毎日おいしいご飯を食べていますか?
美味しいお米を食べると活力の源になりますよね。
その美味しいご飯を炊くために必要なのは炊飯器。
日常的に使うものだけに、しっかり手入れしたいところですが、ついつい手を抜きがちになってしまいます。
放っておくと匂いやカビの原因にもつながります。
そんな炊飯器のカビや匂いの原因、解消方法について書いてみました。
炊飯器のカビ臭い原因とは?
ズバリ手入れ不足です(笑)
これだけだと分かりづらいでしょうから順を追って説明します。
炊飯器はお米を炊くことが第一の用途であり、それ以外の使い方をしている人は極少数でしょう。
その「お米」が原因の一つと言えます。
お米は成分の大半がでんぷん質です。
でんぷんにはとても栄養があり、人間のみならずカビも好みます。
ただ、カビが繁殖するには条件があります。
炊飯や保温されているなど、温度が高い状態ではカビは発生しにくく、保温を解除した状態でご飯を炊飯器に残こすとカビが繁殖します。
カビはただご飯が好きということではなく、炊飯器はふたを閉めると内部はほぼ密閉された状態になります。
炊飯器内に残った水滴が蒸発しにくくなり、内部は湿った状態に。
ここまで書くともう分かりますよね。
カビは湿気の多いところに発生します。
なおかつ栄養分が豊富なお米があるのですから、カビが繁殖するにはうってつけの環境ということになるのです。
その状態で長期間繰り返し使うと、カビが繁殖して匂いもつきます。
せっかくお米を炊いたのに、嫌な臭いがついてしまっては台無しです。
お米が炊き上がったら食べ切るのがよいのでしょうが、それは簡単なことではないので、違う容器に移す、保温状態にしておくといったことが必要になります。
ただ、保温状態が長く続いたお米は味や風味が損なわれてしまうので、違う容器に移すのが一番かも知れませんね。
炊飯器を開けっ放しで復活する
日々たいそうな手入れは必要ありません。
まずは内窯を炊飯器から出すということを心がけましょう。
その上で炊飯器内部の水滴を布でふき取り、2~3時間は開けっ放しにしておくことです。
これだけでカビの発生要因のほとんどを潰すことが出来ます。
開けっ放しにしてホコリが入りそうと思われるかもしれませんが、2~3時間開けておくだけでホコリがたまるような環境が問題です(笑)
そのような環境ではないと思うので気にする必要はありません。
それでも、細かなスキマや部品の間などに湿気が残ってしまう場合があります。
綿棒などで軽くふき取ってあげると良いでしょう。
それでも匂いがついてしまった場合、部品ごとにばらして分解掃除しかありません。
ただ、分解する前にやって欲しいのが、内窯に水を8分目まで入れてそこに「クエン酸」を投入して炊飯状態にするのです。
つまりクエン酸を使って煮沸洗浄するのです。
こうすることで、炊飯器内部についた汚れが落ちやすくなります。
クエン酸はホームセンターなどに売っているので、手軽に購入することが出来ます。
クエン酸が無ければ、レモンの輪切りでも代用できます。
お酢でも代用できますが、アルミには刺激が強いので、クエン酸を使うのが無難でしょう。
あとは分解できる部品は取り外して、一つずつ食器用洗剤で洗えば汚れも匂いも取れます。
万が一分解して壊してしまった場合、おそらく製品保守の適用外になるので気を付けて下さい。
これでも匂いが取れない場合は、クエン酸での煮沸洗浄を2度3度繰り返すことです。
ほとんどの場合はこれで匂いが取れます。
それでも取れない時は、新品に買い替えた方が無難です。
炊飯器内部に何かの問題が発生している可能性が高いです。
保証期間内であれば、メーカーに問い合わせてみるのもいいでしょうし、保証期間外になってしまったら、煮沸洗浄した後の状態で判断するのが良いでしょう。
まとめ
ついてしまったにおいを取り除くのは、意外と厄介です。
クエン酸での洗浄が果的ですが、そうならないために、日々のひと手間を惜しまずにやること一番肝心なことです。