いつものように加湿器のタンクに水を補給しようとした所…何やらタンクの底に水垢やカルキのような白い塊がびっしり…。
このままいつものように水を足して使い続けていいものか…。
結論から言うと、ダメです。
と言うより、加湿器のタンクは何も考えずにただ水が無くなったら補給、を繰り返して使用していると、ほぼ水垢やカルキだらけになります。
水垢やカルキ自体は人体に深刻な影響を与える程の有害物質ではありませんが、そのまま使用し続けると水垢やカルキがどんどん溜まり、やがて人体に悪影響を与えるカビの温床となります。
何よりもそうなると掃除自体が長期戦になり、とても厄介です。
是非まだ症状の軽い今のうちにタンクの掃除を始めてください。
加湿器掃除でカルキを綺麗に落とす方法
重曹は弱アルカリ性で人体にも優しく、油脂や水垢、カビ等の汚れをまとめて綺麗に落としてくれます。
タンクの嫌な匂いも綺麗に取ってくれ、薬局などで非常に安価で購入できます。
さらに重曹は今後のタンクの水垢やカルキ溜まりの予防にもなるので、もし常備していないようなら一本持っておいて損はないので、是非この機会に用意しましょう。
使い方は、タンク内に40度以下のぬるま湯を入れ、その中に重曹(1リットルにつき大さじ1杯程度)を入れ、よく混ぜた後、30~40分放置。
その後、歯ブラシ等でカビや水垢で汚れている部分をゴシゴシとよく擦り、流します。これだけです。
もしこの方法で綺麗に洗ってもこびりついたカルキが落ちない、もしくは加湿器からカルキの匂いが消えない、という事であればクエン酸を使用する方法も併せてお勧めします。
クエン酸を購入する場合、必ず食用と記載のものを購入するようにしましょう。もしクエン酸が無い場合、ポッカレモンのようなレモン水で代用することもできます。
やり方ですが、
1.加湿器タンクに水とクエン酸(小さじ1杯程度)を入れよく混ぜます。
2.加湿器を通常の使用と同じように2時間程運転させます。
3.運転終了後、タンクを確認し、溜まっていたカルキが取れ、浮いているのを確認したら、あとは水ですすぎ、綺麗に洗います。
もしカルキの取れ具合がイマイチという場合、クエン酸(レモン水)濃度を若干濃いめにして再度1から試してみましょう。
衛生的な加湿器の掃除頻度はどのくらいなのか
理想を言えば水を交換する毎…なのですが、さすがにそこまでマメになるのは少々気が滅入りますよね。
なのでせめて週1回程度の掃除で良いかと思います。
重曹でタンクを洗うことで、水垢やカルキも付きにくくなっていきますしね。
因みに、カルキが付くのが嫌だからといって、「加湿器に入れる水を水道水ではなくミネラルウォーターにしている」という方がもしたら、それは止めた方がいいです。
カルキとは塩素のことです。そしてこの塩素が水を消毒してくれるのです。
なんとなく「お米やコーヒーはミネラルウォーターで作った方が美味しいから」という理由でついつい加湿器の水もミネラルウォーターにしてしまう人もいるかと思いますが、それは本末転倒なのでやめましょう。
気持ちはわかりますが…。
もしどうしても水道水が嫌だという方には、メーカーから市販されている、「加湿機用除菌水」がお勧めです。
これは病院の待合室などでも使われているもので、ただの水道水よりは格段に風邪やインフルエンザの予防効果が増します。
勿論、その分出費も増しますが…。
最後に
最近は加湿器も1000円程度で購入でき、とても使いやすくなっていますよね。
正しい使い方をすれば、病気を予防できるだけでなく、代謝を活発にしたりリラックス効果があったりと、メリットの多い製品なので、是非正しく衛生的な使い方で活用していきたいですね。