夏になるとなにかと活躍するクーラーボックス。
実はカンタンな方法で、より一層効果がアップすることを知っていますか?
今回は、クーラーボックスの改造方法について、カンタンなものから本格的なものまで、いろいろ紹介します。
今年の夏はぜひ、みなさんも試してみてください。
クーラーボックス改造はウレタン注入がおすすめ
それは、ウレタンを使った改造です。
発泡スチロールより、さらに密度が高いウレタンを使うことでさらに保冷効果を期待できます。
すこし難易度があがりますが、チャレンジしてみてくださいね。
この改造には、発泡ウレタンというものを使います。
一般的にホームセンターなどに売られているスプレータイプのものは、吹き付けると密度の高いウレタンが噴射され、時間とともに膨らんでいきます。
これを本体の内側と外側の隙間部分、またフタの内部の隙間部分に埋め込むようなイメージです。
先ほどの手順同様、本体側の発泡スチロールを抜いたら、ウレタンをスプレーしていきます。
まず底面にスプレーし、固まる前に本体内側部分を乗せます。
ウレタンを吹き付けたあとは、クーラーボックスを逆さにし、ウレタンが上手く膨張するようにします。
1日放置し、様子を見ながら不足している部分があれば再度スプレーします。
ウレタンは時間とともに膨張しますので、万が一多すぎた場合はカッターやのこぎりなどで切り落としてください。
本体が完了したら、次にフタも同様の作業をします。
内フタは、スプレーしたあとすぐにつけずに、完全に膨張が終わってからつけましょう。
こちらも、膨張しすぎて溢れてしまった部分は切り取ってください。
あとは、元通りに組み立てて完成です。
アルミシートの改造に比べて、時間と技術、コストはかかりますが、その分しっかりとした保冷持続力を期待できます。
クーラーボックスを簡単に改造するならアルミシート
誰でもカンタンにできる初級者向け。
アルミシートを使った改造方法です。
用意するものはアルミシート、両面テープだけです。
どちらも100円ショップで購入できるのも魅力的ですよね。
あとは、必要に応じて、クーラーボックスのネジ穴に合うドライバーを用意してください。
あらかじめ、クーラーボックスのフタ部分を本体から外しておきます。
一般的なものであれば、フタと本体の、繋ぎ目の部分のネジを外すだけで大丈夫です。
まず、本体部分を改造します。
クーラーボックスは、外側の部分と容器部分の間に発泡スチロールが詰まっているものが多いので、この発泡スチロールを取り除きます。
発泡スチロールを取り除いたら、本体の内側の周り、前後左右と下に、隙間なくアルミシートを貼り、さきに取り出した発泡スチロールは入れずに、本体外側に入れて戻します。
次にフタの改造です。
フタは、外側と内側の二重構造で、中は空洞であることが多いです。
この空洞部分に、先ほど本体から取り除いた発泡スチロールを隙間なく入れていきます。
クーラーボックスのフタはメーカーにもよりますが、ほとんどの場合、フタの内側部分の注意書きシールを剥がしたところに固定ボルトがあります。
それぞれを加工したあとは、元通りに組み立てれば完成です。
クーラーボックス本体の保冷効果を担っていた発泡スチロールを、より保冷効果の高いアルミシートに貼り換え、保冷効果がほぼなかったフタの部分に発泡スチロールを入れるという作業です。
これにより、100円ショップで購入したものだけで、より高い保冷効果が期待できますので、みなさんも一度試してみてはいかがでしょうか。
クーラーボックスの保冷力アップするためのルール
高くて高性能なクーラーボックスほど保冷力は高いものですが、ちょっとした工夫で安いものでも保冷力がアップできるのをご存知ですか?
まずは基本の4カ条で、効率の良いクーラーボックスの使い方をしっかり理解しましょう。
1.前日にクーラーボックスに保冷剤などを入れて、クーラーボックス内を冷やしておきます
2.中に入れるものは可能なものはすべて前日から冷凍して冷やします
3.フタの開閉回数を極力少なくします
4.直射日光を避け、できるだけ日陰の涼しいところに置きます
上記のとおり、クーラーボックスを効率よく使うには、前日から準備が必要です。
当日使う保冷剤とは別に、クーラーボックスの中を冷やすために、前日から保冷剤を入れておきましょう。
クーラーボックスを使う時は、できるだけ余白がないようしっかり詰め込み、凍っているものが多いほど保冷力はアップするので、ちょうど良いサイズのクーラーボックスを準備しましょう。
保冷剤についても、100円ショップやアイスやケーキに入れてもらうゼリー状のものではなく、大型で温度が低く溶けにくいアウトドア用のタイプを準備するとベストです。
もちろん、クーラーボックスは日陰に置くようにしましょう。
直射日光の下だと保冷力はガタ落ちしてしまいます。
また、意外と見落としがちですが、できるだけ開閉回数を少なくする、開けたらすぐに閉めることも大切です。
子どもたちが飲み物を取ったり戻したりするだけで、クーラーボックス内の温度は簡単に上がってしまいます。
一度取り出したら戻さない、開ける前に取り出すものを決めるなど、ルール化しておくと良いでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。
このように自分で改造すれば、現在使っているクーラーボックスの保冷力も格段にあがります。
クーラーボックスによっては、分解できないものや、発泡スチロール以外のものが入っている場合もありますので、注意してください。
お持ちのクーラーボックスが改造できるタイプなら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。