結納や結婚式、引っ越しや棟上など、人生において大きな節目となるようなイベントで、大安や仏滅を気にかけることってありませんか?
子どもの頃から大安は「何をするにも良い日」、仏滅は「お祝い事は避けたい日」と、なんとなく耳にしてきました。
では、他の六曜の意味ってきちんと考えたことはありますか?
今回は、六曜の意味について解説してみようと思います。
友引に納車や入籍などをしても大丈夫?
車を運転するからには、常に安全運転でなければなりませんし、大きな事故や怪我に巻き込まれたくもありません。
そうなると、何をするも良い日「大安」を選んで納車するべきでしょうか。
また、入籍も人生を大きく変える節目です。
人生を共にする伴侶と出会い、この先をいかに幸せに過ごせるか。
ここでもまた「大安」を選んで入籍するべきでしょうか。
この場合、そもそも六曜の意味をどう捉えるかの価値観が何よりも重要です。
ものすごく信じて重要なものとするか、それは迷信だからと全く気にしないのか。
また、入籍は特に本人たちだけの問題ではなく、双方の両親などに六曜を気にかける人がいると、合わせなければならないこともあります。
私としては、
納車や入籍をする日として都合の良い日を一番に優先させる → 都合の良い日が複数あれば六曜を参考にして決める
という流れで良いのではないのかな、と考えています。
どこまで気にするかは、価値観次第ですよね。
では、六曜をそこそこ気にするとした場合、「友引」は納車や入籍に向いているのかどうか気になりますよね?
はい、問題ないと思います。
それがなぜなのか、次に六曜の由来や意味についてまとめてみましたので参考にしてください。
友引を含む六曜の意味を徹底解説!
六曜(ろくよう)とは、先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の6つのことで、これらを1日ごとに順番にあて、その日の吉凶を定めています。
昔、中国で生まれた考え方で、後の鎌倉時代から室町時代あたりで日本に伝来したといわれています。
意味は次のようになります。
先勝(せんしょう・さきかち)
先んずれば勝つという意味から、午前中を吉としています。
納車や入籍も、午前中に行うといいのですが、時間が限定されてしまうので調整が難しいですね。
友引(ともびき)
大安の次に吉日とされていて、勝負事は引き分ける、という意味から納車や入籍は特に問題ないとされています。
ただし、正午前後は凶とされているのでその時間以外で納車してもらうといいですね。
入籍や結婚式などは友引=共ということで、幸せを共有、おすそわけするという意味で好まれることもあります。
先負(せんぷ・さきまけ)
先んずれば負けるという意味から、先勝とは逆に、急いでするよりもゆっくりすると良いと言われています。
つまり、午前中は凶で午後からは吉ということなので、納車や入籍も午後から行うといいですね。
ゆっくり準備できるのもうれしいところです。
仏滅(ぶつめつ)
大凶の日と言われ、何をするにも悪い日で、お祝い事などは特に不向きです。
ですが、大安とは逆に人気のない日取りであることから、結婚式場などでは格安サービスを受けることができるなど、現代ではさほど悪いことばかりではないですよね。
解釈によっては、仏滅=物滅として、これまでの物事が滅んで新しく始めるには良い日という捉え方により、安さも加えて敢えてこの日に結婚式を上げる人も増えているようです。
大安(たいあん・だいあん)
六曜の中で一番の吉日で、何をするにもすべてのことに吉となります。
納車や入籍ももちろん最適です。
しかし、それだけに人気のある日となるので、納車などは予約でいっぱいかもしれません。
一刻も早く愛車に触れたいのであれば、他の吉日を選んではいかがでしょうか。
入籍は役所の人が少し忙しいかもしれませんが、この日でも問題なくできそうですね。
赤口(しゃっこう・しゃっく・せいぐち)
11時~13時のみ吉で、それ以外は凶、特にお祝い事には大凶とされる日です。
「赤」の文字が刃物や火、赤い血などを連想させるとして、特に板前さんや大工さんなどには注意が必要といわれています。
他に選べる日があるのであれば、納車や入籍は別の日に、この日に行うのであれば正午に合わせるといいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
初めてその意味を知った六曜も多いのではないでしょうか?
あとは気の持ちようで・・・
六曜を気にするかしないかはひとそれぞれ。
良いこと悪いことは六曜に関係なく訪れる、と言われればそれまでです。
また、六曜の考え方次第では、大安だから大丈夫!と気が緩んだ運転をするより、仏滅に納車することにより逆に気を引き締めて運転するという人もいるでしょう。
迷信とも言われているこの六曜。
大安など、吉日を選んでイベントを行う場合、その意味に頼りすぎることなく過ごさなければならないということですね。