晴れた日に飛行機雲を見つけたことありますよね。
青い空に伸びていく白い雲を見ていると、ちょっとどこかに出かけたくなったりしませんか?
すがすがしい感じもする飛行機雲。
でも、実は雨が降る前兆って聞いたけど…、最近テレビでも取り上げられてたみたいだけど…、本当なの??
なんか聞いたことあるような…、という人も多いかもしれません。
でも、天気にまつわる話って嘘も多いって聞くし…、結局嘘か本当か分からない、なんて人もいるかもしれません。
飛行機雲が出ると雨が降るの?晴れるの?
正解をいってしまうと、雨なんです。
飛行機雲が雨の降る前兆って知っていましたか??
なぜ雨が降るのかさえ分かれば、もう間違えないはず。
飛行機雲が出来る理由
まず、なぜ飛行機雲ができるのかを考えてみましょう。
上空の空気は地表と比べてかなり寒いということが大前提です。
空気が冷えているということは、空気中の水分(水蒸気)は水や氷になりやすいということです。
飛行機雲ができるのは、飛行機の排気ガスに含まれる水蒸気が雲になるからです。
飛行機雲もちゃんとした雲であり、けっして煙ではありません。
空気中に漂う微細なチリやホコリが雲の核となり、水蒸気が冷やされることで雲になるため、雲の原料は水蒸気といえます。
上空の空気が湿っている場合、水分が蒸発しにくいので、飛行機雲も消えにくくなります。
そのため、飛行機雲が長く残る場合は雨が近いといえるのです。
逆に、上空の空気が乾燥していると飛行機雲の水蒸気も蒸発しやすくなり、すぐに消えてしまうことになります。
このため、飛行機雲がすぐに消えるときは晴れが続くのです。
ただ、上空に強い風が吹いているときは雲も流れてしまいますので、判断がつきにくいことが多いようです。
飛行機雲ができる理由をおさらいしておきましょう。
飛行機雲も雲ができる条件と同じように、上空の気温が低い(マイナス40℃以下)こと、チリやホコリが浮遊していること、湿度が高いことの3つが挙げられます。
この条件がそろうことで、できやすく消えにくい飛行機雲になります。
ということは、飛行機雲が長くできるときは雨の前兆ということです。
天気に関するほかの言葉の真実は
天気に関することわざはものすごくたくさんあります。
昔から天気は人の関心が高かったためといわれていますが、その真偽は不明のものやこじつけのものも多いようです。
いくつかご紹介しますが、聞いたことがあるものも多いのではないでしょうか。
・猫が顔を洗うと雨
根拠はあまりないそうですが、温かくなるとノミなどの寄生虫の活動が活発になり、かゆくなるために顔を洗うといわれています。
でも、温かくなるのは雨が降る時とは限りませんよね。
・ツバメが低く飛ぶと雨
これは、ツバメの餌である羽虫の羽が湿気により重くなり、低く飛ぶためだといわれています。
・夕焼けの翌日は晴れ
一般的には天気は西から移るので、西の空が晴れていれば晴れると考えられます。
ただ、雨雲が近いときもより赤く見えるときがあるので、一概にそうとはいえないようです。
・朝虹(あさにじ)は雨、夕虹(ゆうにじ)は晴れ
太陽の位置で虹の見える位置は異なります。
朝は太陽が東にあるため、虹ができると西に見えます。
この時、西の空は雨か湿度が高い状態のため、次第に天気が悪くなるということです。
逆に、夕方には太陽は西にあるため、虹は東に見えます。
この時は、東の空の天気が悪いためなので、雨は降らないという言い伝えです。
このほかにも本当にたくさんの伝承がありますが、天気の予想は昔から難しいものです。
地域によっても、季節によっても、その年によっても天気の予想は変わりますし。
現代のコンピューターでも100%当たることはありません。
それだけ、天気予報というものは難しいのです。
まとめ
昔の人々の天気に寄せる思いを考えると感慨深いものがありますね。
次に飛行機雲を見つけたときには、この話を思い出して観察してみてくださいね。
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