まだちょっとしか使っていない新品の土鍋がいきなり割れたことはありませんか?
「洗い物をしているときに気が付いたらヒビ割れていた・・・」
「つい最近買ったばかりなのに・・・」
できればお金をかけずになんとかひび割れを修復したいと思う人も多いはず。
そんなあなたの為にこの記事では土鍋が割れる原因とヒビ割れてしまった土鍋の修復方法について解説していきます。
土鍋が割れた原因とは?
土鍋は文字通り「土」で出来ているので元々割れやすくデリケートなお鍋です。
なので普通のお鍋のように取り扱っているとすぐに割れてしまいます。
どういったケースで割れてしまうのかを状況別に解説していきます。
目止めをしなかった場合
新品の土鍋は目に見えない無数の穴が空いている状態です。
その穴を塞ぐためにする作業を目止めといいますが、これをしないとひび割れたり液漏れしたり、長く土鍋を使うことができなくなります。
目止めの作業自体はとても簡単なので、こちら記事を参考にして実施してみてくださいね。
温度変化によるひび割れ
ひさびさの土鍋を使用する前にさっと洗って土鍋が濡れたままなのに火にかけてしまった場合です。
フライパンなどの鉄製品は洗った後に濡れたまま火にかけたりすることもありますが土鍋は厳禁です。
実は土鍋は温度変化に非常に弱い性質があるため、熱々の土鍋の中に水を入れるなどをして急に冷やしたりすると割れたりヒビが入ったりします。
土鍋の洗い方が悪く傷をつけている
土鍋を使い終わった後、温度が十分下がったことを確認した後に手洗いしていきます。
このときに金だわしなどでゴシゴシと洗ったりすると、土鍋に傷がついてそこからひび割れや漏れの原因になってしまいます。
また、スポンジに洗剤や漂白剤をつけて洗うのはNGです。
どうしても汚れが落ちない場合は少しの洗剤を使用したりするケースもありますが、匂いが移ってしまう可能性があるので基本的には水だけで洗っていきます。
ひび割れた土鍋の修復方法
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軽いヒビであれば、「お粥を作ればOK」です。
同様に「ホットミルク」を作るのも、効果的です。
お粥や、牛乳の膜が糊になって土鍋の目地の中に入りヒビ割れ補修をしてくれます。
お粥やホットミルクを作りたくない、という方には、目止めと同じ方法を「片栗粉」で行って下さい。
水10:片栗粉1で温め、沸騰して10分、火を止めて冷めるまで放置。
この方法で糊付けすることが出来ます。
うっすら入ったヒビであれば、まず問題なくこの方法で大丈夫です。
また、目止めした後、水を張って「水漏れがしないかどうか」確認してからご使用下さい。
一度水漏れするほどのヒビが入った土鍋は、数か月後に再度水漏れする可能性があります。
左右の端から端まで、がっつり大きく入っているヒビは少し危険です。
また、内側だけでなく、外側にもヒビ割れが大きく出ている場合にも注意が必要です。
料理に使っている最中に割れたら大変なことになりますので、外側に大きくヒビ・欠けが出た場合には諦めて新しい土鍋を購入したほうがいいかもしれませんね。
まとめ
一度は修復できたものの、再びダメになったという例もありますが内側に入った軽いヒビであれば記事内でご紹介した方法で修復可能です。
土鍋は「美味しく育てるもの」なので使い始める前や使っている最中にもきちんとお手入れをして、長くおいしく活用していきましょう。