同じ部屋の中でも、場所によって、畳の色が変わってきているということはありませんか?
古くなっての色落ち、擦り減りなどの原因も考えられますが、一番見落としがちな理由としては、日焼けというのもあるのです。
今回は色々な色落ちの原因の中から、日焼けについて解説していきたいと思います。
畳が日焼けしてしまった時に直す方法ってあるの!?
最初に畳ワックスをご紹介します。
こちらは、主にホームセンターなどで販売しており、約3000円ほどで入手できます。
さすが、新品同様に回復とまではいかないですが、日焼けして黄色くなった畳がやや新品の青々しい色に戻ります。
塗っている最中は、ニスのような匂いがするのですが、水性塗料ですので、乾ききると、においは完全に取れます。
日焼けが気になる方は使ってみてください。
次は、酢で直す方法をご紹介します。
こちら、用意するものは、霧吹きと洗い物洗剤、雑巾3枚(洗剤、酢水、を付ける用と、乾拭き用)、そして、酢水(お湯2 酢1の割合で作ったもの)になります。
まずは、軽く濡らした雑巾に洗剤をつけます。
つけすぎてしまうと、畳に洗剤が残り、逆に変色してしまうので注意しましょう。
まずは、これで表面の汚れをとります。
表面の汚れを落としたら、今度は酢水を霧吹きにいれ、霧吹きで酢水を雑巾につけます。
そして、畳を拭いていきます。
ここでの注意点は、目に沿って拭かないと、傷がついてしまうので、注意です。
酢水を軽く畳につけたら、風通しの良いところで乾かしましょう。
畳が取り外せるのがベストです。
こちらも新品同様とまでは行きませんが、色は回復します。
畳の日焼け防止に使えるカーテン
そもそも畳が日焼けをする理由ですが、基本的には畳は植物です。
植物の中に含まれている成分「葉緑素」という色素を作っており、この成分が紫外線に当たると変質していき、変色していくのです。
部屋の中の位置によって、畳の色が違うのも、紫外線に当たっている量が違うという理由で場所によって、色が違うという風になるのです。
ここでは、そうならないための施策をご紹介いたします。
実は、畳の日焼け防止に使えるカーテンがあるのです。
その名も「クレープカーテン」
こちらの商品の謳い文句が「畳、クロスの日焼け防止に」となっていて、まさに畳のためのカーテンとなっています。
材質がクレープ紙でできていることから、この名前になっています。
こちらのカーテンをすることにより、畳への紫外線が守られ、色が変わることを防ぐことができます。
こちらのカーテンのデメリットですが、紫外線防止ということで、やや厚みがあるために、部屋が暗くなりやすいです。
しかし、カーテンを閉める際にはどちらにしろ、暗くなりますし、昼間は開けるのであれば結局紫外線にあたってしまうので、完全防備するかどうかの判断になるかと思います。
完全防備するのならば、やはりこのクレープカーテンを使用したほうが確実に紫外線カットしますので、大変おすすめになっています。
まとめ
結論としては、日焼けしてしまう前に対策をするのが一番良いです。
クレープカーテンをし、完全に日焼けしないように守るもよし、日焼けしてくる前から、ワックス、酢水作業で定期的に色を保つようにする。
こちらの2点の方法がベストです。
日焼けしてしまったらもう遅いと思ってもらい、日焼けする前に対策することをおすすめします。
畳は頻繁に買い換えるものではないので、部屋の掃除の一環として、ぜひ定期的にこまめに防止対策を行ってください。