ほっとしたい時間や友達と会話を楽しむ時に、カフェや喫茶店などで飲むコーヒーは格別に美味しいですよね。
そんな時、ホットコーヒーにガムシロップを入れて飲んだら友達から、
「なんでガムシロップ?」
と突っ込まれてしまった・・・
なんてことはありませんか。
確かにホットコーヒーについてくるのはスティックのグラニュー糖が一般的。
ホットにもガムシロップを入れるのはアリなのかを調べてみました!
ホットコーヒーにガムシロップを入れるのはおかしいのか?
ホットコーヒーにガムシロップを入れるのはおかしいのか?
と考えると同じ砂糖なので、おかしくはないですね。
一般的にはホットコーヒーの暖かさで砂糖が溶けるので、わざわざ溶けているガムシロップを入れる必要性はない・・・ということですよね。
ですが、少数派でもホットコーヒーにガムシロップを入れる人は存在するようです。
ただ、ガムシロップは、冷たいものに溶けにくい性質である砂糖を液状にした商品です。
水とグラニュー糖とアラビアガムを混ぜたものになります。
そのため、ガムシロップは水が加わっていることから、
「ホットコーヒーに入れると多少コーヒーが薄まってしまう!」
ということが考えられます。
ですので、ホットコーヒーには薄まっていないグラニュー糖を入れるというのが一般的となっているようです。
コーヒーにこだわりがかなりある人はホットコーヒーしか飲まない・・・
ということも聞いたことがあります。
それと同じ考え方をすると、美味しいホットコーヒーには液状となったガムシロップは不思議な感覚があるのかもしれませんね。
しかしながら、コーヒーに砂糖やガムシロップを入れるのは、甘みを感じるためであり飲む人が甘さを感じて満足できれば問題ない!
という結論にいきつくのではないかと思います。
ホットコーヒーにガムシロップを入れてはいけないという理由もないですからね。
なので、人それぞれの感覚でホットコーヒーにガムシロップを入れても溶ける手間がはぶけてよいのではないか!?という考え方もできます。
どうしてガムシロップはアイスコーヒーに入れるのか?
上記ではガムシロップをホットコーヒーに入れるのは人それぞれの感覚の違いでいいのではないか?ということを書きました。
ではなぜアイスコーヒーにガムシロップなのか?ということもご説明しますね。
単純に言えば、砂糖は暖かくないと溶けないので、冷たいコーヒーには液状であるガムシロップでないと溶けずに甘さが感じられないという解釈になります。
しかし、人が甘みを感じるのには温度も関係しているそうです。
そして、ガムシロップは、砂糖と同じ糖類とはいえ、厳密にいうと「果糖ぶどう糖液糖」という分類になります。
単に、砂糖+水が溶けたものと私も思っていましたが、アラビアガムが混ざっていることでこういった分類になるようです。
加えて、このガムシロップの「果糖ぶどう糖液糖」というのは、冷たいものに溶けやすいだけでなく、「冷たいものにいれることによって」甘さを感じる糖類なのです。
ガムシロップは温度が低いほど甘みを感じ、その時の甘さは砂糖の1.3倍にもなります。
ガムシロップ一つとっても、色々と奥深いのですね・・・。
今まであまり疑問に感じたことはありませんでしたが、アイスコーヒーにガムシロップを入れるのはこういった理由があるそうです。
逆に、ガムシロップは温度が高くなると甘みの感じ方が薄くなる、ということも挙げられています。温度が高いと砂糖の0.8倍までしか甘さを感じません。
砂糖は温度によっての甘みの感じ方はあまり変わらないそうです。
また、ガムシロップをさらに掘り下げて調べてみるとカロリーがかなり違います。
ダイエットや健康を気にする方は沢山いらっしゃるかと思いますが、砂糖とガムシロップは、糖類でも分類が違う他、カロリーも違うのです。
ちなみに、通常のガムシロップのカロリーは、角砂糖で換算すると3個分!
