子供の頃にてるてる坊主を飾って、遠足や旅行の晴れを願った人いますよね。
てるてる坊主の力ではないにしても、実際に晴れると嬉しかったりするものです。
私は姉が遠足に行くために飾ったてるてる坊主を、少年野球の試合に行くのが嫌で逆さまにして、姉に怒られたことがあります(笑)
役目の済んだてるてる坊主はその後どうすればいいのでしょうか。
願いをかなえてくれた感謝を、てるてる坊主に伝えることを知っていましたか?
そんなてるてる坊主の供養について記事にしました。
てるてる坊主に感謝しよう!正しい供養の仕方!
お願い事が叶ったということもありますし、てるてる坊主が頑張ってくれたのだという気持ちにもなります。
役目を終えてしまったてるてる坊主、そのまま処分することは止めましょう。
願いことをした以上は人の想いが吹き込まれたということになります。
きちんとした作法に則って供養してあげましょう。
まずは「左目」を書いてあげます。
これは作る時から始まっていることですが、てるてる坊主を作る時に「右目」を書いて飾ります。そして、願いが叶った時に左目を書いてあげるのです。
これ…似たような出来事を見たことがある人も多いでしょう。
特に選挙の時などは、だるまの左目を書くシーンを見たこともある人も多いでしょう。
理屈はそれと同じです。
てるてる坊主にも願い事が叶ったら、きちんと左目を書いてお顔を完成させてあげるのです。
その次は「お神酒」をお供えします。
てるてる坊主の歌の中に「あまいお酒を たんと飲ましょ」という一節があります。
願いが叶ったのでお神酒をお供えして、感謝の意を表すのです。
その後は正月明けにお寺や神社などで行われる「お焚き上げ」に出してあげるとよいでしょう。
簡単に作ってしかも短いお付き合いになるでしょうが、人形やぬいぐるみと同じように見送ってあげるのが正しいやり方と言われています。
お焚き上げはどこのお寺や神社でもやっているわけではないので、事前に調べておくとよいでしょう。
忙しくても大丈夫!家でできる、てるてる坊主の供養!
てるてる坊主を供養することは分かっていただけたと思いますが、忙しくて無理という人も多いでしょう。
必ずしも、前の段落に沿ったやり方じゃなければダメということはありません。
忙しい人でも手間がかからない方法があります。
「お神酒」を捧げる部分ですが、普通のお酒でも構いませんし、お子さんと一緒に供養するということであれば甘いジュースでもよいでしょう。
お子さんが大好きなジュースを、てるてる坊主に少し染み込ませてあげるだけで問題ありません。歌の中では「お酒」となっていますが、「供養」はあくまでも気持ちの問題です。
供養する側の気持ちが最大限こもっているのであれば、習わしや言い伝えに必ずしも沿っている必要はないのです。
一緒に過ごした家族が大好きなものであれば、てるてる坊主も受け入れてくれるものです。
感謝の意を表した後は、綺麗な紙袋に入れて燃えるゴミに出します。
「燃えるゴミに出す」は少々切ない表現ですよね。
本当なら川に流してあげるのが良いと言われていますが、今のご時世は川に簡単に物を流すことが出来ません。
作り方によっては自然に帰りにくい素材を使っている場合もあります。
自然にも配慮した処分を考えると、川に流すわけには行かないですよね。
綺麗な袋に入れて、他のゴミと紛れないようにしてあげるだけでも気持ちは伝わりますし、扱いは特別になります。
まとめ
てるてる坊主の供養についてまとめてみました。
過ごした期間は短くても、願いを込めたので気持ちがこもっていることは間違いありません。
長く一緒に過ごしたぬいぐるみと同じ扱いをしてあげてください。
供養はあくまでも気持ちの問題ですが、「心遣い」には時間もお金もかからないので。