これから新社会人になる人は、まず入社式に参加することになるかと思います。
会社の重役も出席する、大事な入社式。
なのに当日の朝寝坊してしまった!
呆然としてうまく動けなくなってしまう人もいます。
更に失敗を重ねてしまって、ますます遅れてしまうことも……
今回は、これから会社勤めをする新社会人のみなさんに向けて万が一遅刻してしまったときの対処法をお伝えします。
油断しているときに突然やってくるのが寝坊・遅刻ですので事前に対応を知っておきましょう。
入社式に寝坊してクビ宣言された時の対処法!
遅刻が確定していても、していなくても連絡をしてください。
そしてできるだけ早く会場に着きましょう。
着いたら上司を探して謝罪します。
その場か、もしかしたら電話口でクビを宣告されるかもしれません。
その場合は、
「かしこまりました。では必要書類等はどのように提出すればいいでしょうか」
と聞いてみて下さい。
入社式は新入社員を迎える行事ですから、既に「会社の正式な一員」としての書類や手続きはすべて終わっている状態のはずです。
入社にあたって作成した雇用契約書や社会保険証などは、既に準備されているでしょう。
ですので、クビになったということは退社するための手続きを踏まなければなりません。
そういった書類には本人の署名等が必要なはずですので書類を受け取ったり、提出したりといったやりとりが発生します。
もし上司や電話口の担当者が、あなたの失敗に興奮して口にしているだけなら、どこかの段階でストップが入るはずです。
しかし、会社全体が「一日目にして遅刻をする人材は必要ない」と考えているなら、残念ながら、新しく職場を探す必要があるでしょう。
遅刻した時の為に覚えておきたい正しい連絡方法
遅刻したときは、まず一番に会社に連絡をしなければいけません。
連絡手段は電話です。
直接話すのが気まずくても、メールではなく電話を使います。
遅刻する旨を伝えて謝罪します。
理由を述べると言い訳に聞こえるので、特に相手から訊ねられないときは必要ありません。
次に、いつ頃会社に着く予定なのかを述べます。
他の社員の予定や本日のスケジュールを組み直すのに必要です。
もう一度謝罪して電話を切り、その後はできるだけ早く会社に向かってください。
もし朝一番に面会の予定などが入っているなら、そちらへも連絡が必要です。
これも謝罪の電話をかけ、可能であれば改めて面会していただけるようにお願いします。
会社にも相手方にも、遅刻の連絡をするときは嘘を吐いてはいけません。
急ごしらえの嘘はすぐにわかります。
辻褄を合わせようとすればするほど、信用を失っていくでしょう。
失敗を自分で更に大きくする必要はありませんから、余計な付け足しはせず、簡潔で率直に謝罪を述べてください。
以下に例文をいくつか載せておきます。
使わないのが一番ですが、万が一のときに備えて覚えておいてください。
例文
・大変申し訳ありませんが、寝坊してしまいました。これから向かいます。到着は○○時○○分ごろになります。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
・おはようございます。朝から申し訳ありませんが、寝坊してしまいこれから向かうところです。○○時に○○様とお会いする予定でしたが、時間までには到着できます。予定は○○時○○分ごろです。大変申し訳ありません。
・おはようございます。寝坊してしまい朝礼には間に合いません。これから向かいますので、到着は○○時○○分の予定です。朝から大変申し訳ありません。
以上です。
また、寝坊でなく体調不調の場合は、「病院を受診してから向かいます」や「家から出られないのでお休みをいただきたいのですが」などを付け足します。
その場合、後から会社に受診の証明書を提出しなければならない場合がありますので、領収書等はきちんと保管しておいてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
人間は間違えたり失敗したりするものですが、社会人の失敗は信用の喪失に直結します。
それを取り戻すには地道な努力と真摯な勤務態度を積み重ねる他にありません。
一度した失敗を繰り返さないことも大切ですから、もし遅刻をしてしまったら、次のないように対策を立ててください。