せっせと一生懸命お雛様を飾ったものの油断をしたら…お雛様の髪の毛がボッサボサ!
ペットの仕業だったり、子供の仕業だったり、収納の仕方が悪かったりと原因は様々ですがさすがに、そのまま放置はしておけません。
そんな悲劇に遭遇したあなたに自分で雛人形の髪の毛の乱れの直す方法をご紹介します。
雛人形の乱れた髪を自分で修理する方法
残念ながらあまりにも髪の毛が乱れすぎている場合は、修理に持ち込まないと直らないことがほとんどです。
雛人形の頭皮が見えてしまっていたり、長い髪がバラバラになってしまっている場合は諦めて修理に持ち込みましょう。
それでは実際に髪の毛を手直しする方法をご紹介します。
絡まりをブラッシングする
雛人形の髪の毛は頭に接着剤で止められているだけの簡単なつくりです。少し引っ張っただけで髪の毛が取れてしまいます。
あまり触らないのが一番なのですが髪の毛が乱れていては可哀そうで見ていられませんよね。
そんなときは、優しく優しく絡まりをほどき整えましょう。
そこそこ値の張るお雛様であれば、髪をとかすためのミニブラシが付属されています。
そのミニブラシで頭の方から毛先にかけてゆっくり優しくとかしてくださいね。
ミニブラシがない方はこのようなセットがあれば今後も手直しがしやすくなるので重宝しますよ。
ハサミか濡らしたブラシや筆で整える
数本ぐらいの跳ねであればハサミで切ってしまうのがベストです。
跳ねている部分が見え無くなれば整っているように見えますので、余計なことをせずにハサミで跳ねている部分を切って整えてあげましょう。
結構な本数が跳ねている場合は濡らしたブラシか筆で髪をとかしましょう。
このときに、顔や頭皮の部分に水滴がつかないようにすることが重要です。
一度濡らしたブラシか筆の水を軽くきってから髪の毛をとかすようにしましょう。
それで髪の毛の形を整えれば完成です。
上記の方法を試してみても乱れ髪が直らない、むしろ壊れるのが怖くて触れない場合は大人しく雛人形の修理を検討しましょう。
料金はかかってしまいますが、これが一番無難かつベストな方法です。
きちんと職人さんに直してもらうことで、雛人形が綺麗によみがえりますので失敗したくない場合は最初からプロの修理を検討してみてください。
手袋装着は必須
雛人形はとってもデリケートですから素手で触るなんてもってのほか。
手についた少しの油汚れや手垢でも人形が傷んでしまう原因になります。
軍手でもいいのですがなかなか細かい作業がしにくい事もありますので薄手の手袋を用意するようにしてください。100均などで売っていますのでぜひ準備してくださいね!
雛人形の髪の毛の修理期間と金額は?
修理する雛人形自体が古くなっていて状態がよくなかったりすると、髪の植え替えなども必要になってくるケースもあります。
そうなると髪の植え替えに必要な部品代や修理代も高くなってしまいます。
普通に部品交換などをせずに髪の乱れを修理する程度なら一体あたり1万円~2万円ほどが相場となります。
しかし、肝心なのが修理期間です。
雛人形は1体づつ手作業なので、秋ごろから職人さんはかなり忙しくなってしまいます。
修理を申し込むなら、数ヶ月預けることも覚悟しておいた方が無難です。
お店によっても対応が全然違ってきますので確認は必須です。
お店によっては修理NGもある
1体づつ手作業のひな人形ですが、職人さんの作り方は微妙に違います。
なので、基本的には購入したところで修理できるかどうかを聞く必要があります。
ただ、購入したところが無くなってしまったり、引っ越して遠くなってしまった場合は、お近くにある専門のお店でお願いするしかありません。
ただ、あくまでもまったく新品と同じ状態に戻すのはむずかしいと思っておいてくださいね!
とはいっても職人さんはプロですから、素人目にはわからないレベルで仕上げられるはずです。
雛人形の修理が間に合わないなら購入も手段のひとつ
でも、ひな祭りでどうしても飾りたい!!
そんな人はひな人形を新たに購入することも検討してみてはいかがでしょうか?
