3月~6月頃が旬のわらび。
煮物やお浸し、炊き込みご飯などにするととっても美味しいですよね。
そんなわらびに欠かせないのが「あく抜き」ですが、実はわらびのあく抜きに失敗してしまう方が意外と多いのです。
そこで今回は、わらびを美味しく食べるための失敗しないおすすめあく抜き方法について、ご紹介したいと思います。
わらびのあく抜きに失敗した原因とその対処法!
予め原因を知っておけば、失敗することも少なくなると思いますので、ぜひあく抜きをする前にご一読くださいませ。
あく抜きの失敗原因については、大きく分けて3つパターンがあります。
それではパターン別に、原因とその後の対処法をご紹介したいと思います。
重曹が多いまたは少ない
あく抜きに使う重曹は、多くても少なくても失敗の原因となります。
少なすぎると、あくが抜けず苦みが残ってしまいます。
また多すぎると、今度はわらびが柔らかくなりすぎて食感が損なわれてしまいます。
重曹の量は、あく抜きをする上でとても重要なので、しっかりと規定の量を守るようにしましょう。
浸す時間が短い
2つ目の失敗原因は、重曹水につける時間が短すぎるというものです。
水から上げるのが早すぎると、あくが抜けきれず苦みが残ってしまいます。
半日くらいはしっかりと、浸けておくようにしましょう。
お湯の温度が高すぎる又は低すぎる
3つ目の失敗原因は、あく抜きする時のお湯の温度に問題があるパターンです。
お湯の温度が高すぎると、わらびが柔らかくなりすぎてしまい、お湯の温度が低すぎると、あくが抜けず苦みが残ります。
お湯の温度につきましては、下記の「おすすめのあくぬき方法」で詳しくご説明していますので、そちらを参考にしてください。
あくが抜けなかった場合の対処法
重曹やお湯が原因であくが抜けなかった場合は、重曹水が残っていれば、それにもう少し浸しておきましょう。
もし捨ててしまった場合は、真水に浸して何度か水を取り換えるか、流水で流し続けて下さい。
それでも、どうにもあくが抜けないという場合には、天ぷらなど油を使った調理方法で、わらびを調理しましょう。
そうすると調理中にあくが抜けていくので、苦みを感じることが少なくなります。
わらびが柔らかくなりすぎた場合の対処法
柔らかくなりすぎてしまったわらびは、元に戻すことはできないので、叩いて食感が気にならないトロロにしてしまいましょう。
そのままご飯にかけても美味しいですし、他の食材と和えたり味付けをして豆腐などに乗せてたべても美味しいです。
失敗してしまったからといって、残念に思うことはありません。
わらびのトロロは本当に美味しいので、ぜひ一度試してみて下さいね。
失敗しない!おすすめのわらびのあく抜き方法をご紹介!
それでは、わらびのあく抜き方法についてご紹介していきたいと思います。
上記でも書きましたように、重曹の量やお湯の温度の違いが失敗してしまう原因となります。
しっかりと量と手順を守って、あく抜きを行うようにしましょう。
あく抜きに必要なものを準備する
まずあく抜きに必要な水と重曹、大き目の鍋を準備します。
水は大体わらびの倍の量(わらび500gに対して1リットル程度)を用意し、重曹は水1リットルに対して小さじ1~2程度を用意しましょう。
鍋は、わらびがしっかりと浸る大きさのものを準備してください。
わらびはあく抜きをする前に、根本と穂先の部分を取り除き、水洗いしておきましょう。
重曹水を作る
鍋に水を入れ、火にかけ沸騰するまで待ちます。
沸騰したら、重曹を加えます。重曹は入れすぎないよう注意してください。
重曹を加えたら火を止めて下さい。
沸騰した直後ではお湯が熱すぎるので、2~3分ほどおいて粗熱を取ります。
わらびを入れ、浸け置く
粗熱が取れたら、鍋にわらびを入れていきます。
わらび全体が、しっかりとお湯に浸かるように入れて下さい。
そのまま半日ほど放置します。
この時、数時間ごとにわらびの様子を確認するようにすると、失敗が少なくなります。
最後に、あく抜きし終わったわらびを流水で洗い流したら完了です。
まとめ
わらびはほろ苦さが魅力的で、色々な料理に使える便利な食材です。
せっかくわらびを手に入れたら、どうせなら美味しく頂きたいですよね。
ぜひ、今回ご紹介した方法であく抜きを行い、美味しいわらび料理を堪能してくださいね!