ゴーヤといえば「ゴーヤチャンプルー」が有名ですが、その独特な食感や苦味が大好きだという方も多いのではないでしょうか。
沖縄などの暖かい地方で育てられているゴーヤ、実は意外と簡単に、自宅でも育てることが出来るのです。
今回はそんなゴーヤの苗植えや、育て方などを紹介します。
ゴーヤを植える時期はいつがいい?
ゴーヤは育て方を間違えなければ、自宅でもしっかりとした実をつけることから、最近は家庭菜園でゴーヤを育てる方も増えています。
そんなゴーヤの正しい育て方を紹介します。
まず、ゴーヤを種から植えるのか、ある程度育った苗から植えるのかによって時期が変わります。
ゴーヤを種から育てる場合、4月頃を目安に種まきをしましょう。
ゴーヤは寒さに弱いので、日中の気温が20度から25度程度になった時期に種まきをするのが目安です。
種の上の尖った部分を1ミリほど切り、十分に湿らせた脱脂綿などの上に置いておき、少し芽が出てくるのを待ちましょう。
芽が出てきたら、プランターや家庭菜園などに種を植えます。
指などで土に穴を開けていきますが、このとき、穴の間隔は20センチ程度とりましょう。
一つの穴に2~3粒ほどの種を蒔いていきます。
種を蒔いたら土で蓋をして、乾燥することが無いようにしっかり水やりをしましょう。
ここまでが、ゴーヤを育てるために、4月に行うべきことです。
ゴーヤを植える方法や育て方!
さきほどはゴーヤの植える時期と、種から育てるときの方法について書きました。
ここからはゴーヤが苗のような状態になってから、実がなるまでをご紹介します。
ゴーヤを種から育てた場合、ゴーヤの葉が5枚ほどになるまで育ったら植え替えの時期です。
苗を購入した場合も、このような状態で売っていることが多いかと思います。
プランター栽培も露地栽培も、苗を植えるときは30センチ以上の深さが必要です。
プランターの場合は水はけをよくするために、鉢に底石を敷きましょう。
その上に土を2センチほど敷いたところへ、苗を植えていきます。
露地植えの場合は、苗と苗の間隔が50センチ以上開くように植え替えをします。
この状態から、土が乾燥しないように育てていくと、ツルが伸びてきます。
ツルが伸びてきたら、支柱やネットをつかってツルを補強してあげるようにしましょう。
ゴーヤの実を沢山収穫したい方は、摘芯が必要になります。
そのままだと、葉やツルに栄養が取られてしまい、あまり実が生らないことがあるからです。
また、一番初めに伸びてきたツルは親ツルと呼ばれ、やはり実があまり生りません。
摘芯をした後の子ヅルと、またそこで摘芯をした後の孫ヅルに、ゴーヤがたくさん生ります。
摘芯は、葉が8枚程度になった頃に行います。
このときの最初のツル(親ツル)の先端をハサミで切り取り、葉を4枚程度残るようにします。
この摘芯を行うと、次は子ヅルが成長します。
子ヅルがたくさん出てきたら、上の方の子ヅルを3本残し、残りの子ヅルは切り取ってしまいましょう。
こうすることで次は孫ヅルが育ってきます。
こうして徐々に成長していくと、夏の暖かい時期、8月頃にゴーヤがたくさん収穫できます。
このときにすべて収穫しないで2個ほど残しておき、黄色くなるまでおきましょう。
するとゴーヤが熟れて自然と割れ、中から赤い種が出てきます。
この種を水で丁寧に洗い、しっかり乾燥させることで、翌年蒔く分のゴーヤの種をとることができます。
まとめ
いかがでしょうか。
栄養価も豊富な夏野菜のゴーヤですが、自宅でもつくることが出来ます。
一度種を購入すれば、翌年も育てられるのは嬉しいですね。
また摘芯をしっかり行えば、沢山の実をつけるのも魅力の一つです。
みなさんもこの夏、ゴーヤを育ててみてはいかがでしょうか。