職場でのパソコン作業、日常でのスマホ…
現代社会で最も酷使されているのは目かもしれません。
仕事の休憩中や、就寝前など、目がすっかり疲れてしょぼしょぼ…なんて、よくありますよね。
ただの疲れじゃない?
そのしょぼしょぼ、もしかしたら「眼精疲労」かもしれません。
そう、「眼精疲労」は、放っておくと怖い症状につながるかもしれないんです!
目の疲れからくる症状とは?
まず、ふつうの目の疲れと、眼精疲労の違いについてご説明します。
目を酷使してずっしり重い…と、疲れを感じても、少し休んだり、睡眠をきちんと取ったりすれば、翌日にはすっきりして場合は、単なる「目の疲れ」です。
ところが、休憩しても睡眠をきちんと取っても、あんまり楽になった気がしない、そういえばずいぶん長い間、ずっと目が疲れている…
これが「眼精疲労」なんです。
「眼精疲労」は、目の疲れが慢性化してしまった状態のことをいいます。
目の周りの筋肉が疲労によって強張ってしまい、目の血液が上手く循環せず、ついには慢性化してしまう病気です。
眼精疲労のおもな症状には、
・目の疲れ
・視界がかすむ
・視界がぼやける
・目の痛み
・充血
・まぶしさに敏感になる
などがあります。
さらに、眼精疲労が悪化してしまうと、目だけではなく、体にも症状が現れるようになります。
・肩こり
・倦怠感
・眩暈
・吐き気
・頭痛
などがおもな症状です。
また、眼精疲労のストレスにより、交感神経の働きが強まってしまい、血流が滞り、自律神経が乱れてしまいます。
それにより、胃腸に不調をきたしたり、睡眠障害やうつ、不安感などの精神的な症状がでたりすることにもなりかねません。
「ただの目疲れ」と思っていたのに、こんなにさまざまな症状を併発していたとしたら、ビックリですよね…!
胃腸の不調や、睡眠障害、うつなどは、ふつう目に原因があるとは思わない症状なので、心当たりがなく悩んでしまっていた人も多いのではないでしょうか…?
そんな怖い眼精疲労にならないよう、自分で予防する方法があるんです!
目の疲れを取る方法とは?
目の疲れが、怖い「眼精疲労」になる前に、職場の休憩中や自宅でできることを、いくつかご紹介します!
温かいパックで目を温める
目が疲れてしょぼしょぼしているときは、血行不良になっているサインです。
温めるタイプのパックや、温かくしたタオルなどで目を覆い、血液の流れを促しましょう。
充血している場合は、冷たいパックで冷やす
白目に赤い毛細血管がたくさん見えているときは、目の周りが炎症を起こしてしているサインです。
冷たいタイプのパックや、冷やしたタオルで目を覆って炎症を鎮めましょう。
目の体操をする
目の周りを解して筋肉の強張りを防ぐために、こまめに目の体操をすると効果的です!
簡単なものをひとつご紹介しますね。
1.近くのものを10秒から20秒ほど見つめる。
2.遠くのものを5分間、見つめる。
目を休める程度にするのがポイント。凝視しないこと!
3.1と2の行程を何度か繰り返す
食事で栄養を補う
目に良い栄養素を日常の食事に取り入れることで、内側から目の疲れを癒やすことができます。
ビタミンではおもに、ビタミンA、B、C、D、E、などが、目に効果があります。
ほかにも、ブルーベリーや黒酢、青魚なども、目にいい食品として有名ですよね!
度の合ってない眼鏡やコンタクトレンズを調整する
いくらケアを心がけても、普段使っている眼鏡やコンタクトレンズが合っていなければ、それが疲労の原因になってしまいます。
お店や眼科で定期的にチェックをして、常に目にあった眼鏡やコンタクトを使用しましょう!
まとめ
どんな仕事をしていても、多かれ少なかれ目の疲れが起こるものです。
「こんなもんだろう」「仕方ない」などと思って放置していたら、怖い病気を引き起こしてしまうかもしれません…
仕事で疲れた目をケアするためにも、休日は楽しいものやキレイな風景を見て、心も体も目も、リフレッシュするといいかもしれませんね♪