踏み固められた雪が氷になってしまうとなかなか簡単に除去できませんよね。
地面や道路につるつるの氷ができてしまい大変な思いをしているのではないでしょうか?
そのまま放っておいてもいずれは溶けますがガチガチに固まってしまった雪やアイスバーンは数週間残ることもありますし大変危険です。
そこでこの記事では凍った雪やアイスバーンを溶かす方法や氷を砕く便利グッズを徹底解説していきます。
雪かきして集めた雪の溶かし方についてはこちらの記事を参考にしてください。
凍った雪やアイスバーンを溶かす方法
よくスコップでガンガンやっている人を見かけますが、スコップの先が曲がってしまうか、自分の手が痛くなるだけでアイスバーンはほとんど取れません。
アイスバーンや凍った路面を溶かすには次の方法を試してみてください。
融雪剤を散布
融雪剤を散布するだけですので最も簡単にアイスバーンを溶かすことができます。
散布することによって氷がみるみるシャーベット状に変わり始めます。
即効性もあるのでアイスバーンに苦労している人は融雪剤を散布するのが一番おススメです。
シャーベット状になった雪ならスコップで除去できますからね!
(水を含んでかなり重いですが・・・)
ただ、融雪剤には1つだけ欠点があります。
一般的な融雪剤は塩が入っているので、どうしても塩害によってコンクリートや土壌や車の下回りを腐食させてしまうのです。
なので、使う場所を選ばないと、雪が無くなった後の被害が深刻なことになりかねません。
コンクリートが腐食によりひび割れたり・・・。
車の下廻りがサビサビになってしまったり・・・。
ただ、今回ご紹介した融雪剤は無塩タイプですので、そういった腐食を最小限に抑えることができます。
もし塩害を気にして融雪剤を使っていなかった人はこういった無塩タイプの商品を使ってくださいね!
氷割専用除雪器具
この道具は名前の通り、氷を割るためだけに作られた除雪道具です。
硬くなりすぎた雪の厚さは相当なものになります。
そうなってしまうと並みの道具では太刀打ちできませんので、こういった専用道具を使用するのが一番です。
このガン太は使い方も簡単で軽い力でガンガン砕いていってくれますので道路や地面などにできてしまったガチガチのアイスバーンなどの固まった氷を除雪するにはおすすめです。
実際にガン太を使って氷を砕いている動画を参考にしてください。
欠点としてはガンガン砕いたときの音が少々うるさいと感じる人もいるところです。
しかしアイスバーンを砕く作業をするのであれば、なにを使ったとしても多少の音はやむを得ないところですのであまり気にする必要のないレベルではあります。
ツルハシ
軽い力でアイスバーンもガンガン砕くことができるので、これで固まった雪を砕いておくだけでかなり溶けやすくなります。
特に日陰はアイスバーンが残りやすいので日陰のアイスバーンを砕いて日向に移動させておくだけで太陽の熱によってどんどん溶けていきます。
スコップでいくらつついても砕けなかった氷が一撃で砕けるのでかなり作業が捗りますよ。
ちなみに金物屋の人の話によると雪が降った2~3日後、つまり雪が圧雪されて氷になる頃にツルハシが売れ始めて売り切れてしまう年もあるそうです。
割ったアイスバーンの氷はそのまま放置しておくと溶けて再度固まってしまいますので、この記事で紹介している方法で処理するようにしてください。
雪かきをした雪のおすすめな置き場所
雪かきで気を付けたいのが雪の置き場所です。
雪かきの置き場所を間違えるとそれがアイスバーンの原因なってしまいます。
例えば日が当たらないような場所に雪を積み上げてしまうと、なかなか溶けない上に溶けた水が路面で凍ってアイスバーンが発生してしまいます。
こういったことも考えて雪の置き場所を考えたいですね。
そこで雪かきした雪を置く場所としておすすめの場所や方法をご紹介します。
日当たりのよいアスファルトやコンクリート
事前になにも準備をしていないのであれば、これが一番お手軽で良い場所です。
日によっても自然と溶ける上にアスファルトによって熱も伝わりますので上からも下からも溶けていきます。
ただ、アスファルトで空いているスペースというのがなかなか見つけにくいというデメリットがありますが・・・。
融雪ホースが届く範囲内
どうしても早く雪を溶かしたいなら融雪剤と融雪ホースを併用するという方法もおすすめです。
外気温が低い日に水だけを撒いていてもそれが氷になってしまうこともありますので、融雪剤を併用することで凍らせずに素早く雪を除去することができます。
水で雪を溶かしていく事が出来る上に、融雪剤の効果で水が氷にもならないのでおすすめです。
この他にも雪を簡単に早く溶かす便利グッズはこちらの記事で詳しく紹介しています。
まとめ
放っておいてもアイスバーンはいずれ溶けますが、その間に足を滑らせて怪我をする可能性があるので早めに処理しておくことをおすすめします。
でもスコップ一本では太刀打ちできないケースが多々ありますので、この記事でご紹介した専用のグッズを揃えておくと安心です。
出来ることなら雪かきは雪がフワフワなうちにやってしまうのが一番簡単なのですが、ガチガチに固まってしまった場合はこの記事でご紹介した方法を試してみてください。
雪かきの雪や氷の塊などは先程ご紹介した方法で溶かしてしまうのが一番ですが、一時的に置いておく場合でも置き場所には注意してください。
思わぬトラブルに巻き込まれてしまう可能性もありますので・・・。