お正月といえば書初め!
でもお正月のいつ行ってもいいものでしょうか?
せっかく書初めを行うならルールを知っておきたい!
そんな方のために、書初めのルールをご紹介します。
書初めをやる意味や由来は?
おそらく多くの方は習字を思い浮かべると思いますが、
実は絵でも書初めになるんです!
もともとは平安時代に貴族がやっていたことなのですが、
江戸時代に庶民的な伝統行事になりました。
寺小屋などにより普及したと言われているんです。
ちなみに、書初めをする方向も決まっていて、
その年の縁起のいい方向に向かって書くそうですよ!
恵方巻と同じですね(笑)
正月の書初めはいつ行う?
書初めはお正月に行うものというイメージはありますが、
具体的にはいつ行うのでしょうか?
昔から、書初めは1月2日に行うとされています。
1月2日は「事始め」の日です。
何かを始めるにはピッタリの日ということです。
なので、この日に書初めをするという風習があるのですね。
そして、この書初めは小正月である1月15日まで飾り、
どんと焼きなどの火祭りでその書初めを焼きます。
書初めを焼くのにはきちんと意味があります。
焼いたときに上る煙。
この煙が高く上るほと、字が上達し目標が叶いやすくなるとされています。
また、神様が天に帰るという意味もあります。
この行事はお正月ならではですよね。
正月の書初めに必要な道具は?
物がなければ書初めが出来ません!
必要なものは
- 習字用の紙
- 筆
- 墨汁
これだけあれば、最低限は大丈夫です。
子供のお習字セットがあればそれだけで大丈夫ですね。
また、ほかにもあった方がいいのは
- 新聞紙
- 紙の大きさに合わせた手本
でしょうか。
新聞紙はシートのように大きく広げて、そのうえで書くようにすると床が汚れる心配がありません。
油断するとあちこちに墨汁が飛んでるんですよね…。
こんなとこまで!?というところにも…
なので新聞紙の上での書初めをおすすめします。
また、お手本ですが、紙の大きさに合わせると字が綺麗にかけます。
イメージトレーニングをしてから実際に書くと、
意外と綺麗に書けるので試してみてくださいね。
書初めでどんな言葉を書く?
年に一回の書初め。
せっかくなので、張り切って臨みたいものですよね。
どんな文字を書こうかも悩みますよね。
漢字一文字ですか?それとも四字熟語?
どちらにしろ、かっこよく書初めを行いたいもの。
では、いくつかかっこいい文字をご紹介します。
- 初志貫徹
- 花鳥風月
- 新春
- 飛翔
- 努力
などあげればきりがありませんね。
意味もなく字面だけを選んで書くより、
きちんと自分の目標や願いを表す漢字を選ぶのがベストです。
意味もなく選んでしまうと、
飾っているときに複雑な気分にもなりますからね。
また、どんな文字を書くか決まったら、
半紙なのか条幅なのかを決めましょう。
習字を習っていた方ならイメージしやすいですが、
授業でしか触れ合う機会がないと忘れてしまいますよね。
半紙の大きさはA4サイズぐらい!
条幅は半紙を縦に4枚ぐらい並べた長さだと
思ってもらえればわかりやすいかと思います。
漢字1~2文字であれば半紙で十分だと思いますし、
四字熟語であれば条幅ぐらい長いのが良いでしょう。
もちろん、半紙に四字熟語を書くのもOKです。
ただ、どちらに書くにしてもバランスが難しいです!
緊張してしまいますが、思いっきり書きましょう!
伝統的な書初め大会とは
書初め=小学生の行事と思っていた私ですが、
全国的にも大きく書初め大会が行われています。
それは『全日本書初め大展覧会』
おお、とても仰々しい名前ですね!
展示場所は日本武道館という素晴らしい場所。
しかも、席書だと予選もあって
なかなかのハイレベルなんです。
この大会で優秀賞を取るために、
焦点を合わせている学生も多いみたいですね。
選考の基準は字の上手さも関係ありますが、
低学年なら元気いっぱいかどうか、
それ以上の学年であれば技術を伴っているかなどいろいろです。
ここで賞を取ると、なかなか自慢できそうですよね。
まとめ
いかがでしたか?
意外と深い書初め。
あまり気にせずにいた方も、
ぜひ書初めを行ってみてくださいね。
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