グラムでいうと14gと、砂糖よりもカロリーが多いのです。
ホットコーヒーにもガムシロップを入れるのは「アリ」だとは思いますが、カロリーを気にする方は、ホットコーヒーの際には砂糖を使用した方がよいかもしれません。
その他の違いとしては「原料」が挙げられます。
砂糖の原料はご存じの方も多いですが「さとうきび」と「てん菜」で、ガムシロップはとうもろこしのでんぷん質が原料の「果糖ブドウ糖液」です。
砂糖もガムシロップも多めに入れるのが好きという人もいますが、体への影響の違いとしては砂糖は血糖値の上がり方が緩やかなので対して、ガムシロップは急なのです。
これは原料の違いからくるものですが、ガムシロップの果糖ブドウ糖液糖は他にも清涼飲料水やドレッシングなど多くの食品に使われています。
日頃、血糖値が気になる人はほどほどにしておいた方がいいですね。
ホットコーヒーを美味しくする意外なもの
コーヒーに甘みをつけるものは砂糖とガムシロップだけだと思っていませんか?
実は他にも意外なものがホットコーヒーと相性が合うのでいくつかご紹介しますので、興味のあるものは是非試してみてくださいね。
ジャム
ジャムと言えばパンにつけるものというイメージですが、甘みがあるということでホットコーヒーに入れるととっても美味しくなるんです!
ジャムにもいろいろ種類がありますが、特におすすめなのは「イチゴジャム」
酸味と甘み、どちらも持ち合わせているイチゴジャムがホットコーヒーと相性がよく合います。
他には「マーマーレードジャム」や「リンゴジャム」もいいですよ。
マーマーレードにはオレンジやレモン、グレープフルーツなどがありますが、ホットコーヒーに合うのはオレンジマーマレードジャム。
柑橘系であるオレンジのさわやかな風味がホットコーヒーによく合います。
りんごジャムはイチゴジャムと同様にほどよい酸味があるのでおすすめです。
どちらもスプーン一杯分くらいをホットコーヒーに入れて混ぜるだけでOKです。
マシュマロ
ほんのり甘いマシュマロもホットコーヒーと相性が良いと言われています。
ホットコーヒーにマシュマロを2~4個入れてからかき混ぜて溶かすと、マシュマロコーヒーの出来上がり。
白くてふわふわなマシュマロが浮かんだホットコーヒー、見た目も可愛くてほんのりと優しい甘さがくせになるかもしれません。
そして、マシュマロの原料に使われているゼラチンにはコラーゲンが含まれていて美容効果があるので女性には嬉しいですよね!
ハチミツ
これは有名なのでやっている人も多いのではないでしょうか?
ハチミツをホットコーヒーに入れるとまろやかな甘さになります。
ハチミツは健康にも良いと言われていてビタミンやカルシウムなどのミネラルやアミノ酸・酵素など豊富な栄養素が含まれています。
美容にも効果があり、むくみの解消やシミやニキビの予防などがあります。
カロリーは砂糖に比べると低いですが、甘さは砂糖よりも5倍近く甘いので少量でも甘さを出せますね。
美味しくコーヒーを飲んで、美容と健康にも効果があると聞けば試してみたくなりますね!
ミルクを足すとよりいっそう美味しさが増しますよ。
練乳
イチゴやかき氷にかけることが多い練乳。
この練乳もホットコーヒーに入れるとミルキーな甘さになってとっても美味しいですよ。
練乳って使い切れずに余ってしまうことが多いので、そんな時は練乳コーヒーにしてみてはいかがですか?
コーヒー好きと紅茶好きでタイプが分かれますが、実は紅茶には知られざるデメリットがあるって知っていますか?
こちらの記事を参考にしてくださいね!

まとめ
いかがでしたでしょうか。
ガムシロップと砂糖の違いってあるのですね。
多くの人がそうしている、ホットコーヒーに砂糖・アイスコーヒーにガムシロというのが決められているわけではないですが、理にかなっているとうことですね。
砂糖とガムシロップの用途は違うというのはわかりましたが、
「個人の自由」
「好きずき」
と言ってしまえば納得がいくかもしれません。
例えていうのならば、どこかのテレビ番組ではないですが・・・。
大阪の人はご飯とお好み焼きを一緒に食べるのが当たり前だけれども、
東京の人は不思議な感覚に陥る、というのと似たものでしょうか。
食の素材についても色々な奥深さがありますが、
調味料もこうして深堀りしてみるとかなり興味深い内容になりました。
ホットコーヒーにガムシロップ・・・一度試してみたくなりませんか?