかと思いますが、除夜の鐘の回数は108回。

煩悩の数と一緒ですね。

 

鐘を鳴らして、煩悩を払い、清らかな心で新年を迎えようというものです。

ほとんどの場所は108回で除夜の鐘は終了。

 

大晦日のうちに107回まで参拝客に鳴らさせて、最後の108回目日付を超えてから寺院の人が鳴らします。

 

これが正式なやり方。

 

もし参拝客が107人を超えた場合は、先着順か抽選で除夜の鐘を鳴らす人を決めているそうです。

 

しかし、場所によっては108回を超える場合も。

それは、参拝客全員に鐘を鳴らさせるためなんです。

 

せっかく来てもらった参拝客に除夜の鐘を鳴らさせたいという好意でもあるのですね。

まぁ、きっちりと107人が参拝する可能性なんてかなり低いですからね…。

 

除夜の鐘の回数は場所によって変わってくるので、もし鐘を鳴らしたいのであれば寺院に確認をしてください。

 

 

除夜の鐘は何時から突き始める?

108回は鳴らさなければいけない除夜の鐘。

果たして開始時間はいつなのでしょうか?

 

ほとんどの寺院では、夜の11時ぐらいから突き始めるとされています。

 

確かに、108回は突かなければならないとなると相当な時間がかかります。

モタモタしていると大晦日を過ぎて日付をまたいでしまうこともありそうですね。

 

そう考えると、夜の11時からで間に合うのかどうか疑問ですが、きっとテンポ良くサクサクと進めていくのでしょう。

 

終わりの時間は、大体は0時半ごろ。

 

すべての回数が108回を超えるところは何時に終わるかわかりませんね。

ある程度の余裕を持って行った方がよさそうです。

 

 

鳴らさない除夜の鐘もある!?

年越しの風物詩ともいえる除夜の鐘。

 

鐘の音が聞こえてくると「あぁ、年を越したなぁ」なんて感じますよね。

でも、最近では年越しに除夜の鐘を鳴らさないこともあるんです。

 

理由は…予想も付きますよね。そう騒音問題。

 

せっかくの風物詩である除夜の鐘のいちゃもんを付ける人もいるもんなんですね…。

大晦日ぐらい許してほしいものです。

 

そんな問題を解消すべくとられた対策は、除夜の鐘ならぬ除夕の鐘。

名前の通り、夜ではなく夕方に鐘を鳴らすもの。

 

夕方だったら、いちゃもんをつける人もいないでしょうしね。

また、なかなかおもしろい対策もあります。

 

それは寸止め。

 

鐘に当たらないように寸止めするんですねー。

意味があるんだかどうなんだかわからない対策です。

 

他にも除夜の鐘を鳴らさない理由として、ボランティアが足りない、高齢化問題などもあります。

 

せっかくの風物詩は大事にしたいものですね。

 

 

喪中の場合は除夜の鐘を鳴らせない?

大晦日の行事である除夜の鐘。

 

なんとなく神聖なイメージのため、喪中の場合は行っていいのか迷いますよね。

ですが、基本的には除夜の鐘を鳴らしても大丈夫です。

 

ただし、「除夜の鐘鳴らしたうぇーいww」などと騒ぐのはNGです。

 

淡々と除夜の鐘を鳴らして、早々に帰宅しましょう。

ただ注意したいのは、四十九日が過ぎていない場合です。

 

この場合は、除夜の鐘を鳴らさずに家で大人しく大晦日からお正月まで過ごしていた方がよいでしょう。

 

お正月はお正月で、喪関係の何かがある可能性がありますのでお気を付けください。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

 

小さな頃から聞いていた「除夜の鐘」には、

様々な理由が、込められていたのですね。

 

 

ちなみに、神社でも鐘がある所もあるそうです。

 

明治時代に、神道を国教にする運動が盛んになった時に、

お寺を守るために、神社として危機を免れた場所には、鐘があるとのこと。

 

日本でも、そのような歴史があったのですね。

 

今年の除夜の鐘は、感慨深く心に響きそうな気がします。

 

ひと突きごとに、心の中に「煩悩」としてある良くない気持ちが、

除日の夜空へ消えていき、綺麗な心で新年を迎えられそうな予感。

 

 

機会がありましたら、是非、除夜の鐘を鳴らしに行ってみましょう。

 

除夜の鐘を鳴らしたい方は大勢いますので、

鐘を突くことが出来たなら、それだけでも、

素晴らしい一年になりそうな予感がしてきませんか?

 

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