小さい頃から知っている親戚の子供が、いよいよ小学生となりました。
お祝いを贈りますが、一緒に付ける手紙をどう書けば良いか分かりません。
今回は、そんな風に悩む人の為に入学祝いの書き方と見本を紹介します。
また、手紙やメッセージの書き方まで完全解説しますよ。
入学祝いの書き方の注意点!
入学祝いは、お祝いの思いを相手に伝えるものです。
だから、あまり固くならずに「おめでとう」の言葉を伝えましょう。
言葉使いは、親しい相手でしたら親しみを込めた普通の言葉で構いませんよ。
いつも通りの言葉で、心からお祝いの言葉を贈りたいですね。
注意するのは、せっかくのお祝いなのですから、いくら相手を心配していてもお説教のような言葉・・・
たとえば「もう大きいのですから、勉強もしっかりとがんばりましょう」や、「はじめての一人暮らしはさびしいでしょうが」などの、相手の気分が沈むような言葉を使わないことです。
それさえ気をつければ、きっと相手にもお祝いの思いが伝わりますよ。
入学祝の手紙やメッセージの書き方の例文をご紹介!
でも、手紙なんて書き方が分からないという場合、例文を参考にしましょう。
日本には季節の挨拶を初めとする、ある程度決まった形の文章があります。
それを使えば、きちんとした手紙が簡単に書けてしまうのですよ。
以下は、手紙の例文と、それを並べる順番になります。
時候のあいさつ
手紙の最初に入る、季節について書いた部分です
・春風が心地よい季節となりました。
・春とは言え、まだまだ肌寒い季節です。
・桜の季節となりました。
・葉桜の緑がまぶしい季節となりました。
手紙を書く時期に感じる季節を自分なりに伝えるのも素敵ですね。
お祝いの言葉
まずは、入学のお祝いを伝えましょう。
なお、上がお子様向け、下がご両親向けの文章になります。
・○○くん(ちゃん)、ご入学おめでとうございます。
・いよいよ○○くん(ちゃん)も小学生ですね、御入学おめでとうございます。
簡単でも、心がこもった言葉は相手を喜ばせますよ。
本文
詳しいお祝いの言葉や、相手に伝えたいことを書きましょう。
○○くん(ちゃん)も、とうとう小学生ですね。
これからも、ずっと元気でいてください。
少し前までは幼く可愛らしかった○○くん(ちゃん)がご立派に成長され、
月日がたつ早さに驚くばかりです。
ご家族の皆様のお慶びと感慨は格別のものでしょう。
この場合は子供の成長や、それを見守ってきたご両親に対する思いをお祝いの言葉に続けました。
もちろん、他に伝えたいことがある場合は 自分なりの言葉で伝えましょうね。
贈りものについて
一緒に贈りものを用意した場合、それについて付け加えます。
・○○くん(ちゃん)へのお祝いに、ささやかですが◎◎を贈ります。
・心ばかりではございますが、お祝いの印に◎◎を贈らせて頂きます。
お金や金券を贈った場合、どうぞお役立てくださいなどと付け加えるのもありですね。
結びの言葉
最後に付け加える文末の言葉で、簡単なあいさつでも構いませんが、最初の時候のあいさつを意識して書くと、綺麗にまとまりますよ。
それでは、お父さん、お母さんにもよろしくお伝えください。
ほんとうに、おめでとう。
最後になりますが、皆様のご健勝をお祈りいたします。
まだまだ肌寒い季節ですが、お風邪など召されぬようお過ごしください。
また、手紙の書き出しに「拝啓」を使った場合、結びには「敬具」と入ります。
「前略」という書き出しも見たことがあるかもしれませんが、これは「前を略する」つまり時候の挨拶文を書かない時に使い、結びは「早々」となるのです。
ちょっとした豆知識ですが、覚えておくと役に立ちますよ。
まとめ
お祝いの言葉は、それほど難しく考える必要はありませんよ。
どんな風に手紙を書けば良いのか分からない場合は、例文を見付けてきてから、それを自分なりの言葉にしてみれば良いのです。
お説教や相手の気分が沈んでしまうような言葉を使わなければ、きっとあなたのお祝いの気持ちは相手に伝わりますよ。