実りの秋。
秋の食物が豊富な季節ですね。
秋の代表と言えば皆さんは何を思い浮かべるでしょう?
沢山ある中で今回は銀杏にスポットをあてたいと思います。
銀杏の料理はいろいろありますが、食べるだけなら嫌ではないけど
臭いがきつく、洗っても中々落ちない・・なんて事ありませんか?
もし、臭いがついたら? 臭いを消すには?
そんな時の対処方法を見てみましょう
銀杏の臭いの成分って実は・・・
1つ目は、酪酸と言われています。
別名ブタン酸で、この成分は実はなんと人の皮脂にも含まれているのです。
バターやチーズ等発酵食品にも含まれています。
また、不衛生な状態の人(お風呂に入らない)等は悪臭することがありませんか?
足の臭いも同じ物質がふくまれています。
2つ目は、エナント酸、別名ヘプタン酸と言われています。
腐った油の臭い(腐敗臭のような臭い)ですが、想像つかなければ煙草の吸殻が溶けた水の臭いを想像してください。
実は、煙草の添加物の1つにも含まれているのです。
この、物質も足の臭いの原因でもあります。
この2つの臭いが混ざったのが銀杏の臭いなのです。
想像しただけでも強烈ですよね・・・
私達、人間だけではなくサルやネズミなどの哺乳類全般が嫌う臭いなのです。
それだけ強烈な臭いと言う事が理解していただけるでしょう。
では、臭いがついてしまった場合の消臭方法をご紹介します!
銀杏の臭いを消す方法
靴で踏んでしまった場合
銀杏を踏んでしまった部分をタワシでこすって洗います。
ただし、臭いが移りきってしまう前に洗わないといけないので
スピード重視の対策方法です。
しかし、それでも臭いが取れない場合は、
掃除などで使う重曹が使えます。
臭いを消したい靴に重曹をふりかけて3~4時間放置。
次に物が入るくらいの入れ物に水をはり、
重曹を入れ溶かし、この中に靴などを入れます。
(もし、抵抗なければ、浴槽を使っても良いと思います。)
この時も3~4時間放置します。
放置後、真水でよく洗い流し、陰干しで終了です。
水につける時間がなければ、重曹を直接ふりかける作業だけでも効果はあります。
どうして銀杏の臭いって臭いの?
イチョウ並木から臭いが発生している独特の臭いは
実が熟した時の臭いなんです。
イチョウには雄株と雌株が存在し銀杏は雌株にしかできません。
銀杏は、自分の身を守るために臭いを出し外敵から身を守るのです。
栄養が豊富な為にそれを食べようとする動物が群がってきます。
しかし、食べ続けられると銀杏も全滅してしまう恐れがあるので、
それを避けるために異臭を放ち外敵から身を守る自衛機能を働かせているのです。
確かに、あの臭いでは食べる気も近寄る気もなくしますよね。
最近では、街路樹に使われるイチョウの木は、
すべて雄株で統一している所もあるのだとか!
まとめ
これから紅葉も始まり、イチョウもまた観葉するだけならきれいですよね。
イチョウ並木・・・
秋と感じられますが、その反面実を誤って踏んでしまった時には
“きれいなバラにはとげがある”と言われる様に、
イチョウには臭いがある・・・って感じですね!
臭いがなければ、食も栄養も問題はない食べ物なのですが・・・
でも、考えようによっては、あの悪臭があることで、
全滅することなく現在も存在しているのだと思うと
凄いことだと思えますよね。
それだけ貴重な食べ物と思うことで、
イチョウや銀杏を見ることがあれば
この話を思い出して、違う角度から見て欲しいと思います。
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