人生で最初に育てる花は朝顔、少し大げさな表現かも知れませんが、実際にそういう人は多いでしょう。
小学校の教材にもなっているほど、子供達には通るべき花とも言えるかもしれません。
夏の花と言うイメージが強い朝顔ですが、いったいいつから咲くのか、開花の時期や育て方のコツなどを調べてみました。
朝顔の開花時期について知りたい!開花までの日数や開花条件を解説
朝顔の種類は大きく3つの種類に分けることが出来ます。
「日本朝顔」「西洋朝顔」「琉球朝顔」があり、朝顔全体的の開花時期は7月から11月と言われています。
日本朝顔=7月~10月
西洋朝顔=8月~11月
琉球朝顔=7月~11月
これが一般的とされています。
いつ花を咲かせるかは、種を巻く時期によるので一概に言うのは難しいです。
種をまいてから約60日後に花を咲かせることが多いですが、育て方や天候などによっては、その日数も前後します。
大切なことは、毎日少しの時間でもよいので朝顔を観察すること。
毎日のちょっとした変化を楽しむことも、朝顔栽培の魅力と言えるでしょう。
朝顔は20度以上の気温の元で育てることで、綺麗な花を咲かせやすくなります。
夜が長いことで花(花芽)がつくられます。
家の明かりなどを朝顔に浴びせてしまうと、それだけ開花は遅くなります。
目安として8時間以上夜の時間を過ごすのが、朝顔にとってはよいとされています。
出来るだけ明かりなどが当たらないよう、配慮してあげることも上手に育てるポイントですね。
間違えないで欲しいのは、日中の日当たりの良い時間はとにかく日光が浴びるようにしてください。太陽が出ているうちは浴びせても全く問題ありません。
メリハリが必要と言う風に覚えてもらうといいかも知れません。
朝顔の開花時期に最適な種まきの時期はいつ?育て方のコツをご紹介
上段で7月~11月が開花時期と書きました。
基本的にはこの時期に花が咲くように種をまけばよいわけですが、注意しなければならないことがあります。
朝顔は「霜」にとても弱く、霜にあたった朝顔はほぼ間違いなく花を咲かせることはありません。
家の中やビニールハウスの中で育てる場合には、それほど神経質になることはありませんが、ベランダなどで栽培する場合には注意が必要ですね。
天気予報などもしっかりとチェックする必要がありますね。
種まきは概ね5月下旬から6月中旬がよいと言われています。
60日後から次々と花を咲かせるので、お盆の頃にはたくさんの花を楽しむことが出来るでしょう。
育て方のコツは難しいことはありません。
事前準備としては、新しい土を使うことです。
去年やその前に何かを育てた土では病気があるかも知れませんし、栄養が足りていないこともあり得ます。
生育不足の根本原因にもなりかねないので、新品の「培養土」を使うようにしましょう。
「培養土」はホームセンターで手軽に購入できます。
種を植えたら水やりを忘れないことです。
朝顔はとても水を好みます。
1日1度はたっぷりと水を与えるようにします。
ただし、やり過ぎは枯れてしまう原因になるので、土が湿っているうちに水をやるのは避けましょう。
ここはお子さんたちの日課にするのもよいかも知れませんね。
最初は一緒に水やりをして、慣れてきたらお子さんたちに任せると、自分たちが育てたという気持ちを持つ動機づけになります。
朝顔はどんどんとツルが伸びていくので、支柱が必要になります。
その支柱に上手く絡みついて行くと、たくさんの花を咲かすことが出来るので、支柱は栽培する上で絶対と言ってよいほど必要なものです。
水だけでは花は咲きません。
肥料も必要になるので、液体肥料なら週に1回程度、固形の肥料なら月に1回程度与えましょう。
ホームセンターなどに行くと置いてあります。
よく分からなければ店員さんに聞くと丁寧に教えてくれるので、指示に従って買ってもよいと思います。
花を多く咲かせたいのであれば「摘芯」も必要です。
「摘芯」とはツルの一番上の芽の先を取ってしまうことです。
こうすることでツルの脇から多くの芽が出てきます。
この脇から芽がたくさん出ると、それだけ多くの花が咲くことになります。
まとめ
朝顔は日本人にとってとても馴染みのある花と言えるでしょう。
栽培の仕方も決して難しいものではないですが、少し注意を払うとより綺麗な花を咲かせます。
努力をした分結果として返ってくる朝顔の栽培は、感受性の高いお子さんにはピッタリかも知れません。