ほっとしたい時間や友達と会話を楽しむ時にカフェや喫茶店などで飲むコーヒーは格別に美味しいですよね。
そんなあなたもふと思ったことはあるはずです。
「なんでホットコーヒーにガムシロップを使わないのか?」と。
そこでこの記事ではホットコーヒーにガムシロップを使わない理由やデメリットをご紹介していきます。
ホットコーヒーにガムシロップを入れるデメリット
あくまでも好みの問題ですしガムシロップも砂糖もコーヒーに甘さを足す為のものなのでどちらを使用しても構いません。
ただ、一般的にはホットコーヒーの暖かさで砂糖が溶けるのでガムシロップを入れる必要性はないと考える人がほとんどです。
以下にガムシロップをコーヒーに使用するデメリットをご紹介します。
カロリーが高くなりがち
ガムシロップも砂糖もカロリーの違い自体はさほどありません。ただコーヒー1杯分のカロリーで比べるとガムシロップのほうがカロリーが高くなりがちです。
ガムシロップはポーションタイプのものが多く1個当たり10g前後のガムシロップが入っています。
一方でホットコーヒーによく使用されている角砂糖は1個当たり4g程度のものがほとんどです。ガムシロップと同等のカロリーにするには角砂糖を3個入れる必要があります。
角砂糖を入れる個数は個人の好みによりますが、一般的には1~2個程度で済ませる人が多いため、ガムシロップを使うよりもカロリーを抑えられるケースが多いです。
甘さが強い
ガムシロップは、果糖ぶどう糖液糖、砂糖、水などの材料を混ぜ合わせたシロップです。
砂糖と比べて甘味が強いため、コーヒー1杯に対して多く使ってしまうと、コーヒーの本来の味を覆い隠してしまいます。
添加物を含んでいる
ガムシロップはものによっては保存料などの添加物を含んでいる場合があります。
ガムシロップに使用される添加物には、防腐剤や酸味料、甘味料、香料などがあります。
一般的には、食品添加物として安全性が認められているものが使用されていますが添加物がない砂糖のほうが好まれる傾向にあります。
コーヒーの風味を変える
ガムシロップに含まれる砂糖や甘味料の種類や量によって異なりますし個人差もありますが、砂糖と比べるとコーヒー自体の風味を変えてしまうこともあります。
ホットコーヒーは特に風味を楽しむ人が多いことからガムシロップよりも砂糖が好まれるというわけです。
コーヒーが薄まる
先程の風味を変えてしまうケースと似ていますが、ガムシロップの中には「水」を含んでいるものもあります。
コーヒーに少量の水が加わることでコーヒー自体の味が若干薄まってしまうことになります。
コーヒーの温度が下がる
ガムシロップをコーヒーに加えることでコーヒーの温度は下がります。
ガムシロップは水分を多く含むため、温かいコーヒーに加えると熱が吸収され、コーヒーの温度が下がります。
ただし、この温度低下は非常にわずかでほとんどの場合は気にならない程度ですがコーヒーの量が少ないエスプレッソなどでは気になってしまうかもしれません。
どうしてガムシロップはアイスコーヒーに入れるのか?
単純に言えば、砂糖は暖かくないと溶けないので冷たいコーヒーには液状であるガムシロップでないと溶けずに甘さが感じられないというのが一般的な意見です。
さらに人が甘みを感じるのには温度も関係しています。
ガムシロップは砂糖と同じ糖類とはいえ、厳密にいうと「果糖ぶどう糖液糖」という分類になります。
このガムシロップの「果糖ぶどう糖液糖」というのは、冷たいものに溶けやすいだけでなく、「冷たいものにいれることによって」甘さを感じる糖類なのです。
ガムシロップは温度が低いほど甘みを感じ、その時の甘さは砂糖の1.3倍にもなります。
逆にガムシロップは温度が高くなると甘みの感じ方が薄くなり、温度が高いと砂糖の0.8倍までしか甘さを感じません。
ホットコーヒーを美味しくする意外なもの
コーヒーに甘みをつけるものは砂糖とガムシロップだけだと思っていませんか?
実は他にも意外なものがホットコーヒーと相性が合うのでいくつかご紹介しますので、興味のあるものは是非試してみてくださいね。
ジャム
ジャムと言えばパンにつけるものというイメージですが、甘みがあるということでホットコーヒーに入れるととっても美味しくなるんです!
ジャムにもいろいろ種類がありますが、特におすすめなのは「イチゴジャム」
酸味と甘み、どちらも持ち合わせているイチゴジャムがホットコーヒーと相性がよく合います。
他には「マーマーレードジャム」や「リンゴジャム」もいいですよ。
マーマーレードにはオレンジやレモン、グレープフルーツなどがありますが、ホットコーヒーに合うのはオレンジマーマレードジャム。
柑橘系であるオレンジのさわやかな風味がホットコーヒーによく合います。
りんごジャムはイチゴジャムと同様にほどよい酸味があるのでおすすめです。
どちらもスプーン一杯分くらいをホットコーヒーに入れて混ぜるだけでOKです。
マシュマロ
ほんのり甘いマシュマロもホットコーヒーと相性が良いと言われています。
ホットコーヒーにマシュマロを2~4個入れてからかき混ぜて溶かすと、マシュマロコーヒーの出来上がり。
白くてふわふわなマシュマロが浮かんだホットコーヒー、見た目も可愛くてほんのりと優しい甘さがくせになるかもしれません。
そして、マシュマロの原料に使われているゼラチンにはコラーゲンが含まれていて美容効果があるので女性には嬉しいですよね!
ハチミツ
これは有名なのでやっている人も多いのではないでしょうか?
ハチミツをホットコーヒーに入れるとまろやかな甘さになります。
ハチミツは健康にも良いと言われていてビタミンやカルシウムなどのミネラルやアミノ酸・酵素など豊富な栄養素が含まれています。
美容にも効果があり、むくみの解消やシミやニキビの予防などがあります。
カロリーは砂糖に比べると低いですが、甘さは砂糖よりも5倍近く甘いので少量でも甘さを出せますね。
美味しくコーヒーを飲んで、美容と健康にも効果があると聞けば試してみたくなりますね!
ミルクを足すとよりいっそう美味しさが増しますよ。
練乳
イチゴやかき氷にかけることが多い練乳。
この練乳もホットコーヒーに入れるとミルキーな甘さになってとっても美味しいですよ。
練乳って使い切れずに余ってしまうことが多いので、そんな時は練乳コーヒーにしてみてはいかがですか?
コーヒー好きと紅茶好きでタイプが分かれますが、実は紅茶には知られざるデメリットがあるって知っていますか?
こちらの記事を参考にしてくださいね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ガムシロップと砂糖の違いってあるのですね。
多くの人がそうしている、ホットコーヒーに砂糖・アイスコーヒーにガムシロというのが決められているわけではないですが、理にかなっているとうことですね。
砂糖とガムシロップの用途は違うというのはわかりましたが、
「個人の自由」
「好きずき」
と言ってしまえば納得がいくかもしれません。
例えていうのならば、どこかのテレビ番組ではないですが・・・。
大阪の人はご飯とお好み焼きを一緒に食べるのが当たり前だけれども、
東京の人は不思議な感覚に陥る、というのと似たものでしょうか。
食の素材についても色々な奥深さがありますが、
調味料もこうして深堀りしてみるとかなり興味深い内容になりました。
ホットコーヒーにガムシロップ・・・一度試してみたくなりませんか?