雛人形といっても値段はピンキリですが、しっかりとしたお店で購入することをお勧めします。
安いからと言って百貨店などで購入してしまうとアフターサービスの連絡手段が無くなってしまうケースが多いからです。
保証や無償修理などのアフターサービスがしっかりとしたお店を選ぶのは最低限のポイントです。
購入時に様々な相談をすることができますので、出来るだけ節句人形アドバイザーがいるお店を選んだ方がいいでしょう。
ひな人形のお下がりはNG!?
実はひな人形のお下がりはNGです!
本来、ひな人形は1人1人のお守り代わりのものですから、お守りとして厄を吸収した雛人形を使うべきではないのです。
ただそうは言っても、雛人形は高額なものが多く、ポンポン買えるものではありませんよね・・・。
そんな時の対処法を記事にしてありますので、ぜひ参考にしてくださいね!
雛人形の髪をカビさせないお手入れ方法!
去年、気を付けて片づけたのにカビが…涙
そんなことにならないようにしっかりとしたしまい方をしてくださいね!
せっかくの雛人形を大事に長く飾るため、守ってほしいことはこれです!
・雛人形のホコリをおとす
・柔らかい紙で包む
・防虫剤か乾燥材を利用する
では、それぞれの項目をご説明しますね。
雛人形のホコリを落とす
雛人形には結構ホコリがついているんです。
そのまましまってしまうとダニなどの発生源ににもなってしまいますので、かならずホコリを取ってからしまうようにしましょう。
毛ばたきみたいなもので優しくサッサっとはたいてホコリを落としていきましょう。
この作業と同時に付属品などは全て外していきましょう。
柔らかい紙で包む
雛人形は湿気を嫌いますので、やわらかい紙で包むことによって、傷対策はもちろん、湿気対策にもなります。
購入時についていた紙などは出来るだけ捨てずにとっておくのがお勧めですよ。
防虫剤を入れる
防虫剤を少しでいいので入れるようにしましょう。
ただし、ナフタリンを用いた防虫剤とぼんぼりや台などの樹脂で出来ているものを一緒にしないようにしましょう。
ナフタリンは樹脂を溶かしてしまう性質がありますので、樹脂部分が溶けてしまいます。
雛人形の保管に使用するのであれば、樹脂などに無害なピレスロイド系の防虫剤を使用するようにしましょう。
防虫剤で有名なエステーのムシューダからはピレスロイド系で雛人形専用の防虫剤も出ています。
虫干しをする
雛人形は湿気や水滴に弱いというのはもうお分かりだと思いますが、少しのことで、顔にカビが生えたりお召し物が虫に食われたりと大変なんです。
きちんと温度・湿気や水分を逃がすためには9~10月ごろに一度雛人形を取り出して虫干しをしましょう。
直射日光では雛人形を傷めてしまいますので天気のいい日に日陰干しをしてください。
さらに風通しの良い場所に置くことも重要です。
自宅に収納スペースがないなら宅配レンタルスペース
「自宅に雛人形の収納スペースがない・・・」という状況ではありませんか?
屋内型のレンタルスペースを借りてそこに雛人形をしまっておくのも一つの手ですが月額料金がかかってしまいますし値段もお高めですよね。
そこでおすすめなのが宅配型トランクルームの活用です。
もちろん、大きな雛人形を宅配型トランクルームに預けることは出来ません。
しかしご自宅の収納が季節物の洋服やお布団、いつ使うかわからないアイテムなどで溢れている状態でしたら、それらのものを宅配型トランクルームにしまえば雛人形の収納スペースは確保出来ます。
その空いたスペースに雛人形を収納すれば経済的に収納場所を確保できますよ。
宅配型トランクルームで経済的にも保管環境にもこだわっているのが手軽に使える宅配型トランクルーム【minikura】です。
すごく使いやすいサービスなので雛人形の収納スペースにお困りの方はぜひ活用してくださいね。
まとめ
雛人形の髪の毛の直し方やお手入れ方法、保管方法をご説明してきました。
まずは乱れた雛人形の髪の毛を直して、来年の為にしっかりと保管するようにしてくださいね。
子供の成長を祝いながら、子供が大きくなるまで雛人形を大事にしていきたいですね!