外出中ふと、「素敵な花壇だなあ」と思うお宅はありませんか?
きれいに整えられている花壇を目にすると、こういうお家に住みたいなあと思ってしまいますよね。
たとえ小さな花壇でも、そこにあるだけで住まいの雰囲気は大きく変わりますし、植物が身近にある生活はとても癒やされるものなのです。
思い切って、自分の家でも花壇を作ってみてはいかがでしょうか。
今回は秋の花壇について、レイアウトのコツやおすすめの秋の花などをご紹介します。
秋の花壇、レイアウトのコツ!
花壇を作るうえで大切なのは、イメージです。
まずは家の雰囲気に合ったデザインや規模、植えたい花を選ぶところから始めましょう。
花壇の大きさや形、素材などをざっくり考え、全体のイメージを掴むことも大切です。
花壇を作る場所の日当たりや水はけ、風通しなども考慮しましょう。
レイアウトを考えるときは、植えた直後から成長するまでのイメージが異なってくることを念頭に置く必要があります。
花壇を作るときは、奥から手前に向かって植えていくと見た目もきれいになります。
また、育った後のことを考え適度に間隔をあけて植えることで、のびのびと育てることができます。
植物の相性や性質などは大切ですが、あまり気にしてもキリがなく初心者には難しいので、最初はお世話の簡単な植物2、3種類を選んで寄せ植えから始めてみましょう。
奥に背の高い植物を、手前になるほど背の低い植物を植えると華やかな花壇になりますよ!
レンガや柵で仕切っても良いですが、リーフなどの多年草でお花を囲うと自然な花壇に仕上げることもできます。
全体のイメージができたら、まずはメインのお花を決めて、レイアウトを考えていきましょう!
秋の花壇におすすめの花!
次は、秋におすすめのお花をご紹介します。
ウィンターコスモス
ウィンターコスモスは10~12月に白や黄色の花を咲かせるキク科の多年草で、草丈は20~120cmです。
花がコスモスに似ているため、名前に「コスモス」が付いていますが、コスモスではありません。
育てやすく寒さに強いのが特長で、花が少なくなる時期に開花するので、秋の花壇にぴったりのお花と言えます。
日当たりと水はけの良いところを好み、上手く育てれば伸ばしすぎず適度な丈のまま開花させることができます。
水やりは、鉢植えの場合は土の表面が乾いたときにたっぷりと与えますが、路地植えなら、雨があまり降らない場合のみ水やりをする程度で大丈夫です。
肥料もあまり必要とせず、与えすぎると逆に花付きが悪くなるので注意しましょう。
ハダニが付きやすいですが、水やりのときに葉の裏側にもかけることで予防できます。
パンジー、ビオラ
スミレ科の一年草で、開花時期は11~6月と長く、花の色や種類も豊富で、いろいろなところでよく見かける花です。
草丈は10~30cmと寄せ植えしやすいうえ寒さにも強いので、初心者でも扱いやすいのが特長。
ただ寒さに強い分、高温多湿に弱いので、苗は涼しくなってから購入するようにしましょう。
株がしっかりしているもの、葉数・つぼみが多いもの、病害虫の付いていない元気なもの、茎が無駄に伸びていないものが、良い苗を選ぶコツです。
日当たりが良い場所で育てると花がたくさんつきます。
水は与えすぎないように気を付、表面の土が乾いたらたっぷりあげましょう。
開花のピーク時は肥料が足らなくなる場合が多いので、月に2~3回くらい薄めた液体肥料を与えます。
種ができると株が弱ってしまうので、枯れたら早めに花がら摘みをしてください。
マーガレット
キク科の多年草で開花時期は10~6月と、こちらも長く、色や形もパンジーやビオラと同じく多種なので人気のお花です。
育てやすいですが、寒さや暑さにはそんなに強くないので気を付けましょう。
水はけの良い土を好むので植えるときは注意し、水やりは表面が乾いたときだけ鉢底から出るくらいたっぷりと与えるようにしましょう。
あまり頻繁に水やりをしないのがコツです。
アブラムシが発生するとつぼみが開かなくなるので、アブラムシの駆除が必要になります。
オリジナルの花壇で秋に彩りを!
花壇は大きいものを一つ作ってもいいですが、小さいものをいくつか並べたり、大きさや形が違うものをレイアウトしたりしても素敵です。
好みの色合いで咲きそろう光景を思い浮かべながら、愛情をこめて育てれば、世界にたった一つの美しい花壇ができあがるでしょう。
秋のさまざまなお花が、お庭に彩りを添えてくれること間違いなしですよ!