年に2回夏と冬に支給されるボーナス、何に使おうかと心待ちにしている人も多いのではないでしょうか?
そんな皆さんが楽しみにしているボーナスですが、ボーナスの額について気になったことはありませんか?
自分のもらっている額は妥当なのか、疑問を持っている方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、気になるボーナスのあれこれについて調べてみました!
ボーナスの平均は何か月が妥当なの?
ボーナスとは、給与とは別に支払われる特別な「賞与」のことを指します。
実はこのボーナス、労働基準法などの法律では明確に定められていません。
そのため民間企業では、必ずボーナスがもらえるという保障はなくそれぞれの企業によって金額も変わってきます。
それでは、一般的にどれくらいの額がもらえるのでしょうか?
ボーナスの平均は?
ボーナスの平均額は、2016年度で夏が36.5万円、冬が37万円となっています。
月数で表す場合、公務員か民間企業か、中小企業か大手企業かでも変わってきます。
公務員は基本給の約2ヶ月分となっており、場所によって金額に差があります。
民間企業では、中小企業は約1ヶ月分、大手企業は約2.4ヶ月分の所が多いようです。
一般的に、企業の規模が大きくなるほどボーナスの額も増える傾向にあります。
それでは、どうして企業によって額に差が合ったり、ボーナスに増減があったりするのでしょうか?
それには、ボーナスの仕組みが深く関係しています。
ボーナスの金額が上がったり下がったりする理由とは!?
ボーナスが支給された際、前回貰った額より増えていたという方や、予想していたより少なかった、という経験をした方もいらっしゃると思います。
その理由を知るには、まずボーナスの仕組みについて知る必要があります。
ボーナスの仕組みは、公務員と民間企業とで全く異なります。
それでは、それぞれの仕組みについて詳しく説明していきたいと思います。
公務員
法律では定められていないボーナスですが、公務員は規定により必ずボーナスが支給されるようになっています。
公務員のボーナスは、「給与局」という公務員の給与を定める機関が支給額を決めています。
その額は年度ごとに違い、その年の経済状況を調査して決定されています。
民間企業全体のボーナスが上がれば公務員のボーナスも上がり、下がれば一緒に下がるということです。
つまり経済状況の良し悪しによって、公務員のボーナスは増減する可能性があるというわけです。
民間企業
民間企業では、主に2種類の仕組みが利用されています。
まず中小企業に多いのが、経営者個人の判断でボーナスの額を決める仕組みです。
社員が十数名ほどの規模の会社であれば、経営者の目が社員全体に届きます。
そのため、経営者がそれぞれの勤務態度や業績を見て、それに応じた支給額を決めることができます。
二つ目の仕組みは、計算式に基づいて支給額を決めるというものです。
こちらは社員数の多い、大手企業で使われることの多い方法です。
基本的な計算式は「基本給×月数分」ですが、ここに評価係数というものが加えられる場合もあります。
評価係数とは、個人の勤務成績をランク付けしたもので、これを加えることでボーナスの額が増減することがあります。
また、こちらは民間企業全体に言えることですが、会社の業績によってボーナスが大きく変動する場合もあります。
増える年もあればガクッと減ってしまう年もあるかも知れません。
前回これくらいもらえたから今回もこれくらいだろう、と安易に期待してしまうのは、あまり良くないかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ボーナスについて抱いていた疑問や悩みは、解消できたでしょうか?
務めている場所や期間によっても、ボーナスの額は変わってくると思います。
こちらでご紹介したものはあくまで目安として、参考にしてくださいね。
もっと詳しく知りたいという方は、自分の業界や勤続年数などのボーナスの平均について調べてみると、より近い数字がわかるかもしれません。