くたくたに疲れて帰ってきた日、今日はゆっくり眠りたい!!とやっとの思いで布団に到着。
「至福のひととき~~」なんて幸せを噛み締めようとしたその瞬間!
隣の部屋から聞こえてくる騒音にうんざりすることってありませんか?
どんな楽しいことをしているのかと気になるどころか、貴重な眠りの時間を妨げられては、ただただ迷惑でしかありません。
でも、直接言いに行くのはちょっと気が引けますよね。
嫌がらせを受けるのではないかと考えてしまって、いつも我慢してばかり。
でもさすがに限界!
そこで今回は、大きな騒ぎにすることなく無事に解決する方法をご紹介していきましょう!
マンションで隣がうるさいと感じたら!
ですがそれ以上に、直接壁がつながっているマンションやアパートなどの集合住宅では、お隣をはじめ、上の階の部屋、下の階の部屋、四方八方いろんなところからの騒音被害に合う可能性が高くなります。
この場合、どのように対処すればいいでしょうか。
取るべき行動について、順番にまとめてみましょう。
騒音の発生源を特定する!
いくら対処をするにしても、発生源がどこなのかわからなければ対処のしようがありませんね。上の階の部屋なのか下の階の部屋なのか、はたまた右隣なのか左隣なのか。
「音が聞こえる」=「隣の部屋」と思いがちですが、マンションなどの集合住宅の場合、建築資材は四方八方つながっているので、上の階や下の階からも音が伝わってくるのです。
私がひとり暮らしをしていた頃のマンションでは、1ルームの安いマンションだったこともあるせいか、両隣はもちろん、上下の階の部屋の携帯電話のバイブの振動が聞こえていました。
さすがにこれを騒音と思ってイラついたことはありませんよ。笑
とにかく「騒音が始まった!」と思ったら静かにして、騒音はどこから聞こえてくるのか聞き耳を立てて探ってみましょう。
もちろん、発生頻度を確認しておくことも忘れずに。
管理会社へ相談
いくら発生源が分かったとはいえ、直接苦情を言うのは勇気が必要ですよね。
最近は、近隣住人とのトラブルのニュースをよく見かけます。
運よく物分りのいい人が発生源であればいいのですが、忠告されて素直に反省するような常識のある人は、そもそも騒音自体を気にするはずです。
そんな人がたまたま、その1日だけ盛り上がりすぎてしまったという程度なら、むしろ許してあげましょう。
つまり、騒音を気にせず頻繁に発生させるような住人は、あまり常識のある人とは言い難いタイプの人です。
なので、直接苦情を言うことで、トラブルにつながる可能性もなくはありません。
ここは安全策として、管理会社に相談しましょう。
管理会社に相談する前に確認しておくことは
・騒音が発生した日にちや時間帯
・どのような音か(騒ぐ声や楽器、足踏みなど)
・発生頻度
といったところでしょう。
具体的なことがわかれば、管理会社も注意しやすいですからね。
注意された側も日付がしっかりわかっていればこの日は友達が来ていた、部屋の模様替えをしていたなど原因がわかりやすく、改善しやすいです。
ただし、注意しておかなければならいこともあります。
・1~2回程度しか発生していない
・赤ちゃんの泣き声
・同じような音を自分も発生させていないか
これらに当てはまる場合は、苦情を言うに値しません。
特に、騒音がお友達と盛り上がっている声だという場合、自分はお友達が来たときにどうなのか、思い出してみてください。
マンションの壁は薄いし、つながっています。
案外自分の騒ぎ声も響いている可能性もあります。
恥ずかしい思いをしないように注意しておきましょう。
思い切って引っ越す
発生源を特定し、管理会社にも相談した。
それでも全く改善されない。
そんなときは、騒音を出す住人も注意すべき管理会社も信用できなくなるでしょう。
いっそのこと引っ越してしまった方が無難です。
特に思い入れもなく引越しが可能であれば、迷うことなく引っ越しましょう。
いつまでも我慢する必要はありません。
注意してもダメなら、こっちが気を使う必要もありませんからね。
ですが、購入したマンションであったり、引っ越したばかりであれば、簡単には引っ越せないという事情もあるでしょう。
この場合はいよいよ次の手段となります。
最後の手段!法的措置で撃退
もう本当にどうしようもないときは、訴えましょう。
実は、騒音問題での訴訟は最近多いんです。
特に都心部では、マンションのような集合住宅がかなり増えていますからね。
また、裁判を起こした場合、転居の他、慰謝料や損害賠償金なども取れる可能性があります。
ただ、裁判となるととても大変です。
騒音が起こった日付や時間をメモしておくのももちろんですが、騒音を録音する、自分がどんな影響を受けたのか、対策として何をしたかなど、とにかく証拠を集めなければならず、労力と時間がかかります。
特に、ただ訴えるだけではなく、何度も何度も対策を取ったという証拠がなければ、ただ文句をつけるだけのクレーマーとみなされてしまいます。
どうしても今のマンションから離れたくない場合など、最後の最後に取る手段として覚えておくといいかもしれません。
訴訟まではちょっと…という場合は弁護士に相談するのもいいかもしれません。
先ほども書いたように、騒音での訴訟は多いので、プロの弁護士に相談してから決めるのが良いでしょう。
こちらでも苦情の伝え方について記事にしていますので、参考にしてくださいね!
マンションで隣がうるさいと思ってもやってはいけない事!
どんなに騒音による被害を受けていても、先述したとおり直接苦情を言いに行くのはやはり危険な行為です。
騒音発生源の部屋のドアに苦情の貼り紙を貼ったり、直接的な攻撃をしてトラブルになるようなニュースがありますよね。
本当に危険です。やめておきましょう。
下手をすれば命の危険もあります。
また、騒音の発生源が実は別だった!という場合も逆に気まずい雰囲気となり、もしも騒音がなくなったとしても、この先住み続けることが苦痛になってしまいます。
騒音問題に巻き込まれたはずなのに、いつの間にか加害者に…なんてことにならないように注意しましょう。
また、管理会社へ相談する際は、匿名で連絡しても大丈夫です。
もちろん、良識のある管理会社であれば、名乗ったとしても騒音発生源の人に「○○号室の○○さんからの苦情で・・・」なんて言わないはずですが、一応、その辺りは非公開にするよう確認しておいた方がいいですね。
まとめ
マンションの近隣住人がどのような人か、これはもうある意味ギャンブルです。
特に新築物件の場合は、自分が先に入居して、後から隣人が引っ越してくるようなことがあり、こうなったら選択の余地すらありません。
悲しい現実ですが、運があるかどうかが鍵になるといっても言いすぎではないでしょう。
そして、たとえ運悪く騒音問題に巻き込まれたとしても、そのままおとなしく我慢しているのではなく、早めに何かしらの対策を取りましょう。
人によっては気になって眠れない、悩みすぎて病気になってしまった、という人もいます。
まずは勇気を出して管理会社に相談することから始めてみませんか?
騒音問題に悩んでいる時間の方がもったいないです。
早く解決して、ゆっくり眠れる日が来ますように・・・