桜と言うと、私たちがすぐに思いつくのは、ソメイヨシノ。
これこそ本当の桜と言わんばかりに、南は鹿児島から、北は北海道まで、季節になると咲き乱れます。
その時期も、日本列島が南北長いのを表すかのように、南の暖かい地方から、徐々に咲いていきます。
気象庁では、毎年「桜前線」と称して、各地の桜の開花予想を天気予報とともに発表します。この時期になると、だんだん春も近くなってきたんだなと思いわせるうれしい予報です。
少し前までは、花粉前線、花粉予報と言った、ある意味ありがたくない予報が発表されていたので、この気分を晴らしてくれるかのような、ある意味気象庁の意気なこころ意気と言えるでしょう。
しかし、今回テーマに取り上げるのは、このソメイヨシノではありません。
もう一つ、忘れてはならない桜である「しだれ桜」が今回の主役。
その開花時期や、関東での穴場見物スポットなどを紹介します。
平日でも充分い楽しめるスポットを紹介しますので、奥様方にも必見です。
しだれ桜の開花時期はいつ?
さて、まずは、一番気になる開花時期ですが、そもそもしだれ桜とはどんな桜かご存知でしょうか?
「しだれ」と名称されていることからも創造できるように、花の枝の部分が地面に向けて垂れているのです。
柳の木を創造してもらえば、それにピンク色の花が垂れ下がっているのが、しだれ桜。
京都の東寺の境内にあるしだれ桜は有名どころの一つですし、岐阜県美濃市で毎年春に開催される花神輿もそんなしだれ桜と模したものだとも言われています。
そして、開花時期ですが、実は、ソメイヨシノよりも少し早い時期、3月中旬から下旬にかけて主な開花時期になります。
4月上旬にかけて一番の見ごろです。
ソメイヨシノとも開花時期が重なることもあるので、場所によっては2大桜が同時に見られるなんてこともあるでしょう。
しだれ桜の関東の穴場スポットは?
さていくつか、関東のしだれ桜スポットを紹介しましょう。
東京都内(電車で気軽に行けるスポット2選)
六義園
ここに着くや否や、大門をくぐった瞬間に、巨大なしだれ桜が飛び込んでくるのが圧巻!
住所…東京都文京区本駒込六丁目
開園時間…午前9時から午後5時まで
休園日は年末年始のみ。
最寄り交通機関…JR山手線・東京メトロ東北線「駒込」下車 徒歩7分で、駐車場ありません。一般入園料が240円です。
小石川後楽園
東京都内にあるにもかかわらず、古木が多く風情たたずまいが良い庭園。
樹齢60年を超すと言われるしだれ桜が他の古木を圧倒する咲きようは見ものです!
住所…東京都文京区後楽一丁目六丁目六番地
開園時間…午前9時から午後5時まで
休演日は年末年始のみ。
最寄り交通機関…都営地下鉄大江戸線「飯田橋」C3出口下車徒歩3分で、駐車場はありません。一般入園料は300円です。
関東近郊
東漸寺
なんと、このお寺には樹齢300年以上のしだれ桜があるのです!
300年と言うとざっと江戸時代からおのお寺の境内に咲いていると言う素晴らしいしだれ桜。大きさも咲き方も来てよかった!と思えるでしょう。
住所…千葉県松戸市小金三五九番地
拝観受付時間…午前9時から午後4時30分まで。
お電話番号…047-345-1517
最寄り交通機関…JR常盤線「北小金駅」南口から徒歩6分ほど。無料駐車場は台数限りあります。交通機関がおすすめ。
長興山紹太寺
神奈川県小田原市にあるお寺。
その中のパッと現れるしだれ桜が、見ごろを迎えると庭園を覆うように咲き誇る姿を一度は目にしておくべきでしょう!
ただし、山とつく場所だけあって、境内に行くには、約100段の石段を上る必要が。
ぜひ、スニーカー、軽装で天気の良さそうな日を狙って訪れましょう。
住所…神奈川県小田原市入生田三〇三番地
拝観受付時間…24時間で拝観料もいりません!
お電話番号…0465-22-7760
最寄り交通機関…箱根登山鉄道・入生田下車徒歩5分ほど。疲れるといけないので、公共交通機関で、箱根観光ルートの一つとして行くのがおすすめ。中で、精進料理も堪能できますよ!
まとめ
しだれ桜を見たいと少しでも思っていただけたでしょうか?
スポットによっては樹齢何百年の樹が多く、圧巻されます。
それだけ、その樹の持つ生命力を真近に感じられることができるからではないでしょうか。
今回紹介した穴場スポット以外にも関東近郊には様々なしだれ桜の名所があります。
この機会にあなたもそんな魅力に触れてみてはいかがでしょうか。