忙しい主婦の皆さんや、小さな子どもがいるママは、何かと自分のことを後回しにしてしまいがちですよね。
入浴後や洗顔後のスキンケアも同じです。
化粧水、乳液、クリーム…と、何度も塗る時間なんて確保できない!という人もいるのではないでしょうか。
そんなときにオススメなのが美容オイル!
あっという間に肌が潤います!
最近の美容オイルはかなり改良されていて、かつては気になった、オイル独特のベタベタとした感じが抑えられているので、オイルだけを塗っているという人も結構いるらしいのです。
ですが、入浴や洗顔の後にオイルだけというのは、スキンケアとしてはどうなのでしょうか。
確かに時間は短縮できますが、実際のお肌にはどのような影響があるのかをお話します。
洗顔後オイルだけで大丈夫なのか?
洗顔後はオイルだけで済ませるという人も少なくはないようですが、これは、肌のタイプによって向き不向きがあるようです。
基本的に、普段肌トラブルもなく、いつもより少し多めに日に当たったときなど、部分的に乾燥が気になる人には、効果があるでしょう。
オイルは肌の水分を保護してくれる性質があるので、外出前にあらかじめオイルを塗っておくことで、お肌の潤いをキープすることができます。
では、日頃から乾燥肌に悩んでいる人はどうでしょうか。
乾燥肌が気になっている人は、表面だけでなく、肌の深層まで水分が足りていないことが多いです。
そういう人がオイルを塗っても、直後は潤っているような感じはありますが、オイルのみでの潤い効果は数分から数時間程度だそうです。
また、化粧水や乳液でお肌の保護をしないままオイルだけを塗ると、肌のうるおいがないまま蓋をしてしまう状態になるため、かえって乾燥肌が悪化する原因にもなるのです。
深層部の乾燥はシワやシミの原因にもなり、最悪、毛穴が開いてしまうことも!
「一度開いた毛穴はふさがらない」なんて話も聞きますが、日ごろからお肌の乾燥を予防するために、自分のお肌にあった「正しいスキンケア」を始めることが大切なのです。
洗顔後、オイルを使ってケアする際の正しい使い方と注意点は?
では、洗顔後にオイルを使わないほうがいいのか?と言うと、そうではありません。
乾燥肌の人が、洗顔後に化粧水だけを使うのと、オイルだけを使うのでは、オイルの方が良いと思います。
オイルを使って、よりお肌に良い効果をもたらすにはどうしたら良いのでしょうか。
乾燥肌の方の場合、先ほども書いたように、お肌の奥深くまでしっかりと潤いを届けることがとても大切です。
入浴後や洗顔後には、化粧水をコットンに染み込ませ、お肌全体を優しくパッティングしてあげましょう。
代用としてパックでも良いです。
手でお肌を触ったときに、「少し冷たいな」と感じる程度になれば、お肌の奥まで化粧水が染み込んでいる合図です。
次に乳液、もしくはクリームを塗ります。
これで、お肌の奥まで染み込んだ化粧水の蒸発を、和らげることができます。
お肌全体に乳液やクリームを塗るときは、力を入れて塗ることによる摩擦でお肌にダメージを与えないよう、指の腹で優しく、擦る回数をなるべく減らしてあげることが大切です。
最後にオイルを塗ります。
オイルはお肌の、本当に表面だけを保護するので、化粧水や乳液の効果を最大限に引き出してくれます。
この順序を守れば、乾燥肌の方でもオイルの効果が現れるでしょう。
ただし、オイルの種類には注意が必要です。
椿オイルや、アルガンオイル、ココナッツオイルなど、さまざまな種類があるオイルですが、このオイルのほとんどは植物由来のものです。
一方、羊からとれるラノリンオイルや、馬からとれる馬油などといった、動物由来のものもあります。
それぞれ効果が色々あり、状況に応じて使い分けることが重要です。
例えば、お出かけ前に動物性の馬油を使うと、日焼けを促進してしまうので、日焼け予防の効果がある椿オイルが最適です。
逆に、乾燥肌の人がお休み前に使う場合は、馬油のほうがエイジングを促す効果があります。
まとめ
このようにスキンケアと一言でいっても、人により効果や使い方を間違えては逆効果となってしまいます。
日頃から自分に合った正しいスキンケア方法を実践することで、肌トラブルも解消することができます。
シミやシワ、毛穴の開きなどが悪化してしまう前に、自身のスキンケアが正しいかどうか、一度見直してみませんか?
「十年後も綺麗なお肌」を手に入れられるように、まずは今日から習慣化していきましょう。