お正月の子供にとって楽しみといえば、お年玉ですね。
ところで、このお年玉、いつあげるのが正しいのでしょうか?
また、あげる際には、どんな事に気をつけるのでしょうか?
今回は、お年玉をあげる期間とマナーについてのお話です。
お年玉はいつあげるのが正しい?
これは正月飾りを片付ける日で、昔は1月15日でした。
いわゆる「小正月」と呼ばれる日です。
田舎では現在も、この日に正月飾りを集めて焼く行事がありますね。
地方によって異なりますが「どんど焼き」と呼ばれる事が多いようです。
現在は一般的に、1月7日には「松が取れる」と言われます。
これは恐らく、仕事始めに正月気分を一新するためもあるのでしょう。
お年玉はお祝い事なので、松が取れる前にあげるのが正しいです。
つまり、現在は一般的に1月7日までです。
更にショートカットして三が日、1月の3日までの場合もありますね。
そして、お正月用のぽち袋が使えるのは、松が取れる前です。
もらえる子供にとっては、松が取れた後でも構わない気がします。
ただ、それは既に「お年玉」ではなく「お小遣い」です。
何となく、あげる方も、もらう方も、ややテンションが下がりますね。
お年玉については、親戚や家族で取り決めを行う場合もあります。
その場合は、誰にあげて誰にあげないかを確認しておきましょう。
普段どれだけ親密な関係であるかも、基準の一つになるでしょう。
また、やりとりの予定がないのにお年玉を受け取ってしまった場合。
お返しとして対応出来るようにポチ袋を用意しておきましょう。
お年玉をあげるときのマナーと豆知識
お年玉は子供にあげるものとは言え、お金のやり取りです。
だから、マナーを守った相応の受け渡しを行いたいですね。
あまり子供は気にしないでしょうが、以下がマナーとなります。
新札を使う
お正月のお祝い事なので、新札が相応しいです。
年末は銀行が立て込みますので、早めに準備しましょう。
お札の折り方、ぽち袋への入れ方
お札を三つ折りにする順番は、左側に畳んでから右側です。
複数枚のお札は、重ねて一度に折って下さい。
なお、お札の表面となる肖像画が内側に来るようにします。
ポチ袋に入れる際は、お札の天地を確認して右側が上。
具体的には肖像画の頭を上にして、金額が左下の状態です。
硬貨を入れる場合は、表側である絵柄を正面に向けます。
逆方向では、不祝儀の際の作法となりますので注意しましょう。
「そんなのわかりゃしない!」
っと適当に入れてしまっている人もいますが、そのお年玉を親が回収している人も中にはいます。
そうなれば、そういうマナーを気にする人は気にしますよ・・・?
ポチ袋への記名について
表側にあげる相手の名前、裏に自分の名前を入れます。
表面の絵柄が全面でも、なるべく表に相手の名前を記名します。
のり付けなどの封緘をしないのが基本ですが、シールなどもあります。
状況によって使い分けましょう。
ちなみに、ポチ袋のぽちは「これっぽっち(の金額)」から来るそうです。
それ故、袋に入れる金額も10,000円までがマナーになります。
お札の枚数も三枚くらいまでがスマートに見えます。
それを考えると、お年玉自体も上限は10,000円くらいになりますね。
もともと、お年玉の相場金額は,
小学生は学年に応じて1,000円~5,000円
中学生が5,000円程度
高校生が5,000円~10,000円。
大学生で10,000円程度
という相場になります。
ただ、これは地域や家庭によって開きがあります。
不安でしたら、事前に確認しておきましょう。
まとめ
子供の頃には気にもしなかった、お年玉を渡すマナー。
大人になってみると、けっこう細かいルールがあるんです。
ここは一つ、大人の嗜みとしてスマートに行きたいですね。
そして、お年玉を渡された子供の笑顔を喜びたいものです。
こちらの記事も参考にしてくださいね!
⇒子供や親戚のお年玉は何歳からあげる?いくらあげる?相場は?