突然ですが、みなさんはご自分の子供が行くトイレの回数はご存知でしょうか?
ばっちり把握してます!という人もいれば、あまり気にしたことがないという人もいますよね。
実は、幼児の段階で、トイレの回数はとても重要なんです!
場合によっては、急いで病院に行かなければならない状態にも…!
では、なぜトイレがとても重要なのか。
幼児が尿の回数が少なかったり尿が出なかったりする場合、どんな可能性が疑われるのでしょうか?
考えられることをご紹介します!
水分は取れていますか?脱水症状
おしっこの回数が少なくなる原因として一番多いのが脱水症状です。
夏の時期は特にですが、子供の場合は年中通して気を付けたい症状です。
子供は、自分でトイレに行ったり飲み物を飲んだりというのがなかなかできませんよね。
また、水分を取っていないことから起きる脱水症状のほかに、嘔吐や下痢などでも脱水症状になってしまいます。
お腹の調子が悪いときにも気を付けたいものです。
脱水症状になると、おしっこの回数が減る、顔色が悪い、呼吸が荒いなど脱水症状で現れる症状はさまざま。
脱水症状になると、体が体内から水分が出ないようにため込んでしまい、おしっこの回数が減るうえ、汗をかかない状態になりとても危険。
子供がそのような症状が出た場合は、まずは水分を取ること!
スポーツドリンクをさらに薄めた飲み物が良いです。
水分を取る際は、一口ずつ少しずつ飲むのがおすすめ。
一気飲みをすると吐いてしまったり、下痢を引き起こしたりすることもあるので気を付けましょう。
水分をとっても症状が改善されなければ、急いで病院に行きましょう。
手足がむくんでいる?腎臓の病気かも
体内の水分調整がうまくいかないと、手足がむくんでしまいますよね。
それは、大人も子供も一緒です。
そんな場合が続いているともしかしたら腎臓に何か病気があるかもしれません。
腎臓に何か異常があると、きちんと尿が作られずおしっこの回数が減ります。
急性腎炎症候群
子供で多いのは急性腎炎症候群です。
原因としては、溶連菌の感染がきっかけで発症すると言われています。
溶連菌に感染すると、発熱やのどの痛み、発疹など風邪のような症状が現れます。
そして、菌に感染してい2週間ほどたつと、おしっこが出なかったりむくみが出たりする場合も。
その場合は腎炎の可能性が疑われるので、早めに病院へ行きましょう。
ネフローゼ症候群
こちらも腎臓の病気。
原因はまだ不明だったりして特定しづらい病気ですが、この病気になると尿が出ないことが多々あります。
ネフローゼ症候群とは、腎臓の機能に障害が出て、体に必要不可欠なたんぱく質を体内に保持することができず、おしっこに含まれて出てきてしまいます。
また、たんぱく質は体内の水分バランスを正常に保つ働きも担っています。
ネフローゼ症候群にかかってしまうとたんぱく質が足りず、体内の水分バランスが崩れます。
そのため、体がむくんだり腎臓の働きが鈍ったりして、おしっこの回数が少なくなるという症状が現れるんですね。
ほかにもある尿が出ない原因
病気であるほかに考えられる原因としては、薬の副作用が考えられます。
抗生物質を飲むとおしっこが出なくなることも。
子供が小さいと薬を飲むという経験が少ないため、副作用も出やすい可能性があります。
これは、きっかけや原因がハッキリしやすいため、もしおしっこが出ないようになったのであれば病院の先生に相談しましょう。
薬を続けるかどうかの判断は、自分ではしないようにしてくださいね。
幼児の尿が出ない原因まとめ
いかがでしたか?
腎臓は尿を作る大事な臓器。
子供の様子をきちんと観察して、大事な子供を守りましょうね。