春の暖かな日差しのもと、あざやかな黄色におおわれた菜の花畑はできるものなら飛び込んでしまいたくなるくらい美しいですね!
でも、あの菜の花は食べられるのかしら?と考えたことはないでしょうか。
じつは知ってしまえば、春には欠かせない食材になるはずです。
野菜売り場では春になると、お客さまの「菜ばなはありますか?」という声がよく聞こえてくるものです。
食卓の季節の献立にははずせないかもしれません。
菜の花の花は食べられるの?どんな味!?
菜の花は「菜の花」という植物かというと本当はアブラナ科の野菜の花は皆、菜の花です。
お店に売っている大根、白菜、チンゲン菜、小松菜などアブラナ科の野菜はとてもたくさんあります。
春はお店の中でも放っておくと黄色い花芽がでてくることもありますよ。
お店に売っている野菜なら少しの花が咲いてもおいしく食べられます。
ただし、野原や道端の菜の花は食用に栽培した品種ではないので衛生上でも、味も苦みが強いかもしれませんから食べない方が無難でしょう。
また逆に春の菜の花を食べるための野菜もありますね。
「なばな」といって、菜の花のつぼみの状態で15センチくらいに切りそろえて売られている野菜です。
1月から3月が旬の時期で少し苦みもありますが、ツルっとした独特の食感でおいしいです。
「春の七草」をわざわざ食べるのと同じで冬に不足しがちなビタミンやミネラルの補給にもなります。
なばなにはビタミンB群やβカロテン、ミネラルであるカリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、リンなど豊富な栄養素がふくまれています。
動物もまだ寒い春のあいだに野菜や草の新芽を食べて、ビタミンの補給をしたりします。
おもしろいですね。
菜の花の花のおすすめ調理方法!
では、おすすめ調理方法を2つご紹介します。
調理方法はいろいろあるでしょうが、料理が苦手な私でも何とかできる調理方法ですから、お試しあれ。
〈なばなのおひたし〉
材料(4人分)
なばな 1袋
☆砂糖 大さじ2
☆しょうゆ 大さじ3
☆洋からしまたは唐辛子 お好みで
①根元を1センチほど切り落とし、洗う。
②お湯を沸かし塩をひとつまみ入れて、①を2分ほどゆでる。
③ ②を冷水にとって、軽くしぼって4~5センチほどに切る。
④ ボールに☆を混ぜて、③を入れて混ぜ合わせて器に盛りつける。
ポイント:なばなが柔らかくなりすぎないように気をつけてね。
もう一つ、おしゃれなレシピをどうぞ。
〈小エビとなばなのクリームパスタ〉
材料(2人分)
スパゲッティ 140g(袋の表示通りにゆでる)
むきえび 150g(洗ってざるにあげておく)
なばな 100g(ゆでて3センチほどに切っておく)
玉ねぎ 1/2個(繊維にそって薄切りにする)
ニンニク 1かけ(みじん切り)
塩・コショウ 少々
オリーブ油 大さじ1
☆はボールに混ぜておく
☆生クリーム 200㏄
☆牛乳 200㏄
☆白ワイン 大さじ1
☆顆粒コンソメ 小さじ1
☆塩 小さじ1/2
①フライパンにオリーブ油とニンニクを入れて火をつける。
②香りがたったら、中火にして
玉ねぎとむきえびを入れて1分いためる。
③塩・コショウをしてボールの☆を入れて6分煮る。
④ゆでたなばなを加えてサッと煮る。
⑤皿にゆでたスパゲッティを盛りつけて④をかけてできあがり。
ポイント:できるようなら、始めにスパゲッティをゆでるお湯を
わかし始めてから①から進めると、同時進行でスパゲッティをゆでて
ちょうど③のあたりでゆであがりますよ。
まとめ
いかがですか?
ついつい買った菜の花が咲いてしまったらぜひ調理してみてくださいね!
あたたかい日差しと小鳥のさえずりが嬉しい春の季節を感じたら、家族で旬のなばなを味わってみるのも良いのではないでしょうか!