季節に関わらず美味しく食べられる「枝豆」。
とくに夏は、採れたての枝豆も販売されていることから、枝豆をより美味しく味わうことができます。
冷凍で販売されているものとは違い、旬の枝豆を美味しくいただくには、どのように茹でたらいいのでしょうか。
今回は、枝豆をより美味しく食べるための方法やコツをご紹介します。
水から茹でる、美味しい枝豆の茹で方!
枝に付いている状態の、生の枝豆を入手した時、どのように茹でるといいのでしょうか。
枝豆は、茹で方や塩加減により、見た目の色も、味も食感を変わってしまいます。
そこで、枝豆を美味しく茹でる方法を紹介します。
まず、枝付き枝豆の場合、さやを枝から手で外しましょう。
枝から外した枝豆を、ボウルなどの大きな容器に入れ、大さじ1程度の塩を入れて、よく揉み、塩と枝豆表面の汚れを水で洗い流します。
ある程度綺麗になったら、茹でていきます。
大きめの鍋に水を1リットル、塩を40グラム入れます。
「塩分濃度4%」というのが、一番枝豆を美味しく茹で上げる塩加減となります。
枝豆を鍋に入れて火にかけ、沸騰してからさらに3~5分茹でましょう。
この時の注意点は「10分以上お湯に浸さない」ことです。
10分以上浸しておくと、旨みが枝豆から少しずつ逃げてしまうので、必ず10分以内に茹で作業を終えてください。
茹で上がったあとは、ザルにあけ、うちわで扇いで冷やします。
急速に冷やすことで、旨みを枝豆の中にギュッと閉じ込めることができます。
流水で冷やす方法もありますが、これだと旨みが流れ出てしまいますので、うちわで扇いで冷やす方が、より美味しくできるのでおすすめです。
意外と簡単ですよね。みなさんもぜひ試してみてください。
茹でた枝豆の保存方法はどうする?
茹でた枝豆が残ってしまったら、どう保存すればいいのでしょうか。
冷蔵庫?冷凍庫?ちょっと迷ってしまいますよね。
1日以内の保存であれば冷蔵庫で大丈夫です。
ただし、2日以上冷蔵保存してしまうと、枝豆の皮が茶色く変色してしまい、風味も落ちてきてしまいます。
2日以上保存したい場合は冷凍保存しましょう。
冷凍・レンジ解凍が可能なフリーザーパックに入れ、空気を抜いて冷凍します。
コツは「なるべく空気を抜く」こと。
空気に触れていると冷凍している間でも、少しずつ風味が逃げてしまいます。
なるべく真空に近い状態を作ることで、美味しさをキープすることができるのです。
そのまま冷凍すれば1ヶ月程度は保存可能です。
冷凍した枝豆を食べる時は、袋のままレンジで解凍するだけでOKです。
解凍してすぐの温かい枝豆が嫌という方は、フリーザーパックのまま冷蔵庫で冷やしましょう。
茹でた時のようにうちわで扇いでも良いですし、フリーザーパックごと水に浸けておいてもいいでしょう。
茹でた時同様、枝豆を直接水で冷やすのは極力避けましょう。
この手順で、枝豆を美味しく食べることができます。
美味しい枝豆の嬉しい効果!食べ過ぎるとどうなる?
枝豆は美味しいだけでなく、ビタミンB1をはじめ、二日酔い防止やアルコール分解のために肝臓を助けてくれるオルニチンといった栄養素を含んだ、最適のおつまみです。
そのほか、便秘解消に良い食物繊維や、美肌や女性をサポートしてくれる葉酸やイソフラボンなど、身体に嬉しい栄養素が豊富に含まれています。
一方、ビールに含まれていることでも有名なプリン体が、少量ではありますが枝豆にも含まれております。
また、食物繊維を多く含む食品を過食すると、お腹を壊す原因にもなりますので、食べ過ぎは禁物です。
まとめ
いかがでしょうか。
食事にもおつまみにもピッタリな枝豆ですが、旬のものはより美味しく召し上がれます。
適量を守ることで、嬉しい効果もたくさんある枝豆。
みなさんもぜひ、美味しい枝豆の茹で方を実践してみてください。