すっぱくてよい香りのするかぼす。
薬味として焼き魚やポン酢にきゅっと絞ると、さわやかな香りとちょうどいい酸味で料理をさらに美味しくしてくれます。
そんな名わき役のかぼすですが、家にあるととっても重宝するものの、たくさんあっても使い切れなかったり保存の方法が分からなかったりしませんか?
生の果物、それも柑橘類って、冷蔵庫でどれくらい保存できるのか気になりますよね。
だけど、あると便利な薬味なのです!
というわけで、かぼすの保存方法をご紹介します。
かぼすの保存方法と保存できる期間!
かぼすを保存する場合、涼しい場所に常温でおいたまま、というお宅も多いのではないでしょうか?
だけどこの常温保存、かぼすにとってはNGです!
常温保存では、かぼすの一番大事な、あの香りがすぐになくなってしまうんです。
では一体、どういう方法がかぼすにとって最善なのかというと、ズバリ冷蔵保存なんです!
まず、ポリ袋などを用意して、その中にかぼすを入れます。
そしてそのまま、冷蔵庫の野菜室に入れるだけでOK!
これで、二週間ほど香りを維持した状態でかぼすを保存することができます。
いやいや、二週間では足りない!もっと保存したい!
という場合には、さらに保存期間をのばすことのできる冷凍保存をおすすめします!
かぼすを絞った果汁から種などを取り除いたものを、製氷皿に入れて冷凍します。
この絞り汁氷をジップロックに入れて冷凍庫に保存すれば、なんと一年くらい保存できちゃうんです!
ただし保存に使うかぼすは、香りが鮮やかに感じられる、一番新鮮なものを使うようにしてください。
ジップロックで冷凍保存なら、使いたいときに使いたいだけ取り出せるのでとっても便利ですね!
かぼすの美味しい使い方アイデア!
かぼすの保存方法が分かったところで、次はかぼすを楽しむためのアイデアをご紹介します♪
まずは、基本であるかぼすの切り方と絞り方から!
かぼすをよく洗って、まな板の上でかぼすを掌で軽く抑えながら転がし、絞りやすくなるように下準備をしておきます。
タテ2等分、ヨコ4等分など、使いやすい大きさに切って、皮を下にして絞ります。
絞るときに皮を下にするのは、かぼすのいい香りの元である精油が皮の方にあるからなんです。
ついつい実の方を下にして絞りがちですが、いい香りをうんと楽しむために皮を下にして絞りましょう。
かぼすの準備ができたら、どんどん料理に使っていきましょう!
かぼすバター
溶かしたバターにかぼすを絞りいれるだけ。
ソテーなどにかけるバターにかぼすを加えると、酸味が加わってとっても食べやすくなります!
かぼすジュース
炭酸水にかぼす1個分の果汁を絞りいれ、シロップやハチミツなどで味を調えれば完成。
香りがよく、適度なすっぱさがあるかぼすはジュースにも使えちゃいます。
ちょっとすっぱめが好みという人は、絞りいれるかぼすの果汁の量を多めにしてみてください。
かぼすゼリー
かぼす2個を半分に切って、中身をスプーンでくりぬき、果汁を絞ります。
かぼすの皮は器として置けるように、底の部分を平らにカットしておきます。
鍋に水100gを温め、砂糖20gをよく溶かしてから、ゼラチン2gと、さきに絞ったかぼすの果汁を入れ、よく混ぜます。
ゼラチン液をかぼすの皮に入れて、冷蔵庫で冷やせば完成!
美味しくて見た目もとっても可愛いかぼすゼリーです。
コツはゼラチン液を沸騰させないこと。簡単なので、子どもと一緒に作ってみましょう。
かぼすのホットドリンク
カップにかぼすの絞り汁を大さじ2程度、黒砂糖を大さじ1入れて、熱湯200ccを注ぐだけ。
甘くてさっぱり、さらに体が温まるホットドリンクです。
生姜を加えるとさらに体が温まるのでおすすめですよ!
かぼすご飯
かぼす1個の3分の2程度を薄切りにしておきます。
ボウルにわったご飯に、残しておいた3分の1のかぼすを絞り、ごま油を少量、塩を少々加えて混ぜます。
器にご飯を盛り、薄切りにしたかぼすを乗せて飾りつけます。
さっぱりしていて美味しく、カンタンにできるかぼすご飯は、おにぎりにアレンジしてもするいいですね。
まとめ
いざ買っておいても、ついつい持て余してしまうかぼす。
保存方法を知っておくと、料理のレパートリーも増えますね!
今回ご紹介したレシピのほかにも、かぼすを使った美味しいメニューはたくさんありますので、かぼすが手に入ったときは、香りと味をフルに楽しんでみてください。
そして、あまった場合は冷蔵&冷凍で保存して、効率よくかぼすを使いこなしましょう♪