真冬の外での作業や掃除、電車の待ち時間って、本当に辛いですよね…
北風は遠慮なくピューピュー吹くし、アスファルトは冷たいし、太陽が当ってもすぐにくもっちゃったり…。
そんな時の強い味方が、使い捨てカイロ!
私はすぐに冷えで腰を痛めるので、冬になるともう毎日のように腰に使い捨てカイロを貼って生活しています…
だけど毎年思うのが、毎日毎日使い捨てカイロを使い捨ててると、けっこうな出費になり、エグい……!!
使い捨てカイロが再利用できたならこんなことにはならないのに…でも使い捨てカイロは使い捨てだからこそであって、再利用できたら使い捨てカイロのアイデンティティとは…
なんて悩んでいた私なのですが、まさかの情報を耳にしました!
使い捨てカイロを復活させる方法ってあるの?
ええ~!?
使い捨てカイロって復活させられるの!?
そうなると使い捨てカイロのアイデンティティとは…!?
いえ、アイデンティティはともかく、使い捨てカイロを復活させるなんてこと、可能なのでしょうか?
結論を言ってしまえばこれは無理です。
カイロの中って何が入ってるかご存知ですか?
カイロの中には、
★鉄粉
空気中の水分や酸素に接触すると熱くなる性質を持つ鉄の粉
★塩類
鉄を錆化させ、熱をもたせる
★活性炭
空気を取り込む性質の活性炭により、鉄粉により多くの酸素が接触し発熱へとつながります。
などなどが入っています。
他には、水や、水を外に染み出させないためのバーミキュライトという鉱物などが入っているんです。
つまり、カイロの中にある鉄粉が空気や空気中の水分に触れることにより、塩類や活性炭の助けを借りつつ発熱する…というのがカイロの仕組みなんですね。
そう、「空気に触れて発熱」するんです。
その化学反応が終わってしまえば、暖かくなることはありません。
ただし、一時的にカイロを保存する方法ならなんとかなります!
使用中の使い捨てカイロを一時的に保存する方法!
空気に触れると発熱するカイロ。
では、空気に触れなければ発熱が続かず、暖かいまま保存できるという理屈にたどり着いたわけですが、調べてみるとこの理屈、どうやら正解のようです!
この理屈のもとに、カイロを保存、復活させる方法があります。
用意するのは、なんとビニール袋とガムテープのみ!
1.使用が終わったカイロ(まだ暖かい状態)をビニール袋に入れます
2.空気を抜き、真空状態にします。
3.袋をなるべくカイロのサイズぴったりになるまで折りたたみます
4.ガムテープで密封!
以上です!
この方法で保存すると、再度使う際に少しもんであげるだけでまた暖かいカイロになるというわけです。
ビニール袋の他にも、ジップロックを使って空気を抜くこともできます。
外出の際にはジップロックの方がお手軽かもしれません。
ただし、使用できる時間はうんと短くなるので、そこはご了承ください…
この復活方法は、あくまで「まだ暖かいカイロ」であることが前提です。
カイロの内容物であり発熱の原因となっている鉄粉は、一度酸素に触れて発熱しきってしまうと、鉄粉は酸化鉄と変化してしまいます。
酸化鉄はすでに酸化してしまっているため、空気に触れても発熱はしません。
では、どうすれば再び発熱するかというと、酸化鉄から酸素を抜くことが必要となります。
この酸素を抜く、という作業は、まず現実的に可能ではありません。
というわけで、完全に冷えてしまったカイロを復活する方法は、ないんです…。
う~ん、冷たいカイロから復活してくれれば、これ以上のことはないのですが、
そこはやっぱり使い捨てカイロのアイデンティティ。
使いきってしまったら潔く捨てましょう。
まとめ
冬には手放せない大事な相棒、使い捨てカイロ。
電車の待ち時間や帰宅時など、ちょっとの間だけ使ってその後は放置、なんていう状態のカイロを、そのまま冷たくさせてしまうのは忍びないですよね。
ちょっとしたひと手間で冬の相棒の暖かさが維持できるとあらば、カイロのためにも、そして私たちのためにもなります。
ビニール袋とガムテープで、カイロの保存、ぜひチャレンジしてみてください!
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