「まだ子供だから・・・」
幼稚園や保育園の子供なら、
誰しも納得する年齢。
幼い見た目や、つたない可愛らしい行動からも、
つい目元が緩んでしまいます。
でも、
小学生になって、更に成長していくと、
よく分からなくなってくる。
見た目だけなら、
身長も伸びて、子供には見えなかったり。
親としては、
いったい何歳まで「子供」なの?
そう思ってしまいますよね。
判断に困ることもあります。
そこんとこ、私も知りたい!
さっそく調べてみました。
子供として許される年齢とは!?
大人が巻き込んだなら大人が刑罰を受けるけど、
子供が自主的にやってしまったら?
いったい何歳まで「子供だから」が通用するの??
【 一般的な認識 】
子供(児童)として扱われるのは、
一般的には小学生の間。
6歳から12歳までになります。
法律って、ややこしいもので、道路交通法だと、
6歳から13歳まで児童の扱い。
でも、一般的には「小学生まで」の認識が、浸透しているので、
やっぱり、6歳から12歳の小学生までの年齢が
「子供」という扱いです。
日常生活の上では一般的な認識を優先しましょう。
【 法律上はどうなの? 】
日本の法律って、分けかた色々ありすぎ。
もっと一般人に分かるようにしてよ!
そう思ってしまいます。
その法律をラフにしちゃいますね。
- 乳児は1歳未満。
- 幼児は1歳以上で小学校前まで。
- 学校教育法の学齢児童は6歳から12歳まで。
ここまでが、一般的に「子供」って言われる年齢です。
余談として、この他だと、
親としての義務がある、福祉法は20歳まで。
児童福祉法だと、18歳までが児童。
児童ポルノとか、そういう保護の法律も18歳。
少年法は20歳。
20歳までは未成年者。
中学校卒業してから20代前半まで、
「青年」や「青少年」。
他にもいろいろあるけれど、
おおまかに言っちゃうと
18歳までは児童って扱いのようです。
いろいろな呼び名が!?子供時代の年齢別の名称とは!?
色々な思い出も多いですよね。
なんでこう呼ばれてたんだろ?みたいな。
子供たちって、秀逸な呼び名をつけるものです。
発想力のカタマリ。
ここでは、そういった思い出ではなく、俳句などにも使える
正式な呼び方を書いてみますね。
【 2~3歳 】
◆ 孩提(がいてい)◆
「孩」は、幼児の可愛らしい笑顔。
「提」は、ダッコされる事の意味。
そういった部分から、
幼児を指して、そう呼ばれます。
【 7歳未満 】
◆ 悼(とう)◆
7歳未満の子供を、そう呼びます。
80歳~90歳を「耄(もう)」といい、
昔は、
「 悼(とう)」と「耄(もう)」には
たとえ有罪でも刑罰をしてはいけない。
そう言われていたそうです。
【 7~8歳 】
◆ 三尺の童子(さんじゃくのどうじ)◆
一尺が2歳半だそうで、
三尺がこの年齢を指すそうです。
ちなみに、
大人になっても無知な人に
今でも使われる事もあるそうで・・・。
そう言われないように、
私も気をつけなくては!
【 10歳】
◆ 幼・幼学(よう・ようがく)◆
産まれて10年。
10年間で色々学んだことから
そう呼ばれるそうです。
【 10歳くらい 】
◆ 辻髪(つじがみ)◆
10歳の呼び名もあって、
さらに10歳くらい・・・?
見た目が曖昧な場合なのでしょうか。
昔は、この頃になると、つむじの部分を中心にして、
そのまわりの髪を丸く残し、そこ以外の部分を剃ったヘアースタイルに。
時々、大河ドラマでも見るような・・・
そのヘアースタイルの名前だそうです。
【 15歳 】
◆ 男性:志学(しがく)◆
◆ 女性:笄年(けいねん)◆
今までは、子供は子供ってだけだったけど、
男性と女性の扱いに変わります。
15歳でこころざしを決める。
現在で言うと、進路を決めるような感じですね。
女性の場合は、昔の日本では、簪(かんざし)を付けます。
現在で言う所の、アクセサリーが許される年齢です。
大人として、完全ではなくても、
認められる年齢だったのですね。
現代でも15歳といったら、どんな仕事につこうか、とか、
運動で活躍しているなら、そういった高校に入って・・・
そんなふうに、
自分の進みたい道を考え始めます。
【 16歳 】
◆ 女性限定:破瓜(はか)◆
16歳は女性が結婚できる年齢。
「瓜」の字を縦に分けると
「八」の字がふたつ出来て
足すと「十六」になる、という所からだそうです。
なんで縦に割っちゃうの?
結婚できる年齢になったんです。
そこはお察しを。
【 20歳 】
◆ 二十路(ふたそじ)・二十歳(はたち)◆
◆ 男性限定:弱冠(じゃっかん)・丁年(ていねん)◆
一人前の大人として、認められた証拠となる年齢です。
戦争が始まると、戦争の後期には
16歳前後の男性も召集されましたが、
最初は、20歳になった男性が対象だったんですね。
戦時中に書かれたご家族の文章を読むと、
「丁年」という言葉が多く見られとても切なくなります。
子供たちのためにも、平和な社会を作っていきたいものですね。
まとめ
いかがでしたか?
私は、小学5年生の頃、
電車の切符を「子供料金」で買ったら、
駅員室に連れて行かれ大人たちに囲まれて説教されました。
当時の私は、身長も高く、やけに落ち着いた表情の、
子供らしくない子供だったんですね。
でも中身は子供。
今なら言い返せるような事も、怖くて、ただただ怖くて、
怯えて何も言えない・・・
結局、大人料金を払わされました。
今でもちょっとココロに傷が。
どんなに身長が高く、見た目の成長が早くても、
中身はまだまだ、未熟な子供です。
子供が・・・が通用するのは、大抵は小学生まで。
子供、が通用するうちに、良いこと、悪いこと、
しっかり教えていかないといけませんね。
私自身も子供がいます。
子供と一緒に、成長していきたいと、努力の日々です。
みんな悩んで、毎日が戦いです。
私たちも、負けずにいきましょうね!
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