風船やアルミバルーンはイベントやパーティーを華やかに彩ってくれます。
小さな子どもから大人まで幸せな気分にさせてくれますよね。
ただ、残念なことに早いものだと数時間から2~3日後にはしぼんでしまいます。
そこでこの記事では風船やアルミバルーンの空気が抜けない方法と風船の空気が抜ける理由についてご紹介していきます。
風船の空気が抜けない方法
ゴム風船とアルミバルーンでは方法が異なってきますのでまずはゴム風船の空気が抜けない方法をご紹介します。
ヘアスプレー
「風船にヘアスプレー?」と一瞬不思議に思うかもしれませんが、このヘアスプレーをゴム風船の表面に吹きかけるだけで空気が抜けるのを抑えることができるのです。
風船の表面をすべてまんべんなく隅々まで綺麗にスプレーをするのがコツです。
特にハードスプレーを使うと場合によっては2週間以上しぼまずに状態をキープできます。
ハードスプレーも威力って髪の毛だけじゃなく風船にまで効くのは驚きですね。
ウルトラハイフロート
ゴム風船をより長く浮かせるためのノリのような液体タイプの薬品で風船をコーティングするのに最適です。
コーティングの方法は膨らませる前のしぼんだ状態で液体を流し込み、風船の内部、先端まできれいに塗るだけです。
スプレーで吹きかけにくい細かなバルーンアートなどを作る時にむいています。
2週間くらいもち、乾いても比較的フワフワ感を保っています。
木工用ボンド
身近なアイテムですが、風船に使うイメージがあまりないですよね。
使い方としては市販で売られている木工用ボンドを膨らます前の風船の内部に塗るだけ。
つまり先程ご説明したウルトラハイフロートと同じなのです。
ウルトラハイフロートとよく似ていますが、木工用ボンドの方が価格も安く、耐久性が高いです。
何より、木工用ボンドは常備品として各ご家庭に置いておくと、風船に限らずいろんなことに役に立つので、風船のためだけに買うよりもお得な感じがしますよね。
塗り方や作る形によって多少変わってきますが最高で1年間もつこともあるそうです。
これらの方法を行うデメリット
これらのアイテムを使って少しでも長持ちさせたいと駆使するのはいいのですが、やはり多少なりともデメリットもあります。
まず、ハードスプレーを使った場合ですが表面にハードスプレーがついているわけですから、ちょっと水分に触れてしまったりするとヌルっとした成分が溶けて流れてくることもあります。
また、いずれのアイテムを使った場合でも、ポンプを使って風船をふくらませた場合は必ずポンプのお手入れをしないといけないことです。
ウルトラハイフロートや木工用ボンドは特に拭き口についたものをきれいにとっておかないと固まってしまいます。
さらに、ボンドを塗って作った風船は乾くとパリパリになってしまいますので扱いには注意しないと、かえって割れやすいという事態にもなりかねません。
なので、飾りで使う時は木工用ボンド、手でふれたりする時はウルトラハイフロートと使い分けをするのもいいかもしれませんね。
ちなみに木工用ボンド+ヘアスプレーを合わせてコーティングした風船は空気がぬけても縮まないビニール風船のようになり、さらに効果が高くなりますよ。
アルミバルーンの空気が抜けない方法
アルミバルーンはゴム風船とは違ってもともと空気が抜けにくい素材になっています。
しかし、それでも少しづつ中の空気が抜けていってしまいますがゴム風船のように事前になにかを塗るよりも空気の再補充を行ったほうが手間がかかりません。
結び目を作ってしまうゴム風船と違って、アルミバルーンは空気の充填口に空気が抜けないよう逆止弁がついていますので空気の再補充もラクに行うことができます。
またアルミバルーンに穴が開くか、逆止弁が壊れない限りアルミバルーンは何回でも空気を充填して使用することができます。
ヘリウムガスも安い値段で市販されていますので抜けない方法を実践するよりも抜けたら補充する方が良いでしょう。
こちらはアルミバルーン専用のヘリウムガスですが値段もお手頃です。
(ゴム風船を膨らますのには適していません。)
ヘリウムガスの風船は何日もつ?風船がしぼむまで何日?
上記のように違いが出てきます。
実はゴム風船はヘリウムよりエアー(空気)の方が長持ちします。
さて素材や気体の種類別に期間が異なることはわかりましたが、それでも少しでも更に長持ちさせたいということで、先述した方法で空気が抜けないようにケアしましょう。
さらに保管の仕方でも変わってくるので注意しておきましょう。
風船やアルミバルーンを長持ちさせる方法
直射日光を当てないようにする
風船に使われているゴムは光に弱いので日光にあたることにより割れやすくなります。
なので保管する場合は暗くて涼しい場所の方がゴムの劣化を抑えます。
家の中でも窓際に風船が漂っていくことを見逃していると、あっという間に劣化してしまうので注意してください。
風にあたる場所に置かない
風で揺れることで劣化が早まり中のガスが抜けやすくなります。
外の風はもちろんですが、エアコンや扇風機などの送風が直接あたる場所もよくありません。
温度変化に注意する
風船の中身は気体なので温度の変化を受けやすくなります。
例えば温度の高い室内で風船をパンパンに膨らませた後に冬の屋外などの気温が低い場所に装飾すると風船がしぼみやすくなってしまいます。
逆に真夏に涼しい室内でパンパンに膨らませた後に外気温の高い屋外に設置すると破裂する可能性もあります。
アルミバルーンは空気を抜いて保存する
アルミバルーンは空気の再充填が簡単に出来るので、中の空気を抜いて保管したほうが長持ちさせることができます。
逆止弁がついているので中の空気を抜く際はちょっとしたコツが必要ですが慣れてしまえば簡単に行うことができます。
風船の空気が抜けたりしぼむ理由
どの素材、どの気体で作った風船であっても、遅かれ早かれ、いずれはしぼんでしまいます、
空気の入れ口をギュッと丁寧に結んだのになぜ…と何度悲しい思いをしたことでしょう。
実は入れ口からは空気はほとんど抜けておらず、風船の表面から抜けていっているのです。
分子レベルの話ですが、ゴム風船の表面は空気が通れる穴がたくさん開いている状態です。
その隙間は目で見えるような大きさではないので、しぼんでいく風船を見て多くの人が
「どこかに穴が開いているのかな?空気の入れ口の結び方が甘かったかな?」
と思いながら、空気の抜け穴を探してしまうわけです。
また、パンパンに膨らんだ風船の中の圧力は風船の外の大気より大きいために少しずつしぼんでいきます。
風船を大きく膨らませるほど風船内の圧力が強くなり空気が抜けやすくなります。
さらに風船を大きく膨らませるほどゴムが伸びて空気を通す穴も大きくなりますので空気が抜けやすくなります。
このような原因で空気が抜けていってしまうので、風船への刺激をなくしたりコーティングすることによって空気が抜けるのを防いで長持ちさせることができるというわけです。
まとめ
風船は手軽に遊べて、子どもから大人まで身近なものですので出来るだけ長持ちさせたいですよね。
私の子どもも街中でバルーンアートを見ると必ずもらってきます。
前までは1日と待たずにすぐにしぼんでしまっていたのですが、この記事でご紹介している方法で少し手を加えるだけでだいぶ長持ちして遊べるようになりました。
みなさんもぜひ試してみてくださいね!